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お泊りデイは不正の温床。それでも必要悪な介護の現状

必要悪?お泊りデイって何?救世主な悪徳介護サービス

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お泊りデイにスポットを当てた記事がヤフーニュースに掲載

 

お泊りデイ…。

ケアマネ介護福祉士も長らく働いていますが、お泊りデイで真っ白そうなところはないですね…。

実際真っ白であれば、デイサービスの運営時間を延ばして、夜間はショートステイという対応にします。

その方が介護保険的に報酬が多いですから…。

その分運営の基準が厳しくなるので普通の所は出来ないんですけどね…。

 

そんなわけで、お泊りデイは違法スレスレなのはケアマネ介護福祉士的には承知の上ですがよくご利用させていただいたりします。

介護保険の縛りが無いからいざという時に駆け込みやすいですしね…。

ケアマネ介護福祉士的には必要悪という言葉がぴったりのお泊りデイ…。

そんな所に目をつけた記事を発見。

ヤフーニュースから引用しつつ、ケアマネ介護福祉士的目線で解説していきましょう。

 

 65歳以上の人口の割合が全人口の21%以上を占める「超高齢社会」の日本。

老年人口の増加にあわせて、適切な介護制度が整備されてもおかしくないが、2000年に始まった公的介護保険制度が充分に機能しているとは言い難く、いまだ問題解決の糸口は見えない。

 老後に安心して介護を受けられるかどうかは、カネ次第になる……。

朝日新聞経済部による『 ルポ 老人地獄 』(文春新書)には、そうしたセンセーショナルな言葉も並ぶ。果たして介護業界の現状はどうなっているのだろうか。ここでは、同書を引用し、想像を絶する介護現場の実態を紹介する。

(引用箇所すべてヤフーニュース)

 

雑魚寝の老後

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 2月の深夜は底冷えがする。老人たちは分厚いふとんにくるまり、頭だけを出して目をつぶっている。

そこには、60代から100歳近い男女10人が同じ部屋に雑魚寝状態で横になっていた。

……自分だったら、こんな部屋で寝ることができるだろうか。

本当は起きている人がいるのではないか。

 そう思いながら部屋の中を見渡すと、夜間にトイレにいくための通路になっている部分の畳に大きな染みがついている。汚物を吐いたあとだという。

畳はあちこちがすりきれて、ガムテープで補修してある。

経営者に畳の取り替えを頼んでも取り替えてくれないのだという。

 職員が言う。

「男女が一緒なので、気付いたら女性のふとんに潜り込んでいる男性もいます。男はボケてもスケベなんですね。女性もボケているので何も言わない。ただ、利用者の家族が見たら怒るでしょうね……」

 

 ここは、埼玉県東部の住宅街にある築40年近い2階建ての一軒家だ。最寄り駅から歩くと1時間近くかかる。外観は普通の民家と変わらないが、中に入れてもらうと1階の3つの部屋のふすまが取り払われ、20畳の広さになった部屋を取り囲むように、簡易ベッド、ソファーベッド、ふとんが数珠つなぎになっている。

掛け布団の柄も水玉あり、縦縞あり、格子模様ありとバラバラだ。

せめて、別々の部屋で寝かせられないのだろうかと思うが、職員に聞くと、部屋を仕切ると、それぞれの部屋に収まるように寝具を並べなければいけない。

そうなると、10人を寝かせるスペースを確保することが難しいという。

 この民家は、東京の介護サービス会社が借り上げて、日中は高齢者が自宅から通う「デイサービス(通所介護)」として使っている。

最近は住宅街でも時々見かける介護施設だ。

しかし、夕方に帰る利用者は少ない。

彼らはそのままこの民家に「お泊まり」するので「お泊まりデイ」と呼ばれている。

フィクションでも何でもないお泊りデイの現実

ザ・お泊りデイの現実ですね…。

本来であればベットに寝てもらうのが当たり前なんですが、もともとデイサービスとして日中利用しているため、ベッドなんか置いたら日中デイサービスとして稼働できない…。

何よりもベッドより布団の方が一人一人のスペースを取らなくて済む…。

つまり多くの利用者さんを寝かせることが出来る…。

まさに合理的でご都合主義の集大成です。

ただしコレが現実…。

ケアマネ介護福祉士的には一人に対して一つベッドがあって、ベッド間のすき間が車いすで通る分だけあればもうホワイトに近いくらいです。

そのくらいお泊りデイというのは法律的規制が少ない制度になっている所も問題なのかもしれません。

自費サービスと言えどある程度の規制は必要という事なのかもしれませんね…。

 11針の怪我、ノロウイルスの蔓延

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 この施設では、2014年1月末、男性の1人がノロウイルスによる感染性胃腸炎になり、救急車で運ばれた。

病院は点滴などをしたが、入院を認めない。

男性は施設に戻されたが隔離する部屋がない。

その部屋で吐く。

結局、ほかの高齢者5人や職員まで感染してしまった。

その最中に69歳の男性が怪我をする事故も起きた。

同年2月1日早朝、2階で寝ていた男性が目を覚まして起き上がろうとして転び、柱の角に後頭部をぶつけて11針を縫う怪我をした。

その夜、2階には2人が寝たが、朝になって、1人しかいない夜間勤務の職員が、もう1人の高齢者を1階に降ろしている間に起きたという。

再発を防ぐため、それ以来、高齢者全員を1階で寝かせるようにした。

 入院してほしくない家族…。それにこたえるお泊りデイ

ケアマネ介護福祉士的にはこの記事悪意あるなあ…。

と思ってしまうポイントですね…。

施設としても感染症患者を受け入れるのはご勘弁な状況ではあるものの、お泊りデイを使う利用者さんの家族はもう介護が一切できない苦しい状況…。

あるいはハナから介護をしたくない方が利用します。

なんて言ったって、デイサービスとショートステイ…。

お泊りデイにしても、回数を考えなければ小規模多機能施設は介護保険に則って同様のサービスを提供してくれるわけですから…。

家族としても入院されたら費用も掛かるし、洗濯物の始末等が大変。

入院できなかったらもっと大変…。

お泊りデイを断られたらもう行き場のない(家に帰っても介護が受けられない)

そんな状態になってしまいますから、何としてもお泊りデイに預けたいと無理を言ってくるでしょう…。

それにこたえるのももしかしらお泊りデイの宿命なのかもしれないですね…。 

 

日本の老後の生活はこんなに貧しいものなのか

 

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いくら部屋を3つつなげても10人が寝るには狭い。

部屋に入ると、右手の足元に寝ている老人の頭があった。

左手には食卓テーブルがあって職員が電気スタンドで手元を照らしながら書類に記録をつけている。日中は食事をしたりテレビを見たりする場所だ。

そのテーブルの奥にも簡易ベッドが1台あり、布団も2枚敷いてある。天井や壁には、洗濯したタオルが吊るされ、壁にはコートやジャンパーが無造作にかかっていた。

 この介護サービス会社は、埼玉県には「寝床の間に仕切りを置く」と届け出ている。だが、「夜中にトイレに起きた時に邪魔になる」「倒れるとかえって危険」などの理由で、実際には仕切りはない。また、「男女別室に配慮する」とも届けているが、大部屋なのでそれどころではない。

 老人たちは夕食を午後6時にとり、6時半には歯磨きをすませる。

7時ぐらいには床に就く人もいる。夜勤の職員は1人で、2時間おきに様子を見る。9時、11時にはトイレに行く人がいるが、12時を過ぎるとそれも少なくなる。

起床は6時で、朝食は7時と、規則正しい生活だが、すし詰めの団体生活でストレスはたまらないのだろうか。

 こんな環境だが、中にはずっと泊り続けている老人もいる。

1カ月泊まって食事をすると、介護保険の自己負担を含めて月に10万円以上というが、国民年金は満額でも月に6万5000円程度しか出ない。

10万円を出すことができる老人は、比較的お金を出すことができる人たちともいえる。

日本の老後の生活はこんなに貧しいものなのか。

医療にしても、介護にしても、老人の負担は増える一方だ。

自分が老人になった時にはもっと酷い環境で暮らすことになりかねない。暗然とした気持ちになって施設を後にした。

 国民年金とランニングコスト

これほど貧しいものなのか?

と聞かれれば、そういう人もいる。

むしろ自身の年金だけで生活をするとなれば厚生年金に加入できなかった人は国民健康保険で6万5000円…。

仕方ないですよね…。

更に言えば数は少ないですが年金を払っていないいわゆる無年金の人もいますので…。

自分の収入だけでは賄えない人達がいるのは確実です。

最低限の生活が営めるように生活を送れるようにするのが年金制度だったはずではありますが、大昔の大家族が一緒に暮らして、金銭的に支える子供がいて家庭を支える嫁がいる。

そんで介護期間もほとんどなく最期を迎える…。

そんな時代から変わっていない100年安心制度…。

今の現実から行けば100年安心という事自体がかなりグレーでもあるような気がしますが…。

そんな時代錯誤となってしまった年金制度では、多くの国民年金加入者が自身の生活にかかるランニングコストを賄えないのが現状です。

 

介護保険の不正請求も

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 デイサービスは、介護保険の請求が認められるサービスだが、保険から支払いが受けられるのは昼のサービスだけで、お泊まりサービスは対象外だ。

民家は小さいため、昼に提供されるデイサービス施設としては小規模型デイサービスが多くなる。小規模の場合、介護保険が適用される日中の利用者は10人が上限とされている。

 そのままお泊まりサービスとして使うにしても、本来なら10人が上限だ。

しかし、私たちが取材した日の昼間は、11人が利用していた。

そのうち1人だけが家に帰り、10人が泊まった。取材した日は週末の夜だった。

週末は、昼の利用者が10人を超えることが多く、宿泊者も10人近くなる。

介護をしている家族も、週末ぐらいはゆっくりしたいと考えるためだろう。

 しかし、日中のデイサービスの介護保険への請求は10人までしか認められない。

そのためこの施設の経営者は、10人を超える利用者があった日は、超えた分の人が別の日に利用したことにして請求していた。

のちにこの施設は埼玉県の監査で保険請求の不正な操作を指摘され、約1年分の介護報酬の3割を返還するよう命じられた。

 

いいとは言わないが…。必要な事なのかもしれない…。

不正請求はもちろんだめなんです…。

でも、定員超過しないと利用者さんを家に帰さなければならない…。

家に帰れない人たちがそういったグレーゾーンだったりアウトな施設を分かっていて使うわけなので…。

正直に超過しないよう自宅へ帰してしまったら在宅で生死にかかわる事件に巻き込まれそうな気配がします…。

 
安さで顧客を集める

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 実は最近、定員10名までの小規模デイサービスの事業者が、こうした「お泊まりデイ」と呼ばれるサービスをする例が急増している。

 

 なぜ、小規模事業者によるお泊まりデイが急増したのか。

 まず厚生労働省が、高齢者の自宅に近い場所でデイサービスが展開できるよう、小規模事業者を優遇したという経緯がある。

例えば、1人で立ったり歩いたりができない「要介護3」の高齢者が1日利用すると、1万1000円余りが施設の収入となる。

この単価は定員10人を超える通常のデイサービスより2割近く高い。

毎日平均で9人の高齢者を預かったとすると、単純計算で月に約300万円が事業者の収入となる。家賃や人件費を差し引いたとしても、儲かるビジネスと言っていいだろう。

ただし、15年度から、小規模デイサービスの優遇は縮小された。

 厚労省によると、13年度までの7年間に通常のデイサービスが約5000カ所増えたのに対し、小規模は約1万1000カ所も増えた。

 都市部では、空き家になるような古い一軒家を利用しやすいこともあり、お泊まりデイが台風の目のように急激に伸びてきた。

最大手は、日本介護福祉グループ(本社・東京都墨田区)がフランチャイズ展開する「茶話本舗」で、14年11月現在で直営店、加盟店などは全国に約800事業所にのぼる。

日本介護事業(本社・東京都墨田区)が展開する「だんらんの家」も、フランチャイズで全国に約300事業所を展開する。

 開業にかかるイニシャルコストが格段に安い小規模デイサービス+お泊りサービス

住宅改修型のデイサービスは本当に古民家をリノベーションすることもなく本当にあるがまま使う人が多いですよね…。

トイレとかお風呂とか一切改修しないからスタッフさんの介護技術凄いなあ…。

と思ってしまいますが…。

 

 ショートステイとして介護保険上の運営をするとなれば細かい規定が必要になりますが、お泊りサービスは介護保険外…。

規制もおそらくドミトリーとか民宿と同じ扱いなんでしょうかね…。

消火設備等の有ってないような規制のみなのでしょう…。

そんな環境の中でお客さんが集まるのは事情を抱えた人が一定数どこの町にもいるという事なんでしょうね…。

 

特養の入居待ちは50万人以上

 

「昼間のデイサービスは儲かりますが、今はそれだけでは客を集められません。お泊まりには、昼の利用者を確保するための“付録”としての効果があるんです。安い特養はいつ入居できるかわからないし、民間の有料老人ホームに親を預けることができるのは、金銭的に余裕のある家庭だけです」

 

 介護を必要とする高齢者向け施設で人気が高いのが、公的な介護施設である特別養護老人ホーム(特養)だ。

対象は原則65歳以上で、自宅での生活が困難になった人。

利用者は、要介護度別に決められた費用の1割を負担するのに加え、居住費、食費などを含めても、所得に応じて月に数万~十数万円で済む。特養には建設の時などに税金が投入され、介護保険からの給付も、一般の有料老人ホームより手厚いためだ。

 ところが特養にはなかなか入れない。全国に約8000施設、定員約50万人とされるが、入居待ちをしている人も50万人を超えている(14年3月厚労省調べ)。

15年4月からは、原則として「要介護3」(排せつや身の回りの世話が自分ひとりではできない)以上にならないと受け入れなくなり、ますます入りづらくなった。

 特養もそんなに待機者がいない所は居ない…50万人のからくり

50万人が特別養護老人ホームに申し込んでいるものの、あくまで延べ人数が50万人で、実際には高齢者のうち何人が申し込んでいるのか…。

この辺が本来であればもっとちゃんと国が上手い事管理すればいいのにただ単に各特養からの申し込み人数をまとめているだけなので…。

中にはご逝去されていているけど、申し込みを取り下げていない人や10人に1人くらいは片っ端から近隣の特養全て申し込むとかしているでしょうからどれだけ少なくとも10%。

ケアマネ介護福祉士的には3割ちょっとくらいは水増し人数だと思いますがね…。

 

ケアマネ介護福祉士の実体験ですが、特別養護老人ホームの部屋が空いたので、申し込み優先順位上位から順番に声をかけたら20人以上がご逝去されていたり他の特別養護老人ホームへ入っていたりで全然入居する予定に無かった人を慌てて調査して会議にかけたこともあります。

本来特別養護老人ホームは全国どこの人でも申し込めますから、国が一括で強制的に申し込んだ人を振り分けたらおそらく有料老人ホームなんかは本当の富裕層以外いらないくらいかもしれませんがね…。

 1カ月まるまる預けても10万円余りの自己負担で済む

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 民間の有料老人ホームは、一般の人には敷居が高い。

入居時に払う一時金は必要がない施設から億円単位かかる施設まで幅広いが、通常、数百万円はかかる。

加えて、利用料や介護費など月々の入居費用も首都圏だと20万円はかかる。比較的安いイメージのあるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、基本は高齢者向けの賃貸住宅で、サービスといっても最低限、見守りがあればよく、食事や介護サービスなどは住まいとは別に契約する必要がある。介護まで含めると、安いところでも月に15万~20万円かかるところが多い。

 それらに比べれば、お泊まりデイは安い。

 丸1日親を預かってもらって、介護保険の自己負担分と食費などを合わせて3000円ほど。デイサービスを使える日数は月24~25日(要介護3~5の場合)という上限があるが、その日数を超えた場合にも、1日3000円程度の負担でデイサービスを提供する事業者があり、1カ月まるまる預けても10万円余りの自己負担で済む。

これなら特養に預けるのと負担はそう変わらない。そのため、お泊まりデイにはほとんど家に帰っていない高齢者も多くいるというわけだ。

特別養護老人ホームの待機所となっている格好の場所 

確かに費用面で有料老人ホームやサ高住よりもお金がかからない上に、サ高住と違って、お泊りデイはあくまでも在宅扱い。

特別養護老人ホームの入所に関わる点数も高いまま一切介護をしなくていい状態を保てます。

サ高住に入るより経済的で、特別養護老人ホームへの入居も絶対有利。

入居金もないのでイニシャルコスト、ランニングコストともにサ高住より有利…。

お金の事だけ考えるとなんだかんだでお泊りデイがすごく優秀ですね…。

代わりに介護保険に守られていない劣悪な環境が待っている所も結構多いんですけどね…。

 

汚物の処理もしない

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 しかし、安さの裏にはそれなりの理由がある。

「茶話本舗」をはじめとした大手フランチャイズチェーンは、設備投資を減らすため、古い民家を借り上げるなどコストカットを徹底している。私たちは何十カ所ものお泊まりデイの現場を取材して回ったが、たいていは駅から離れた不便な場所にあり、狭い路地のわかりにくい場所に建つ古い建物だった。

 都内のある家主は13年秋、「だんらんの家」の加盟店に持ち家を貸した。以前、家族向けに貸した時の家賃は月23万円だったが、だんらんの家には月20万円に値下げしたという。家主が理由を明かす。

「家の改修費用がかからなかったからです。『風呂に段差があるのでそこにスロープをつけます』と言われただけでした。

スプリンクラーなどの消防設備の話はありません。

古い風呂釜も、取り替えを求められるかと思いましたが、『十分入れます』と言われたので替えていません」

 茶話本舗のある加盟店の職員は、コストカットの徹底ぶりについてこう証言する。

「コストを抑えるため、民家を借りる時も最低限のリフォームしかしません。一般的な民家のトイレでは狭くて車椅子の人の介助ができないので、利用者にはポータブルトイレで用を足してもらいます。夜は寝ている人の脇でトイレを使うこともある。しかも、汚物の処理をしないので、朝になると汚物の臭気が部屋に充満しています」

「行き場のない高齢者にとって最後の頼みの綱がお泊りデイなのです」
 職員数を極力抑えて、人件費も抑えようとしている。

 茶話本舗の別の加盟店で夜勤をしたことがある介護職員が言う。

「夜勤は夜6時に入って翌朝7時までの13時間勤務。そのうち5時間は休憩扱いで、時給は出ません。でも、部屋で数人の高齢者が寝ているのに、夜勤は1人なので、実際に5時間も休めるなんてことはあり得ない。2時間ごとに見回りをして、トイレの介助などに対応しないといけない。朝食の準備も必要です。儲け優先で利用者を増やしているので、そのしわ寄せが従業員に来ています」

 その結果、お泊まりデイで働く複数の職員によると、利用者が起きて活動を始める朝方に、監視が行き届かずに怪我をする事故が相次いでいるという。

 これだけの劣悪な環境であれば、利用者の家族から苦情が殺到しても不思議ではない。

 だが、現実は違う。家族の側にも「月額10万円程度で大変な介護から解放されるならしかたがない」という本音があるのだろう。横浜市で高齢者の介護計画をつくるケアマネジャー(介護支援専門員、ケアマネ)の女性(46)は、お泊まりデイは「救世主」と言う。

「病院から退院を求められても、特養などの引受先も不十分だし、行き場のない高齢者にとって最後の頼みの綱がお泊りデイなのです。高齢者を施設に預けっぱなしで面会に来ない親族も多いと感じます。『連絡は死んだときだけでいい』と言う人さえいます。そうした親族を持つ高齢者は、お泊まりデイで救われているのです」

 実際、埼玉県内にあるお泊まりデイの施設には、泊り続けて4年以上になる男女の高齢者が1人ずついた。90歳代のアキコさん(仮名)は「要介護2」(排せつや身の回りの世話に何らかの介助を要する)だが、自分で歩くこともできるし、会話も成り立つ。

 アキコさんはなぜ自宅で暮らせないのか。施設の責任者の話はこうだ。

「被害妄想があって、同居している長男夫婦に殺されそうだとか、お金を盗んだなどと言って、嫁を責めるのだそうです。こちらに来たばかりの頃は、長男も時々は会いに来ましたが、奥さんをがんで亡くしてからは郵便物を届けに来るぐらい。実の母というのにアキコさんの面倒を見るのも嫌がって、『帰ってきたら殺す』とまで言っているので……」

 死ぬまで連絡するなという厳しすぎる現実

ホントにコレはリアルなんですよね…。

私も何度か聞きました。

本当に地獄…。

聞く方も言われる方も地獄の言葉ですが正直な所一度や二度じゃないくらい聞きましたね…。

金銭的にそう思われる方や、認知症状などの症状によって介護能力を大幅に上回っているとき…。

そんな地獄を見ることになるでしょう…。

 

ケアマネ介護福祉士的に一概に悪とは言えないけど、最低限の基準は守っていないお泊りサービス

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どれだけ法令に違反していても、必要なんだよなあ…。

そう思ってしまいます…。

職員も最低限のベッドやら手すりやら入浴設備の無い中働くのは大変です…。

職員人数も少ないからさらに負担が増す…。

ぶっちゃけ特別養護老人ホーム等で働いていた職員は設備の無さに働くことが難しすぎるくらい別次元の介護を要求されます。

どんな所か想像つかない人は田舎のおばあちゃんちとか、昭和初期の家とかを想像してください。

本当に段差だらけでトイレも人一人ようやく入れるかどうかの激せま…。

極めつけはお風呂…。

どうやっていいか特別養護老人ホームで働いている職員では思いもつきません。

ホームヘルパーの能力をフルに生かす能力が必要です。

正直、普通のデイサービスでいくら働いていようがほとんどスキルが通用しないくらい別次元ですね…。

お泊りサービスにしてもショートステイでの能力はあまり役に立ちません。

在宅介護能力が必要ですからね…。

ベッドがあればまだいい方…。

布団の所は本当に地獄以外の何物でもありませんからね…。

 

職員さんも大体介護未経験の人が多いです…。

まあ他の所を知っていたら働こうとも思わないでしょうし…。

グレーゾーンくらいならまだしも、真っ黒な違法行為がわかっていたらそうそう働かないでしょうから…。

 

ショートステイ勤務だと健康診断も年二回以上が義務づきますが、おそらくお泊りデイはそうでもないでしょうからね…。

 

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