床ずれできて施設が2100万円の支払い命令SOMPOケア
2017年に東京都内の介護付き有料老人ホームに入居した男性=当時(89)=が死亡したのは、適切に床ずれの予防をしなかったからだとして、遺族が施設の運営会社や担当医師らに計約4900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は27日、予防措置の義務違反を認め、計約2100万円の支払いを命じた。
判決によると、男性は17年9月、「SOMPOケア」(東京)が運営する施設に入居。尻に床ずれができ、同10月、別の病院で手術を受けたが、壊死性筋膜炎で亡くなった。
桃崎剛裁判長は「認知症があり、寝返りに一部介助が必要で、床ずれを生じやすい患者だった」とした。
(引用共同通信)
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床ずれが死亡原因?全面敗訴の損保ケア
全然ニュースにならない
ホントネットニュースでちらっとっていう程度で、詳しい情報が一つも出てこないのは大手のチカラってことでしょうか…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはソンポケアさんって、最近給料を100万円上げるぞ―とか、1000万円プレイヤーを介護職員から作るぞー!!っていう声を上げまくっている注目の企業さんになるんですよね。
(注目の損保ケアさんに関わる記事はコチラ⇩⇩)
keamanekaigo.work良くも悪くも何となく目立っていた損保ケアさんではあったんですけど、そんな中ひっそりと全面敗訴…。
ひっそりとしてはいけない大事件という理由を考えていきましょう。
そもそもどんな話?
裁判の争点と内容
今回の大きな焦点としては褥瘡発生により手術が必要になって、筋膜炎にてご逝去されてしまった。
これに対して、施設側が床ずれ予防を怠った、防ぐことができたとして入居している有料老人ホームの運営者であるソンポケアさんと、筋膜炎に気づけなかった担当医師が訴えられる。
予防措置の義務違反が認められ、2100万円の支払いを命じられたっていう事になります。
褥瘡が原因なの?
褥瘡を舐めてはいけない
今回直接の原因となった壊死性筋膜炎がどんな病気かといえば、筋肉の水分量が減って、痛みや感染症を引き起こす病気です。
褥瘡発生はある程度ステージが進むとぽっかり穴が開いて、筋肉が見えてしまいます。
その筋肉が見えた状態ではもちろん乾燥するはずのない筋肉が乾燥しますし、もちろん雑菌も入りやすくなります。
まして、床ずれですから多くは排せつ物が入りやすい場所…。
今回のケースも仙骨部ですからね…。
小さい穴でも実際…
これも医療、介護従事者なら知っていて当然ではあるんですけど、褥瘡ってある程度すすんでいくと皮膚に穴が開きます。
針の穴みたいなめちゃめちゃ小さい物でも、ポケットと呼ばれ、メチャメチャ広範囲にわたって皮膚と筋肉が離れておりまさにポケットのなかみたいに汚れや雑菌が溜まりまくって簡単に病気を併発できる状態になります。
今時はエアマットの性能やや体位変換の技術も普及しているため曹操は見ませんでしたが、二回りくらい昔だと500円玉より大きい穴でポケットはお尻を通り越して太腿くらいまで広がっている…。
手術でポケットを塞ぐためにぐるっとお尻から足まで縫った人も稀に居ましたね…。
(グーグル先生に 褥瘡 ポケット 壊死性筋膜炎 とか調べるとすぐに出てきますけどガクブルしても責任は負いません。)
確かに何の対策もしない在宅での利用者さんが発熱等により病院へ入院したら褥瘡からの感染症や敗血症だった。
重度の貧血だったなんてことはありました。
今の介護業界では信じられないかもしれませんが、褥瘡がほぼ直接の原因で亡くなる人もそれなりに居る恐ろしい病気なのは間違いありません。
そもそも褥瘡予防の対策をしていなかった?
小さな家族経営の宅老所でもあるまいし…
介護関係で働いたことがない人が勢いと情熱だけで開いた事務所じゃあるまいし、有料老人ホームと言えど、褥瘡対策の会議等は開いていたり、専門委員会的なものもあったでしょう。
むしろあるに決まっています。
会社としてはしっかり体制を整えています。
その中で、会社を訴えて支払いが発生するってことは驚愕の事実ですね。
職員も訴えられる可能性が…
最近の日本は何か訴えを起こす場合、会社と個人の両方を訴えることが最近は多くなってきました。
特に今回みたいなケースであれば、マニュアルを作っていても職員が守っていないから予防義務違反だよね?
っていう事で負けているわけですから、実際にマニュアルを守っていなかった職員全員を手軽に少額裁判するっていうのもアリになってきます。
ほぼないとは思いますけど、それなりに証拠があって、一人一人を訴えるのだってまあ可能といえば可能(費用のプラスマイナスとかは抜きにして)だし、負けて前科なり、介護関係の免許喪失っていう可能性もありますね。
医師や看護師はそういう時のために個人保険に入っているなんて話も聞きますが、介護業界にも本気で必要になってくる時代なのかなと思ってしまいます。
ただ、実際問題体位変換をやってなかったとか、マニュアル通りにやってなかったとか、明らかに不備がある場合保険適用しないんでしょうけど…。
全国的に訴訟まみれになってもおかしくない…
程度によるけど褥瘡=犯罪の流れになったら…
これ、介護業界では程度によりますが、どの施設でも似たり寄ったりのケースってそれなりにあると思うんですよね…。
しかも大きな褥瘡を作るのは大体が病院…。
病院から退院してきて、一生懸命直そうとするのにもうとんでもない大きさがゆえになかなか治らない…。
このパターン結構多いと思うんですけど、これを施設のせいにされても困るんですよね。
病院じゃないんで治療できないし…。
治療できなくてどんどん悪化するのをわかってて退院させたんじゃないんですか?
ってなりそう…。
そうしたらもう病院、病院の医師、施設の主治医、施設の泥沼四者間での責任争いですね。
もはや病院で作った褥瘡は病院で完治してから…。
ってなっても、一度できた場所は完全に皮膚が戻るわけでもないので、またできやすくなっちゃいますよね。
もうどこが責任持つんだか…。
裁判の判例次第ではもう介護なんか低賃金の割に訴えられる職業に変わるかもしれません。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に控訴してくれないかな?
ここで引いたら介護業界は崩壊する
まだ、東京地裁の判決ですからね…。
高裁とか最高裁まで頑張って、何とか無罪を勝ち取ってほしいものです。
こんなのがまかり間違ったらもうただの訴訟ビジネスになってしまうよね…。
そうしたらもう働く人がいなくなっちゃいますよね…。
そんなことになったらもうホントに【公式】ケアマネ介護福祉士が現場に戻るのが遠のきますね…。
2100万円とか結構な大金ですし、このまま受け入れるとは思えないんですけど、流石に争ってくれますよね?
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