高齢者施設の身元引受人になって地獄を見ないようにやるべき事
- 高齢者施設の身元引受人になって地獄を見ないようにやるべき事
相続や終活関係の手続きと言うと、「親子」の問題ととらえがちだが、実は「親戚」とのトラブルのほうが厄介で、面倒事が増えたり、思わぬ費用負担を強いられたりすることが多いという。
中でもトラブルになりやすいのが介護。Aさん(53歳)は、ひょんなことから親戚の介護に関わり、地獄を見た。
「○○おじさんが心配だろ。身元引受人になってくれないか」
ある日突然、親戚からの電話でそう頼まれたAさん。父の兄で、6人兄弟の長男である伯父が施設に入居するので、身元引受人になってほしいとのことだった。
「私の父はすでに亡くなり、親戚には『親が片付いたから伯父さんの面倒をみてもいいだろう』との考えがあったようです。伯父には小さい頃に可愛がってもらったし、施設は私の自宅の近所だったので、時々様子を見に行けばいいかと軽い気持ちで引き受けました。
ところが伯父は気性が荒く、施設の職員や入居者に暴言を吐き、『これ以上暴れたら退居です』とイエローカードを突き付けられた。親戚に相談しても『お前が足しげく施設に通わないからだ』と逆に小言を言われました。
引受人になった以上は見捨てることもできず、退去通告された時の手間や費用を考えると夜も眠れません」(Aさん)
(引用ヤフーニュース)
どうもケアマネ介護福祉士です。
毎日更新継続中で、介護に関するニュースを発信していきます。 毎日アナタのためになる知識を一日ひとつプレゼント!! Twitter始めました。 こちらも最新の記事と私の呟きが見れますので登録お願いいたします。
【公式 】ケアマネ介護福祉士 (@BWm7LDaUhfW1TPC) | Twitter
今すぐコチラをブックマーク&毎日読むだけで、介護福祉士、介護支援専門員の試験勉強、職員スキルの向上が目指せます。
今すぐブックマーク⇩⇩
Instagramのストーリーで毎日ブログをお届け中。
登録するだけで、アナタはレベルアップ確定!!
https://www.instagram.com/kousikikeamanekaigofukusisi/
今年から本気で物乞い始めます⇧⇧
(ペイペイID keamanekaigo)
ペイペイIDは➡https://qr.paypay.ne.jp/sKTsvMpH5bdyssP5
そもそも身元引受人とは?
施設に入る時、ほぼ必ず書くけど、説明は無い
よくある話ですが、いざ特別養護老人ホーム等の高齢者施設に入れるよってなった時や、入居の相談をした時に、『身元引受人様はどなたになさいますか?』的な事を聞かれます。
大体は気軽に長男だからとか、近くに住んでいるから…。
みたいな話で安易に考える人たちが目茶目茶多くてちょっとしたトラブルになる事もあります。
身元引受人が居ないと入居できなくさせるのは違反になるけど…
世間の印象としては、支払いが滞った時に肩代わりすればいいんだろ?
年金もたっぷりあるから別に問題ないよ?
と思うでしょうがこれが大きな間違い…。
実際身元引受人になって何が大変だったりトラブルになったりするかを考えていきましょう。
個人情報保護法は家族内でも適応するんだよ?
他の家族へ病状説明が役目
最近、個人情報保護法が出来てからちょっと関係性がイマイチ分からない面会へきた家族さんへ病状説明をしたら家族内でとんでもないトラブルになった。
個人情報が~!!
っていうケースが鬼のように多くなりました。
それに伴って、多くの施設さんが病状の説明や利用者さんの生活の様子は身元引受人様にのみお伝えするので~とか、身元引受人様の同意があった方に関してだけお伝えするので~的な対応になっています。
つまり、身元引受人様は他のご家族さんへ病状だったり、今後の介護方針を他の家族さんへ伝える必要があるんですよね…。
正直、それが出来てなくて大きなトラブルに発展するのを目にしますが、施設側も個人情報を盾に、身元引受人様に説明や同意を貰っているので~と、身元引受人様の味方にはなりません。
大事なご家族であれば身元引受人様と一緒に病状を聞きに来てくれる家族がいるかもしれませんが、遠縁の親戚で身寄りがないって言う人の身元引受人を引き受けた場合は、周りからのサポートは無いのに、口ばっかり出してくる良く分からない親戚の対応なんかも自分一人で行う事になります…。
具合が悪くなる度呼ばれ、病院受診も…
お金で解決できるけどそのお金は…
特別養護老人ホームに入ったから費用も年金で問題ない!
そう思って気軽に引き受けた人が陥る一番初めの罠になるのが病院受診ですね。
病院へ連れていくまでは特別養護老人ホームで行ってくれますが、大概の場合、待ち時間は家族さん対応。
気軽に身元引受人になってしまい、他にやってくれる人もいないから病院の付添をせざるおえなくなった…。
これが良くあるパターンです。
サービス付き高齢者住宅棟に入っているのであれば有料サービスですべてやってくれるところもありますが、大概の施設さんではそれが別途費用…。
結局付添いする羽目になったりって言うのも良く聞く話です。
実際問題、何か大きな病気が見つかったりしたら施設の有料サービスで連れて行ったにしても、家族が呼ばれる事は往々にしてあり得ますので結局二度手間になる可能性も十分にあります。
まるでパシリ?こんなものまで?
こんなものまで買いに行かされるの?
施設に入ったらちょっとおやつでも買って月一回でも面会に行けば十分でしょ?
そう思っている人が多いのなんの…。
特別養護老人ホームは日常生活費が費用に含まれているのであれこれ買って持って行かなくてもいいから…。
そう思っている人は少なくないかも知れません。
でもそれって大きな間違い…。
施設に常備されているもの以外は基本的に買ってきてもらいます。
お小遣いを預かっていても、買いに行く手間が施設側に無い場合がほとんどなので、行商さんみたいなのが定期的に来る施設でもない限り身元引受人さんに連絡がいきます。
ケースバイケースではありますが、行商さんが来ても、
『これ買ってもいいですか?』
の連絡を入れたりすることもあります。
特に施設側も家族側もイライラするのが衣類…。
施設側は機能を求めます。
冬になってきたらあったかい物…。
体が動かなくなったら着やすい物…。
衣類を汚すようになったら洗いやすい物…。
そんな中で、家族さんが一切伸びない乾燥機をかけたら縮みそうなカッターシャツやワンピースを持って来たり…。
ちょっとこれじゃないんだよなあーと思いながら受け取る…。
時期を少し開けてまた衣類のお願い…。
こんな事はしょっちゅうです。
半ギレしながら家じゅうの服を全部持ってきた利用者さん家族も中にはいます。(全部お高そうな襦袢と着物だったけどね…。)
重要な決断を迫られるなんて思ってないでしょ?
生死を左右される決断は身元引受人がする
ホント可哀そうだなと思ってしまうのが、ターミナル期の意思決定…。
いよいよターミナル期(半年程度以内にご逝去するだろうなという時期)に差し掛かった時、最後どうしますか?
これを決めるのも身元引受人さんの決断になります。
だって、本人はもう意思表示できないから…。
長年連れ添った家族であれば生前から延命治療はしないで欲しい(延命治療って便利な言葉だよね?最早【公式】ケアマネ介護福祉士的には高校生が『国内で働きたい』って言ってるのと変わらないくらい漠然としすぎててほぼ情報ゼロと変わらないんだけど…)みたいな話をぐっと深く話しているかもしれません。
これが、親族が居ないからって言う理由で引き受けた場合、全然わからない中で、こんな酷な事を決めてもらう事になります。
しかも、施設は決断を待ってくれません。
だって、いつご逝去するかわからないんだから…。
そんな重要な決断を迫られる覚悟がないまま皆さん引き受け、右往左往してしまうのです。
入院後や退去問題はさらに地獄…
無事に高齢者施設で最期を迎えられるとは限らない
これは更に身元引受人が地獄を見るケースですね。
引用記事にもある通り、元来の性格や、病気で一旦は施設に入ったものの、次の場所を探さなくちゃいけなくなる事も十分に考えましょう。
よくあるケースでは、体調が悪くて入院した…。
退院の時に何らかの医療行為が必要になって、今までの施設に戻れなくなった…。
行くところは決まっていない…。
でも病院は退院を待ってくれない…。
もしくは施設が○ヶ月以内に戻れない場合は退去。
と決まっていて、退去させられているから退院までにどこか探さないといけない。
引用ケースのようにトラブルまみれで追い出される。
そんな時に、身元引受人さんはどしなくちゃいけないのか?
モチロン字のごとく、身元を引き受けているわけですから費用等々も含めて他の施設や病院、もしくは身元引受人さんが用意する新居や、自分の所で生活する準備や手続きを全て行わなければなりません。
ただ名前書いただけだし…。
で終わる世の中であれば借金の保証人になって苦しむ人はこの世からいなくなる事でしょう…。
身元引受人も法的に効力は無くとも窓口がそこしかありませんので知らぬ存ぜぬは通らない事を覚悟して引き受けましょう。
特別養護老人ホームは加算変更や計画書だらけ…
もちろん呼ばれます
サービス付き高齢者住宅にしろ、特別養護老人ホームにしろ、介護保険を使って運営している以上は介護保険の制度が変わるたびに料金が変わったりで契約書の変更や、新たな加算の取得、同意の度に呼ばれたり、手紙が来て同意を求められたりします。
その他にケアプラン、個別機能訓練、栄養、排泄、等々の作成書類に対して説明を受けたり署名を求められたりで何にもなくても結構な頻度で呼ばれますし、具合が悪くなれば更にまあまあな頻度で呼ばれるようになります。
正直なところ超めんどくさくて施設からの電話番号を着信拒否する人も一定数出てきます。
コチラもそうなれば他の家族や親戚に電話をかけまくったりとさながら気分はウシジマくん状態になったりします。
そのくらい想定していたより頻回に連絡や情報共有を行わなければならない…。
その覚悟を持って引き受けるべきものなのです。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に身元引受人は引き受けない方がいいと胸を張って言えるけど、施設側として言えば…。
そうそう…。
もうね、個人的に言えば【公式】ケアマネ介護福祉士が身元引受人になる事はほとんどないなって思います。
【公式】ケアマネ介護福祉士が責任をもって身元を引き受けられる様な関係性や距離感の人間がもう最早いないから…。
口を出して嫌な顔されるのもちょっと嫌だし…。
家賃の保証人制度みたいに、そういった専門の会社さんが出来ればいいのになって思う【公式】ケアマネ介護福祉士なのでしたが、後見人制度あるでしょ?
って思った人はまだ後見人制度を利用している人の支援に関わったことがないんだろうなと思ってしまいます。
この記事を気に入ってくださった方は青いBマークのはてなブックマークを登録していただけるとより多くの人の目に止まってケアマネ介護福祉士は飛び跳ねて喜びます。
また、このブログ介護、医療、障害分野に大きな影響を与えるニュースを毎日更新しております。 このブログを気にってくださったり、また見てもいいかなと思うって頂ける方は読者ボタン、はてなブックマーク、スターを頂ければ幸いです。
ココからはブログのお知らせ⇓⇓
私と直接お話したい、介護の相談、悩みを解決して欲しい。暇だから相手をして欲しいと言う変人さんはhttps://profile.coconala.com/users/1525418 【公式】ケアマネ介護福祉士さん(ケアマネ ソーシャルワーカー 介護福祉士)のプロフィール | ココナラにて【公式】ケアマネ介護福祉士が受け付けていますので宜しければ覗いて見て下さい。
宜しければこちらもポチッとお願いします。
ちなみに私はここで転職したら120万年収アップしました。転職したくない職場にまだ巡り会っていない方、本気で転職考えている人は今すぐクリック ⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇
介護にも、育児にも、一人暮らしにも、ダブルケアにも最強の私が名前を付けてこよなく愛用するナンバーワン家電はコチラ
⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇
長年使い続ける愛用機種がパワーアップした私も持っていない超絶豪華版はこちらをクリック
⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇
年末大掃除だけでなく、週一回は出番が来ます⇓⇓