緩和ケアに朗報。触ると痛みが軽減する人形Reliebo
手にはめると優しく握り返すような動きをして、注射などの痛みや不安を和らげるロボットを開発したと、筑波大の田中文英准教授らの研究チームが17日、発表した。
痛みを和らげるために身体をさする行為は看護や介護の現場で日常的に行われ、その効果も研究されている。田中さんは「人にさすられるのと近い効果を生んだ可能性がある。多忙な現場で役立てたい」と話している。
ロボットはこぶし大で、ぬいぐるみのような生地で覆われている。手に巻き付けて握ると、胴体に内蔵されたエアバッグが反応し、握り返されたような感覚が得られる。
愛称は「Reliebo(リリーボ)」。
(引用ヤフーニュース)
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終末期の緩和ケアは多くの人が通る道
痛みが出てくる終末期ケア
【公式】ケアマネ介護福祉士は仕事柄、多くの終末期を過ごした人達と時間をご一緒させてはいただきましたが、もちろん自分が体験したわけではありません。
正直な所老衰の方は喋ったりすることも難しい方が多かったので、痛みだったりっていうのを訴える事が出来る人はほとんどいませんでした。
在宅のケアマネジャーとして、ガン末期の比較的年齢が若い人は痛みを訴える人が多い印象ですね。
あくまでも印象なので何とも言えませんが…。
どこが痛いとか、どう痛いとかっていうんじゃなくて、なんとなくどことなく痛いような体の置き場所がないような感じの事を皆さん仰ります。
一般的にはお薬を使ってなんとなく意識ごと吹っ飛ばして誤魔化したりしますが、やりすぎると意識自体を保てなくなっちゃったりするのであんまり早い段階で流行らないことが多いですね。
その代わりに何をするか…。
一般的には触ったり揉んだりっていう緩和的なマッサージ…。
ヴェポラッブ の半分はやさしさで出来ているというのはあながち嘘ではなく、あの薬を塗るために地肌に触れる。
それが緩和的な効果を生み出すそうです。
プラセボ効果も大きいですが、子供とかはホントに気管が広がって呼吸が楽になるらしいですからね。
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そんなさすったりと同じ効果が人形で?
普通の人形に見えるけど…
もう見た目は普通の人形ですよね?
ただこの人形…。
握ると握り返したような反応を見せるって事みたいです。
中にエアバックが入っていて、握り返したような反応を体が感じ取って緩和ケアにつながるそうな…。
凄くない?
しかも効果が実証されているんでしょ?
正直な所、もう人間にしかできないことがホントになくなってきてる証明って感じ…。
さすったり、声をかけて安心してもらったり…。
そんな人間にしかできないと思っていたことが機械でも可能…。
介護職員がフルアンドロイドでもいい時代が目の前に来ているんではないかと戦々恐々市そうな話ですね。
子供や一人暮らしにも使えるんじゃ…
緩和ケア以外にも使えそうな気がしますね…。
子供の夜泣きや一人でのお休みトレーニングにも使えそう…。
サイズや力加減を変えたら抱き枕じゃなくて抱かれ枕とかにもなりそう…。
抱かれ枕になったとして、推しの顔とか全身プリントとかがされていたら一気に高額推し活グッズに変わるんじゃ…。
一人暮らしで寂しいときに抱かれたり…。
色んな転用が可能だし、ホントに結婚相手どころか人との関わりが必要じゃなくなっちゃうんじゃないかとひやひやしそうな感じですね…。
ただ、子育ては両親共働きが多くて、親御さんだけじゃなくて高齢者も働く時代…。
物理的距離も離れていることあ多くなってきているし、機械に頼れるところは頼らないと安心して仕事が出来ないのも現実じゃないでしょうか?
ワーキングプアの【公式】一家ですら、食洗器や乾燥機付き洗濯機、電子圧力鍋と時短家電はフル稼働です。
ちょうど一昨日食洗器が壊れて【公式】一家のQOLは爆発的に低下しました。
家事は完全に機械を使ってようやく何とかなるくらい…。
育児も機械に頼る部分が多くなればもしかしたら家事や仕事との両立がしやすくなって出生率も上がるかも…。
そんなことを期待してしまう【公式】ケアマネ介護福祉士です。
在宅介護や看取りが増える?
介護で辛いのは肉体より精神…
皆さん仰るのが、介護の辛さって体よりも精神的なものを訴える人が結構多いですね。
いつまで続くかわからない不安とか、利用者さんが訴える解決策のない体調不良とか…。
本当に家族が先に潰れていきそうになる姿を見てきています。
在宅の見取りを決意したのにもかかわらず、お互いが納得できず辛い想いだけを残して終わるなんて事があるとケアマネも自信を失ってしまう。
本当にキツイよなあって思います。
そんな在宅での看取りを救ういったんとなるのであればこの人形は世紀の大発明と言っても過言ではないくらい素晴らしいものになるのではないでしょうか?
【公式】ケアマネ介護福祉士的に在宅での看取りを不幸にしないために…
本当によくある話…
在宅での看取りを決心して自宅での生活が始まっても、利用者さんが痛みの訴えが強すぎて家族がノイローゼになったりデイサービスやショートステイ、レスパイトを長期で入れたいと話し始めたり…。
最早これでは何のための看取りかわからなくなりますよね…。
短期的にだったらまだしも、そのマインドに陥っている時点で正直なところ、在宅での看取りを決意したことに公開している状態…。
そうならないためにケアマネや訪問診療、訪問看護や介護サービス事業所が介入しているハズなのに…。
それだけ緩和ケアというものが重要かつしんどいものって事なんでしょうね。
解決しない痛みや体調不良によって家族が疲弊する…。
正直な所、そうなる前にチームで支える必要があるんでしょうけど、何かがズレるとこうやって誰も得しないターミナルケアが出来上がってしまいます。
そうならないようにケアマネが尽力するべきでしょうが、そうならない時もあるのが在宅介護の難しさですね…。