施設ケアマネが資格不要はそれほど暴論ではない
ケアマネジャー不足が深刻だ。いまや全国的に顕在化しており、介護業界の喫緊の課題となっている。【結城康博】
現在、ケアマネ不足は主に在宅介護(居宅介護支援)の文脈で論じられがちだ。ただ、ケアマネジメントを内包する施設でも大きな課題となっている。
そこで、私は規制の緩和を提唱したい。施設ケアマネは原則として、社会福祉士、介護福祉士、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師などの国家資格さえ有していれば、一定の研修を経たうえで、業務を担えるようにしてはどうか。
◆ 業務が重なり合う2つの専門職
現行の人員配置基準では、特養や老健、介護付きホームなどにケアマネジャーの配置が義務付けられている。もし配置できなければ、減算などの対象となって施設の経営に大きな影響を及ぼす。
厚労省の調査結果によると、こうした施設に従事するケアマネは2022年度で5万8452人。居宅介護支援(11万1706人)より大幅に少ないのが実情だ。近年、施設ケアマネを希望する人材は少ない。5年後、10年後にはより深刻な事態に至るだろう。welmo-2025.3-article-lead-banner01
私は特養、老健、介護付きホームなどの施設長に話を聞いた。施設ケアマネと生活相談員(ソーシャル・ワーカー)の機能・役割が不明確なため、彼らは人事マネジメントに苦労しているという。
少し大雑把な言い方になるが、施設ケアマネの業務は入所者のケアマネジメントに関することで、生活相談員の業務は家族との調整や入居者の相談に関することだ。こうした区分けはあるものの、現場では相互が重なり合いながら仕事を担っている。そう単純に区分けできないのが実情だ。
このため、施設ケアマネと生活相談員の役割を合わせた業務内容に改めつつ、入居者のケアマネジメントの担い手については、必ずしもケアマネ有資格者でなくても可能とすべきではないか。
ただし、現行基準の通り両者の配置は原則必要と考える。ケアマネジメントの担い手1名(ケアマネ有資格者でなくとも)、生活相談員1名という2人以上の体制は必要だ。これは人員削減を意図したものではない。また、施設でのケアマネジメントを不要と考えているわけでもない。
◆ より効率的な人材配置を
介護施設の生活相談員は、社会福祉士、介護福祉士、社会福祉主事、その他の国家資格者が担っている。このためケアマネ業務も、これらの国家資格者であれば可能とすべきではないだろうか。なお、少なくとも1回の研修を義務付けるべきと考える。
こうした規制緩和は、ケアマネ不足を解消する処方箋の1つになるだろう。実際に地域包括支援センターでは、社会福祉士、保健師、看護師が要支援者のケアマネジメントを担っている。
今後、ケアマネ不足がますます深刻化することは間違いない。従来の規定を踏襲していては、問題が解決に向かわない。ここで思い切った規制緩和を決断し、より効率的な人材マネジメントの実現を図るべきである。(引用介護joint)
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ケアマネといっても施設ケアマネと居宅ケアマネは全く違う
【公式】ケアマネ介護福祉士は両方経験者
ここで【公式】ケアマネ介護福祉士が好きな結城康博先生が介護jointにてちょっと暴論化って感じで賛否両論別れそうな記事を出していましたね。
【公式】ケアマネ介護福祉士は施設ケアマネ、居宅ケアマネ両方とも経験があるので他の人達よりも実体験をもとに話ができるかなっていう所でこの記事に関しての解説を行っていきましょう。
居宅ケアマネはもはや何でも屋
【公式】ケアマネ介護福祉士は現在、居宅ケアマネとして働いています。
その前は施設ケアマネとして長年働いていましたので、はっきり言えますが居宅ケアマネと施設ケアマネなんて書類の作り方が一緒っていうだけで全然違います。
正直なところ共通している部分は業務の15%くらい…。
ホント【公式】ケアマネ介護福祉士も施設ケアマネを長年やってきていたので、居宅ケアマネもすぐに仕事が出来るようになるもんだと思っていましたが、主任ケアマネを取った今でも日々勉強中であり反省することばかりです。
居宅のケアマネとして大きな違いは在宅の支援をすること。
なに当たり前のこと言ってるんだって話ですが、利用者さんの状態がほぼ同じだとしても、ご家族の介護力や就労状況だったり周りの協力者がどうか?
なんていう外部の要因が大きく変わるだけでその都度支援の方法を考えなければなりません。
施設で生活していれば5年間くらい安定しているであろう利用者さんでも、在宅での生活となれば家族の介護力が大きく上下したりとで5年間落ち着いている人なんているわけないっていう感じです。
家族丸ごとの支援が必要になるため、介護休暇や介護休業、休業したときにもらえる給料だったり、家族内で要介護者がいることにおける受けられる税制控除やその他の優遇制度を頭に突っ込んどかないといけません。
また、障碍者手帳の交付を受けると更に優遇を受けられる可能性もあります。
若ければ障害年金の受給が可能になったりしますが、現在の年金額とどっちがたかいのかとか税制や公的、民間の支払い等の優遇制度以外にも、障害のサービスで賄えるものが出てきたりとあるために頭に入れとかないといけません。
また、最近多いのはご家族の精神疾患だったり引きこもり問題…。
正直なところ、引きこもりだったり精神疾患があったりすると未診断の場合は介護サービスに制限が出てきたりっていうことが多いです。
施設への入居等にも影響が出てくるため、ご家族内にそういった感じの人が居る場合にはタイミングをかなり慎重に見極める必要があるものの、精神科の受診だったり、手帳の交付を進める場面も出てきます。
そして一番の難関が最近は普通になっている一人暮らしの高齢者…。
正直なところ、介護保険だけで賄えるわけがありません。
市町村的な意味合いの地域の公的サービス、もっと小さな単位の地域にある何らかの力なんかをフル活用してようやくって感じ。
もはやケアマネに知らないことはないのかっていうくらいいろんな情報を幅広く持っていないと仕事にならないっていう感じですね。
施設ケアマネにとって業務に全く役に立たない知識をしこたま詰め込んだ挙句にそれを常にアップデートし続けなければいけない…。
そして【公式】ケアマネ介護福祉士が個人的に一番負担だと思っている仕事…。
それが保険請求…。
施設のケアマネはよほど小さい所とかケアマネ資格を持っている人が経営者でもない限り間違ってもやりません。
普通に事務とかがやります。
最近は外注に出している施設も増えてきている印象。
でも、居宅のケアマネは保険請求業務を行います。
間違えば他の事業所に迷惑がかかるのでまあまあなプレッシャー…。
さらに、外部の事業所とのやり取りもすごく多いので、自分の思ったようにスケジュールが調整できなかったり慣れないうちは次々とやることが降ってくる感覚に陥るのかもしれませんね。
話しはそれましたが、基本的に施設ケアマネとはやることが違う…。
もちろん施設ケアマネが居宅ケアマネとは違ってやらなくちゃいけないこともありますのでその辺を説明していきましょう
施設ケアマネはもはやケアマネの資格いらない?
居宅ケアマネに関しては介護保険制度は知ってて当たり前、そのほかにめちゃめちゃ多岐にわたる知識が必要だということは上記で説明しました。
では、施設ケアマネに関してはいったいどんなことが求められるか?
それはたった一つ。
施設内での対人援助技術を使った調整力。
これにつきます。
居宅のケアマネが外部のデイサービスや外部のヘルパー等と調整するのに対し、施設ケアマネは施設内の介護、看護、医師、リハ、家族、本人、収益を調整します。
正直なところ、居宅のケアマネは家族、本人と信頼関係が構築できないとかなんかしんどいとかがあれば別のケアマネにお願いすることもできます。
また、十分な信頼関係や信用のおけない事業所さんに仕事を依頼しないっていう選択を居宅ケアマネは取れますが、施設ケアマネはもちろんそんなわけにはいきません。
つまり、連携しづらい相手や信頼関係が構築できそうにない相手とも利用者さんを中心とした調整を行う必要があります。
言葉を選ばずに言えば、居宅のケアマネジメントに関しては、全員が方針を理解して支援にあたるうえで理解度の低い事業所や利己的な事業所に関しては関わらないということができます。
しかし、施設のケアマネジメントに関しては方針の共有がもう不可能かもと思ってもそれを行わなければありません。
もちろん、介護職は介護職として本人の生活を思い、看護は看護職として本人の病状を思い、医師は医師として病気を思い発言をする。
どうしても譲れない事っていうのが出てくるのももちろん承知の上ではありますがそれを踏まえたうえで全員が同じ方向を向いて歩んでいけるように調整するのがケアマネの役目。
施設では、ちょっとでも介護や看護、リハ等に肩入れしているような印象を持たれるとその後の支援調整で他の部署が協力を示さなくなる…。
ケアマネジメントをしている自分の見え方にも注意を払わなければいけません。
どうしてもうまく連携が取れない事業所と付き合いをやめればいい居宅ケアマネとは違って、基本的に施設内ですべてを完結する施設ケアマネは自分の見え方に猛烈に気を使わないと、気づけば孤独で利用者のためのマネジメントではなくただ自分の資格と施設の収益を守るために書類を作るだけのケアマネとなってしまうでしょう。
こうなってくるとただの書類作成担当でありケアマネの専門性なんてものはどこにも介在しない状況となるでしょう。
今回、施設ケアマネは無資格でもいいっていうのはここにあると思います。
施設ケアマネが専門性を失い実質は書類作成担当になりつつあるためケアマネの資格がなくてもいいのかもしれない。
もしくは利用者さんのことをもっとしっかり見れている所が作る書類を包括的に管理する方がいいんじゃないかっていう感じ…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に施設はケアマネじゃなくていいまでは言わないけど…
ケアマネと言うには業務が違いすぎるんだから別資格作ったらいいじゃん…
【公式】ケアマネ介護福祉士は施設ケアマネ、居宅ケアマネ両方の業務を経験しているからこそはっきり言えます。
絶対別業務。
マジで15%くらいしか共通点がない。
なのにケアマネの研修は100%居宅ケアマネのための研修。
はっきり言うけど、施設のケアマネやるうえで必要なことって全然研修では学べない。
もう研修を別にプログラムしてくれよっていう人がどれだけ多いか…。
施設ケアマネだったら更新研修とかいらないとかもう別資格にするとか更新研修をめちゃめちゃ簡単にするみたいなのが必要だと思う…。
それで現状に即した施設ケアマネが必要としている研修とかに変えたほうがいいと思う【公式】ケアマネ介護福祉士なのでしたが、世の中の論調はそもそもケアマネの更新研修は廃止すべきだみたいな感じですからね…。
今後どう世の中が動く次第ではありますが、基本的に別資格である施設ケアマネ、居宅ケアマネの試験や講習がいっしょっていうのはイマイチ納得がいかないなあと思う【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に副業も回り始めた
なんか楽天アフィリエイトがバンされ、副業がかなり落ち込みそうだなと思っていた所ではありますが、新たな主軸が誕生。
SNSコンサルティングの仕事が入ってきましたね。
これは割と大きい話だぞ…。
時間的な費用対効果が大きい気がする…。
しかも楽天アフィリエイトみたいなとんでもない波はない…。
夢は見れないけど堅実ですごくいい感じ。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはぴったりって感じ。
まあこれはこれですぐに切られたりしたらっていう不安はあるものの…。
それでもちょっと安心できる材料ができたっていうのは精神的に大きい。
ホントいい波に乗っていきたいところ…。
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