大学生が就職したくない業界1位が介護福祉業界
就職活動において大学生のみなさんはどの業界で働きたいと思っているのでしょうか。2023年卒～2026年卒の大学生男女に、志望する業界について調査をしたところ、最も多かったのは「IT・ソフトウェア・情報処理業界」でした。
その一方で、働きたくない業界は「介護・福祉」が最多だったそうです。
株式会社インタツアー（東京都港区）が、「23～26卒業界別志望度・関心度調査」と題して2022年9月にインターネット上で実施した調査で、23卒（214人）、24卒（493人）、25卒（173人）、26卒（61人）の大学生941人から回答を得たといいます。
まず、全19業界の中から「志望業界」を3つ選んでもらったところ、最も志望度が高かった業界は「IT・ソフトウェア・情報処理業界」（30.3%）でした。
次いで、「広告・出版・マスコミ」（25.3%）、「食品メーカー」（21.8%）、「商社（総合）」（20.1%）、「人材」（17.1％）が上位に並びました。
また、最も志望度が高い「IT・ソフトウェア・情報処理業界」を選んだ理由については、「将来性がある」（54.9%）、「スキルが身につく」（41.5%）が上位に挙げられ、多くの学生が、今後伸びる業界であり、積んだ経験が今後のキャリアにプラスに働くと考えていることがうかがえました。
一方、「志望しない理由」の上位には「自分に合っていない」（40.6%）、「今までの経験が活かせない」（37.2%）などが上位に挙げられたほか、「精神的に大変」（31.0％）の回答も多いことから、ストレスフルで負荷の高い仕事というイメージを持っていることがうかがえたといいます。
他方で、「志望しない業界」を3つ答えてもらったところ、「介護・福祉」（46.1%）が突出して高く、次いで、「建設・建築」（26.1%）、「機械メーカー」（23.8 %）、「官公庁・公社・団体」（19.1%）、「食品メーカー」（17.9％）が続きました。
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大学生からの不人気1位を取った介護福祉業界
確かに福祉系大学は減る一方
間違いなくそうなんでしょうね。
年々福祉系の大学は定員割れしており、一部の大学以外では学生が集まらなさ過ぎてどんどん学生が減ってきているのは間違いありません。
ちなみに専門学校に至っては福祉系の学生は半数以上が留学生というとんでもない状態です。
専門学校は留学生で何とか存続しているのにもかかわらず、ここ三年くらいは新型コロナウイルス感染症によって学生もいないのでとんでもなくしんどい経営状況になっている感じですからね…。
その一方で北日本を代表する私立大学２位は東北福祉大学になっていました。
なんでこんなギャップが出てるのかと思いましたが、まあ確かになって思います。
給料安い、キツイ、危険、汚いイメージなのは都会だけ…
北日本では有名で、入るのにもなかなかハードルが高い東北福祉大学…。
関東、関西からすると、もしかしてゴルフのために入るのかなってイメージですがおそらくそれは日本を代表する若手ゴルファーが軒並み東北福祉大学出身だからでしょうか…。
ただ、【公式】ケアマネ介護福祉士的には東北福祉大学に入って結構福祉業界でエリート街道を走る人は多いです。
そのまま地元の東北で働く、もしくは大学の近辺で働くっていう人たちが多いイメージですが、都会で介護を大学卒業後に福祉系につく人は少ない印象です。
それはなぜか？
田舎の場合介護職員のほうが給料高いからです。
田舎の賃金は低く、その辺の喫茶店でウエイトレスなんかやろうものなら900円台…。
場所によっては800円台も全然あります。
大卒だろうと初任給15万円前後は当たり前…。
田舎の怖いところですね。
ただ、介護業界は都会と比べてもそれほど変わりません。
介護報酬が東京と過疎地域でも１４パーセントしか違わないためそれほど大きな差にはならない。
都会では暮らしていけない低い給料でも、田舎でなら十分一人暮らしできるくらいの給料が見込めます。
特に大学卒業で介護福祉士を持っている。
資格手当に処遇改善加算を考えると、地元で働く同級生を給料順に並べれば上位に入ってきてもおかしくないくらいですからね。
まあベンチャーでどでかく伸びてるIT系とか一流大企業に入った上の人たちとの差は計り知れないものですが…。
ゆえに介護業界のイメージで偏見を持たれている給料安いに関しては、田舎だけで言えば全くの誤解であり、給料だけ見れば処遇改善加算がずっと続くのであれば地方の田舎公務員よりも稼げてしまいますね。
今時の働き方は通じないからキツイのは否定できない
ケアマネやフリーランスの介護職員みたいな働き方は別ですが、人対人の仕事で、施設系は２４時間対応…。
肉体労働＋不規則勤務は精神的にグッときます…。
相当世の中が進まないとリモートワークにはならない事業形態でしょうね…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にも、早番の寝坊できないプレッシャーで寝れないという悪魔のループはよく経験しているのでそういった意味でのキツイはデイサービスとかの一定勤務以外は避けて通れない関門になるのではないでしょうか…。
人間関係もキツイ
いわゆる職場ガチャ的な話にはなりますけど、人間関係が複雑であるところも正直なところ多い印象です。
派閥も多い印象…。
勤務も休憩時間も不規則なので、職員全員で飲み会とか、仕事終わりにご飯とかはほぼ不可能…。
事前に時間を合わせてってなるとやっぱり仲のいい人同士で…。
そこで愚痴大会が盛り上がるといつの間にか派閥や関係悪化につながっていくのかなと思ってしまう…。
本当に仲がいいアットホームな職場は大げさに言ってしまえば砂丘からダイヤモンドを探すイメージです。
多かれ少なかれなにかはあると思って働いたほうがいい。
そんなガチャ回したくないっていう人は働くのを敬遠する…。
まあ誰もそんなガチャ回したくはないですよね…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に都会はともかく田舎は敬遠するほど悪くないと思う…
働けばわかるけど、そんなに悪くはないと思う…
給料は説明したとおり、田舎であればむしろほかの産業から比べてもらえるし、派閥も田舎はそんなにガッツリって程でもないイメージ…。
働いてみれば印象変わると思いますがそこまでのハードルが高い…。
だからこそ、介護プライドさんとかのイベントだったりが重要になってくるのかなと思ってしまいます。
(介護プライドさんのイベントはこちら⇩⇩)
他にも画期的な動きをしている事業所さんてたくさん。
今は介護保険だけにとどまらず、介護×○○で収益やイメージアップを図っているところが多い。
障害分野もそう…。
そういうことを考えると、やっぱり介護業界全体のイメージアップは必要なんだけど、民間企業が行っている取り組みはめちゃめちゃ見聞きするのに、肝心の職能団体が行うイベントや取り組みって耳にしない…。
たぶんやっているんだろうけど全然伝わらない…。
世の中マーケティングっていうのが本当に重要なんだなあ…。
お金のない【公式】ケアマネ介護福祉士はどっちかっていうと宣伝やマーケティングにお金をかけられないので、自分ですべてを宣伝していくスタイル…。
これをいつまで続けらればいいのかと泣きたくなってしまいますが…。
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