IOT機器だけじゃない?地域密着サービスが遠距離介護の救世主?
公的介護保険制度が導入されて今年で22年目を迎えた。
「このサービスの恩恵を受けている高齢者は多いが、遠距離介護をする家族にすれば、介護保険の枠内では、手の届かないサービスも少なくありません」と話すのは、高齢者の介護に詳しい遠距離介護支援協会の代表理事、神戸貴子さんだ。
その一つに、薬の服用がある。お薬カレンダーの日にちごとのポケットから、薬を高齢者に手渡すとなると、介護保険外のサービスになり、ヘルパーの担当業務を超える。
この行為は、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)の技術を駆使しても、また家庭用ロボットに頼んでも、そこまで徹底させるのは難しい。遠距離介護の家族にとって、薬の飲み忘れの管理は大きな課題となっている。
それを可能にしているのはやはり〝人〟だ。畑違いの弁当屋さんが事業に一役買っている。
「うちのサービスは、契約者の了解があれば、お年寄りの自宅の中に入り、本人に直接、お弁当を届けます。お薬カレンダーを利用しているお宅では、ヘルパーさんは介護保険の縛りでできないが、私たちはその縛りはなく本人の希望があれば、無償で薬を渡しています」
在宅配食サービス「ニコニコキッチン」練馬中央店(東京都練馬区)のマネジャー、吉田悟司さんが同店のサービスを説明する。
配達の際、自宅に入るには鍵を空けなければならない。ここで活躍するのは、ハイテクではなく、アナログなキーボックスだ。同店ではこれを貸し出し、その中に家の鍵を保管する仕組みを考案した。
「お弁当を届けるだけでなく、ケアマネジャーさんやヘルパーさんとも密接に連携し、介護計画の会議にも参加しています」(吉田さん)
この連携により、それまで連絡していなかったケアマネジャーとつながり、介護用ベッドやシルバーカーをそろえてもらい、家の中の手すりの設置にもつながる。
ヘルパーとつながれば、掃除をしてもらい部屋がきれいになる。
デイサービスに通うようになれば、友人や話し相手を見つけ、孤独な生活から脱却することができる。
弁当を定期的に届けている中で、高齢者の異変を発見したこともある。
「お弁当を届けても応答がなく、家の中からシャワーの音が聞こえたので、おかしいと思ったら、風呂場で倒れており、救急車を呼んで、助けることができました。また別のケースではトイレで倒れて動けない人を救助したこともあります」
同店ではこのほか、ペットボトルのふたの開栓、電球の取り換えなども無償で行っている。
昔、放映された青春ドラマの「何でもやる会社」の現代版のようなきめ細かいサービスだ。
神戸さんは関連団体「わたしの看護師さん」も手掛け、介護保険では対応できないサービスをいくつも提供している。
病院の付き添いは遠距離介護だと、いつも一緒に行くことは難しい。
ケアマネジャーによる介護計画の中に入っていればヘルパーが付き添えるが、それは診察室の外まで。
「わたしの看護師さん」では、診察室の中まで付き添い、医師の診断を聞き、家族に報告するサービスを提供している。
「介護を家族だけで完璧にしようとすると、疲弊してしまう。最新機器に頼るところはそれに頼り、機器ができないことは外部のプロに頼り、遠距離介護の家族の負担を減らすことが大切になってきます」
神戸さんはこのように話している。
(引用ヤフーニュース)
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遠距離介護にIOT機器は強い味方
様々な機械を使いこなして遠距離介護っていうのが主流になりつつある
一昔前のように介護のため、仕事をやめて実家に帰るっていうのはよくある話でしたが、今は働く人口も少なくなっているし仕事をやめたら介護する子どもたちの生活が破綻してしまいますからね…。
そんな中で、IOT機器を利用して介護を遠距離の中行うのが主流になりつつありますね。
見守りカメラ、見守りインターホン、見守り給湯器に見守り電話…。
結構色んなサービスが増えています。
IOT機器+介護保険サービスを駆使していくのが今のトレンドって感じですね。
でも、この二つを組み合わせてもなかなか賄えない所って確かにありますよね…。
そんな中、地域独自のサービスが流行っているようですね。
弁当屋さんがお薬を飲ませてくれる?
介護保険だと、お薬を自宅で飲ませる行為は訪問看護しか対応が出来ませんね…。
かといって、訪問看護をそのために導入するのは現実的ではないし、他のサービスが介入できなくなっちゃいますからね…。
そんな中でお弁当屋さんは介護保険サービスではないのでお薬を飲ませるのも問題なし。
一般的なお弁当配食サービスは見守りも兼ねているので【公式】ケアマネ介護福祉士もよくご利用させていただいております。
また、人が定期的に来てくれるっていうだけで、認知症の低下予防だったり詐欺被害にあう確率が下がったりと他の効果もあるみたいですからね…。
温かい食事を持って来てくれるだけじゃないのがお弁当屋さんの二次的効果であり、遠距離介護の強い味方ですね…。
ヤクルト屋さんとかも見守りサービスとワンセット
全国に広がるヤクルトレディさんもそういったサービスをしてくれますよね…。
大体遠距離介護をしているご自宅はヤクルトさんだったりとか、配食サービスを紹介することが多いです。
いくらIOTがすすんで色んな事が機械化されて行っても、人と人が直接触れ合うサービスっていうのは必要ですし安心感が違うのでしょう。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはニッチだけど需要がある地域包括ケアの主役的サービス
ニッチだけど本当に必要
本当にコレが必要ですね…。
これから介護業界は介護保険だけに頼らず、地域独自のサービスを作って自分たちでどうにかしていこうっていうのが道筋…。
介護保険に縛られないサービスって事でこういった配食+見守り+服薬っていうハイブリットなサービスはこれから重宝するんじゃないですかね…?
そのうち配食+食事介助とか、早朝、夕食とかのサービスまで出てくるのかなと期待している【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
田舎は衰退するだけ…
ホントに今回の新型コロナウイルス感染症で味わいましたが、配食サービスどころか出前一つこない【公式】ケアマネ介護福祉士の地域…。
ホントどうやって生活したらいいんだろうと思ってしまいますね…。
ニッチなサービスだけに、元々既に衰退している地域は赤字覚悟でサービスを展開する慈善事業が現れるのか地域全体でお金を出し合って独自サービスを新たに立ち上げるのか…。
それとも互助的に費用を取らずにみんなで支えあうのか…。
地方は既にその岐路に立たされているんじゃないかなと思ってしまいます。