認知症サポーターに高校生全員がなる住んで安心の地域づくり
認知症への理解を深め声掛けや見守りを通して高齢者を支える「認知症サポーター」の養成講座が、６月２１日、岩手県一関市の高校で開かれた。
養成講座が開かれたのは一関修紅高校で、全校生徒と教職員４００人あまりが参加した。
厚生労働省が取り組む「認知症サポーター」は、認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けすることを目的とし、自治体などが行う講座を受けることで誰でもなることができる。
２１日は市内の介護福祉士が基本的な知識を説明、生徒たちは認知症の人への接し方について正しい例と間違った例の映像を見ながら理解を深めていた。
一関修紅高校３年 千葉芽深さん 「（祖父母など）認知症の症状が現れたら、今回学んだことを生かして自立をサポートし家族で支えたい」 生徒たちは認知症サポーターという新たな視点で高齢者への接し方を学んでいた。
（引用ヤフーニュース）
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高校生全員が認知症サポーターで安心のまちづくり？
高等学校で認知症サポーター養成講座を開設？
これですコレ！！
むしろ学校でなぜ義務化しなかったか？って言うくらいの話になります。
認知症サポーターという国が提案した制度にはなりますが、むしろ小学生の道徳的な時間や、高校生の授業をつぶして開く講座的なやつはこういうのが必要なんじゃないかと思ってしまいますね。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にもこういった講話を積極的に働きかけて行っていくのも地域包括支援センターや、認知症サポーター養成講座の委託を受けた業者さんの大事なところかもしれません。
そもそも認知症サポーターとは？
小難しい所から引用すると
認知症サポーターとは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、地域や職域で、認知症の人や家族に対してできる範囲で手助けをする人のことです。
およそ90分の養成講座を受講するだけで誰でもなることができます。
特別な職業や資格ではなく、サポーターは、自分の日常生活の中で認知症への理解と支援の心をもって行動するだけです。
(引用LIFULL介護)
つまりざっくり説明しちゃうと、最低限の認知症の知識と対応方法
を教わって、地域や仕事でこんな風に対応するといいかもよ？？
みたいなことをぎゅぎゅぎゅっと９０分にまとめた勉強会を受けた人って感じです。
それを取得したからといって、何か特別許可されるとかは無いですけど、高校生としては就職資格欄に『認知症サポーター養成講座取得』とかかけるわけですから９０分で資格欄を埋める事を考えれば学生さんにとってもそれほどデメリットではないでしょう。
高校生が実際認知症サポーターになって何の得があるの？
何かが出来るわけじゃないけど…
90分で何が変わ認知症サポーターを受けて、適切な技術だったり複雑な対応ができるかと言えばそれは難しいでしょう。
９０分の講義を受けてそれができるようになるのであればもはや認知症共同生活介護(いわゆるグループホーム)的な場所は一切要らなくなりそうなもんです。
じゃあわざわざそんなのを受けても意味ないんじゃない？
って言う所ですが、【公式】ケアマネ介護福祉士的には大きな変化が起きると思っています。
気持ちが変わる？
今まで認知症という病気に対して一切理解していなければ、ただの恐怖対象でしかなかった高齢者を違う目線で見ることができるでしょう。
例えば…。
いつも同じ服を着て、３日連続同じスーパーの場所を聞いてくる老年の不審者…。
学校全体で『危険人物』の注意喚起メールが流れるかもしれません。
文章だけにすれば明らかに不審な人が３日同じことを聞いてくるのは不審者だし、スーパーに案内しようものなら今時の世の中は連れ去られて…。
とか、監禁されて…。
みたいに考えるのも致し方ないかと思います。
確かに実際に話しかけられたら恐怖でしょう
ただ、認知症サポーター養成講座を受ければちょっとだけ話が変わるかもしれません。
①同じ服を着て→着替えや入浴が出来ていない可能性がある…。
②３日連続同じスーパーの場所を聞いてくる→そのスーパーにたどりつけなくなっている…。
３日連続たどり着けていないなら食料は？
家には帰れているのか？
季節によっては熱中症や低体温の心配が？
こんな事が心配できるようになります。
また、認知症は年を取った人というイメージがあるものの、若年性認知症だったり、そんなに気付かないような軽度認知症(MCI)があって、決してお年寄りの病気ではない事がわかればこの不審者情報が若い人に代わっても性別が変わってももしかしたらただの恐怖という感情から、何らかの疾患を疑えるようになるかもしれません。
地域の見守り体制が格段に上がるかも？
認知症を患った人が地域で生活している。
それがむしろ当たり前の世の中…。
それがわかっただけでも認知症サポーターと胸を張って言えると【公式】ケアマネ介護福祉士的には思うのですが、そういった気持ちが芽生えた学生みんなが認知症サポーターになったら日本は平和で安心できる世界になるかもしれません。
認知症を患って街中で困っている人に気軽に声をかけられる。
暖かく見守れるって言うのは安心した世の中ですね。
明らかに迷子っぽい人に声をかけられる。
上手く小銭の判断が付かない人のレジを暖かく見守れる…。
そんな学生が増えれば、そんな学生の親もちょっとは変ってくるのかもしれません。
認知症云々とかじゃなく、なんかあおり運転だったりカスタマーハラスメントだったりと余裕のない世界な気がしてなかなか人助けをしても逆にとばっちりを受けるんじゃないかとか思ってしまう息苦しい世の中が変わればいいなと思ってしまいます。
地域包括ケアの足掛かりになる
この取り組みが学校からの働きかけで
『うちの生徒全員に認知症サポーターという９０分の講習だけでとれる称号が欲しいからやってください。ついでに学校アピールに使います！』
っていうなら他の学校もマネして欲しい所ですし、自治体や自治体が依託した先がやったのであれば
『こうやって認知症サポーターは増やしていくんだねー？じゃあうちの自治体もこれでガンガン増やしちゃう！』
ってなればいいなと思います。
長い目で見れば、義務教育や学生生活のうちに必ずこの道を通るとなれば地域包括ケアシステムの一端を自然と担う事になるでしょう。
介護という仕事や職種に興味を持つ人が出てくる機会になるかもしれません。(若い人が介護業界に行くと経済的には損失っていうのはごもっともではありますが、そんな事を強要するのであれば日本は独裁的に、共産的に仕事を決めるところですかって話になってしまう…。)
【公式】ケアマネ介護福祉士的に最早文部科学相あたりとタッグを組んでカリキュラムに必須項目で…
認知症サポーターだけじゃなくてさ…
もう学校に通わなくなって久しい【公式】ケアマネ介護福祉士的には必須のカリキュラムとして組み込めばいいのにと思ってしまいます。
認知症だけでなく、介護という問題、そして自分たちも何時どうなるかわからないヤングケアラーの問題。
そのあたりを学生のうちから勉強して頂くって言うのはありなんじゃないかと思います。
まして、知識のない親世代はサービス利用もしらないまま子供たちに介護をさせてしまう。
こどもたちの未来を奪いかねない行為…。
自ら進んで行う事と、サービス利用の制度を知らず辛い中で行うのとは大違いでしょう。
このニュースを機に学校での普及を願うオレンジリング所持者の【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
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