2024年介護保険報酬改定は1.59%増で正式決定
介護サービスを提供した事業者に支払われる介護報酬について、厚生労働省は、2024年度から1.59%引き上げる方針を固めた。
介護報酬は、介護サービス事業者の収入にあたり、3年に一度見直される。
厚労省は2024年度の介護報酬について、現在より全体で1.59%引き上げる方針を固めたことがわかった。
さらに、高騰する物価高などへの対応分を含めると、実質的に2.04%相当のプラス改定になる見込み。
ほかの業種と比べ相対的に低くなっている介護職員の賃金を改善し、人材の流出に歯止めをかけるのが狙いで、政府は近く、正式に決定する。
(引用ヤフーニュース)
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介護保険報酬改定によって介護業界は大きく動く
個人的に引き上げ1.59%は高い
3年に一回、報酬の見直しがあるわけで、それによって介護施設の収入が増えるのか減るのかが大きく変わります。
ざっくり今年は年間1000万円稼いでるケアマネの事務所が同じ仕事をしたにしても1015万円に収入増になるわけですからね。
もちろんそんな単純なものじゃなくて、過酸の取得状況によっては報酬が大して変わらないデイサービスもあれば爆上りのデイサービスもある。
どう頑張っても報酬は変わらないor減る訪問看護といった具合に、提供しているサービスや取得している加算によって報酬が上がるところ、下がる所に分かれるのが毎年のパターンではありますけど…。
それでも、【公式】ケアマネ介護福祉士的にはもっと上がり幅は良くて微増の前回同様1%以下。
下手すれば据え置きか引き下げかな?
くらいに思っていました。
正直なところ、介護費用の引き上げだったり、原則利用者さんの自己負担2割とかマイナスなことしといて介護報酬を上げるってことはしないんじゃないかなって思っていたので、むしろこんなにプラスの改定もらえるんだ?
介護業界が人材不足だからそのために介護報酬上げてくださいっていう各方面からのお話を政府が多少は聞いてくれたって話ですかね?
1.59%で介護業界が変わる?
正直なところ1.59%で介護職員の給料が爆上りして人材不足が解消するってことはないでしょう。
特にこの3年間は新型コロナウイルス感染症も流行って、改めて何かあったら簡単に介護事業所は吹き飛ぶ。
それに加えて、業界全体が傾きかけても飲食業や旅行業界のように手厚く国の施策は助けてはくれない。
それをはっきりと見せつけられた結果になりました。
その中で介護職員に1.59%しか上がらなかった報酬をそのまま給与に反映しようって気にはならなそう…。
むしろ何かあった時の予備費に回そうとしか思えない気はしますね。
ボーナスに反映されるくらいか?
正直なところボーナスに反映される程度かなって感じです。
新型コロナウイルス感染症のような災害がまた起きないって保証はないので、ある程度会社も資金を保有しておきたいでしょうし…。
ちなみに【公式】ケアマネ介護福祉士は年俸制なのでボーナスに影響されません。
それにボーナスで還元って話になったとしてもそんなに爆増するわけじゃないだろうし、全員に一律って感じにはならないでしょうね…。
介護職員同士の格差が広がる?
多くの企業がボーナスで調整するとすれば一律で配るっていうよりかは職員ごとに配分が変わるのは当然でしょう。
もちろんベテラン職員や資格を持っている人に配る。
なんでかといえば、会社にとって、ベテラン職員は辞めるリスクが低いし資格を持っている人は加算の要件や人員配置基準的に必要不可欠になる可能性が高い。
辞められたら困る。
辞めなさそうな人たちに給料を多く配るに決まってますからね。
ただでさえ、介護職員に配られている処遇改善加算は差をつけて配らないといけないので、ベテラン職員や資格者にバンバンお金が入る。
代わりに新人職員や無資格者にはロクに入らないシステムになっています。
介護職員の平均年齢も47.7歳…。
65歳以上の職員が45%ってことで、多くはパートだったり時短勤務等でしょうからあんまり当てにはなりませんけど、今いる介護職員がどんどん高齢になっても若手の介護職員が入る確率っていうのはあまり期待できないでしょう…。
まあケアマネも平均年齢53歳で、35歳未満は8%と更に高齢化+若手参入が出来ていない状況が進んでいるので何とも言えませんけど…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に施設と訪問看護は下がる可能性も?
ここからは完全に個人的な見解なので、当たったらほめてほしいかなって感じですけど、業界全体では1.59%の報酬増加ですがもちろん一律で上がるわけではない…。
その中で、報酬がほとんど変わらないor下がるかもなって思っている業種…。
施設介護に関しては地域包括ケアシステムによる障害や介護が必要になってもできるだけ地域で過ごしましょうっていう話になっているので施設入居は時代に逆行している形…。
特別養護老人ホーム、グループホーム等のハコ物施設に関しては民間の有料老人ホームやサ高住も乃東してきている中で、なんとなく報酬が爆増する理由が見当たらない…。
むしろ下がってもおかしくないかなって感じ…。
訪問看護に関しては医療保険の改定次第な部分も大きいですが、訪問看護ステーションによる訪問リハビリが悪だよねっていう風潮が強い。
【公式】ケアマネ介護福祉士個人的に言えば訪問リハビリって必要な在宅サービスだとは思うんですけど、実際問題として訪問看護ステーションを名乗りながらセラピストが大半で、看護師が訪問して実際の医療行為っていう支援は一切しないですっていう訪問看護ステーションも多数…。
介護医療業界で一番の人数を抱えている看護師協会からもにらまれている状況…。
そんな状況で報酬爆増とはならない気がしますね。
これ以上イジメられたらセラピストさんの就職口がなくなりそうだけど…。
やる気のない老健は赤字に転落?
老人保健施設はこの3年間の間に介護医療院も創設されて、微妙にライバルが増えた形になっています。
今回の報酬改定で、ほぼ間違いなく在宅復帰に力を入れている老健とそうでない老健の報酬に大きな差が出てくる感じになるとおもいます…。
母体が病院だから、いじめ抜いても早々潰れることはない…。
もちろん撤退する可能性もありますが、生かさず殺さず的な報酬へ引き下げることも十分に考えられます。
サ高住は…?
サ高住に関しては、厚労省管轄ではなく国土交通省管轄なので、締め上げようにも限界がある。
故に、訪問介護や通所介護の送迎減算や集中減算的なものを厳しくしまくっていく気もしますね。
まあ多くの施設が減算対象にならないようにヘルパー事業所を半分に分割して複数事業所へ形だけ派遣したり、近隣のグループサ高住同士で送迎をしたりとうまくかわすのが目に見えていますけど…。
それでもやらないわけにはいかないでしょうから何らかの施策はするんでしょうけど…。
小規模多機能はオワコンか?
通所介護(デイサービス)+訪問介護っていう新しいシステムが浮上していたのに今回の報酬改定自体では決まらずに見送りになるのかなって話?も浮上していてはっきりとしたことはわかりませんが創設の有無にかかわらず、小規模多機能に関してはすでに報酬的にギリギリ…。
なんと半数以上の施設が赤字経営というお荷物状態…。
次々に小規模多機能→小規模看護多機能に移行している状況。
実際問題、居宅ケアマネがわざわざ自分の担当を手放して小規模多機能へっていうシステム自体が流行らなかった原因だとは思います…。
小規模看護多機能に関しては、在宅生活と24時間医療が必要な人とか、ターミナルケアの人っていう需要が確保されているので顧客集めもそれほど苦労しないし報酬的にも小規模多機能よりは安定する感じ…。
正直なところ、小規模多機能に関してはすでに需要があまりない状況になりつつある…。
国がいったん作ってしまった小規模多機能というシステムを残したいと思わなければ大幅な増加っていうのは期待できません。
個人的には通所介護+訪問介護機能っていうサービスを打ち出した時点でオワコン確定だなと思っていました。
小規模多機能にお勤めで、別グループから看護師さんが来なさそうな所に努めている方に関してはさっさと給料が出ているうちに転職をお勧めしますね。
訪問介護と通所介護は未知数…
一番の未知数は訪問介護と通所介護ですね。
訪問介護職員の給料が低くて、人材不足は介護業界の中でもダントツ一番…。
でも、現状の収益性は一番高い…。
その辺を考えるとお偉いさんがどう考えるか次第…。
収益上げてるから介護報酬を削減することもあるだろうし、かといってヘルパー不足で需要と供給がかみ合ってないから報酬を上げてヘルパーさんがもっと増えるように報酬を上げるのかもしれない…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的には通所介護が訪問までやるシステムを作るっていうところを考えると、今回の報酬はそれほど大きな減少にはならない。
通所介護+訪問機能が軌道に乗ったら次の報酬改定では思いっきり減らされるのかなっていう気もします。
通所介護においては小規模のデイサービスがすでに新型コロナウイルス感染症で淘汰され、人気のないところは赤字に転落のまま帰ってこない…。
ある程度淘汰された状態ではあるので、大きな収入減とはならないかなと思います。
もしかしたら通所介護+訪問介護をしない事業所は大幅減っていう可能性もありますが、それは今回の報酬改定では低そうな可能性がありますね。
福祉用具貸与はちょっとイジメられる…
すでに安価なレンタル品は買取でって決まっている福祉用具…。
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黒字化している事業だけど、ヘルパーさんと違って新規参入に関しては人ではなく場所と金がかかる事業所…。
その辺を考えるといじめられて小規模なところがつぶれても大きいところは生き残るだろうから別にって国が考えるのも不思議はない…。
要介護状態の利用者さんが使うサービス割合としても人数的には多い…。
その辺を考えると、介護費用抑制にも一役買うし都合いいのかもしれませんね。
訪問入浴は個人的に報酬上げてほしい
需要も少ないし、事業所も少ないのであんまり注目されていない仕事って感じになってますけど、地域包括ケアシステムを円滑にするためには重度者が入浴するために必要な訪問入浴…。
これに関しては漏れなくほぼ赤字事業…。
よほどうまく経営しているところ以外はほとんど慈善事業…。
ちょっとあまりにもかわいそうすぎる…。
個人的には訪問入浴の事業者さんが増えるようにもっと報酬を爆上げしてほしいところではありますけど、現状そんなことにはならないんだろうなと思ってしまいます。
いずれにしろ自立支援や介護度改善、LIFEへのデータ送信できないところは終わり
これは全ての事業所に言えるところでしょうけど、今回の報酬改定で、大体の分野でLIFE加算が創設され、国へのデータ送信ができない事業所は大幅収益減になるでしょう。
もう数年前から国へどんな人が介護を受けていて、どんな介護サービスを受けていて、どんな介護サービスを受けている人が良くなってるのか?
悪くなってるのかっていうのを調査しています。
そのためのLIFE加算…。
これに対応できない事業所は淘汰され、徐々にではあるけど、介護度改善させるような介護を行ったところに多くの報酬が行き渡るような加算を次々作っている…。
最低限、この流れに乗れないところは運営できないような流れになっていくのは確定事項だと思われます。
処遇改善自体はアップする話だけど…
介護職員の給料はそういっても処遇改善加算によるものが大きいですね。
そちらに関しては今ある処遇改善加算、特定処遇改善加算、ベースアップ等支援加算。
それに加えて来年度から一人6000円くらい給料上げますっていうものが一本化するような話題になっています。
介護職員の給料は全体でみると上がるみたいですけど、上がらない人は全く上がらないことが予測される…。
アナタの職場はどうなるんでしょうかね?
食材費用の臨時分を合わせると2.04%…
食材費や燃料高騰分の引き上げも検討されており、それも合わせると2%越え…。
ホント各方面の団体さんが声を上げ続けた結果って感じですね。
各協会さんや団体さんのおかげ…。
ケアマネ協会さんや介護福祉士協会さん等の資格団体や老施協とか看護協会とかの職能団体的な人たちも頑張ってくださったのでしょう。
ホントありがたい。
今回の3年間っていうのは勝ち負けで表すのは不適切かもしれませんが、このまま3年間2.04%っていうことになったら個人的には大勝かなって思います。
医療保険は0.88%引き上げ
余談ですが、医療保険は0.88%引き上げらしいですね。
それはそれでちょっとびっくり。
まあこの3年間、コロナワクチンを打つ医者に時給18万円払ったり、コロナ病床という専門のベッドを作っただけで受け入れなくても鬼のような給付金を出したり…。
コロナワクチンの会場受け付けや補助を渡り歩く事務さんや看護師さんがとんでもない給料を手にして旅行+ワクチンバイト=貯金までっていう構図ができてたくらいですから配るとこ間違え過ぎた分調整するのかなという大方の予想の中、前回3年前がお気持ち程度の0.4%。
それから見ると大きく上がりましたね。
新型コロナウイルス感染症みたいな未曾有の中頑張った分って感じなのでしょうか?
【公式】ケアマネ介護福祉士的にケアマネの報酬はたぶん変わらない…
ケアマネは黒字分野…
マジかよって思うんですけど、ケアマネは全事業所通算にすると黒字分野なんですよね。
どうやって黒字にするんだよって思っちゃうんですけど、大規模化とケアマネの担当件数の増加が効いてるんだとは思います。
それでも訪問介護、福祉用具貸与に次ぐ3番目の黒字収益事業…。
これをさらなるプラスにするっていうのことは正直なところ考えられない…。
ケアマネの給料自体は安いし、年々担当する上限は増えていくばかり…。
とはいっても今からケアマネを辞めるって人はいないだろうし、若い人はそのまま介護職員を続けていけばいい…。
疲弊してケアマネっていうシステム自体がもう限界ってなる頃には高齢者の人数自体が減ってるからあとは惰性なり機械化なりで乗り切れる算段でしょう…。
ケアマネの給料は不本意ですが、居宅ケアマネも処遇改善加算の適応になるか次第ってところでしょう。
そうなれば給料爆上げでケアマネの免許を持っているけどやってないっていう人が次々居宅ケアマネへ転身する未来も見えてきますけど、そうなれば介護職員が減って本末転倒。
そんな危険性のあることを国が行うとは思えないのが現状ですね…。
ケアマネは自由な働き方で人材確保するしかない…
報酬面では難しいところでしょうけど、一番ICTを使って自由な働き方がしやすい業種…。
実際、【公式】ケアマネ介護福祉士は比較的自由な働き方をしているしケアマネ業務と家庭を両立しながら地域の活動。
挙句はインフルエンサーマーケティング的な真似事とイベントでのアルバイト的なことまでしている。
その辺を考えると、こんな働き方は介護職員では出来ない…。
その辺をアピールしながら若い人もケアマネになってもらわないとあっという間に人材不足&機械で代替えの流れになっちゃう。
そうならないためにもケアマネの働き方や必要性をどんどんアピールしていく必要があるんだろうなって思う【公式】ケアマネ介護福祉士でした。
それにしても毎回毎回介護保険報酬改定に振り回されるのはしんどいなあ…。
戦々恐々じゃなくワクワクしたいものですね…。
まあケアマネジメント同様に、見ている場所や専門性が違うので、意見だったり考えていることが違うのは仕方ない…。
介護業界の思った通りの報酬になったら国もお金が足りなくなっちゃうんだろうし…。
仕方のない部分ではあるのかなと思ってしまいます。
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