70歳のヘルパー殺害した53歳利用者に日本の縮図が見えた
訪問介護ヘルパーの女性にわいせつ行為をし、暴行して死亡させたとして強制わいせつと傷害致死の両罪に問われた無職の男(53)の裁判員裁判が29日、大阪地裁であり、長瀬敬昭裁判長は懲役8年(求刑・懲役10年)の実刑判決を言い渡した。
「何の落ち度もない女性に一方的に暴行を加えており、悪質な犯行だ」と述べた。
判決では、男は2019年1月、一人暮らししていた大阪市生野区の集合住宅の一室で、一人で訪れたヘルパーの女性(当時70歳)を殴ってわいせつ行為をした後、何度も踏みつけるなどして死亡させた。
弁護側は犯行時、統合失調症などの影響があったと主張したが、長瀬裁判長は、精神鑑定した医師の証言のほか、被害者の遺書を偽造するなどしていたことから「善悪を判断する能力はあった」と判断した。
◆利用者からセクハラ多発
訪問介護の現場では、ヘルパーが利用者らから暴力や性的な嫌がらせを受ける被害が後を絶たない。厚生労働省の2019年の調査では、訪問介護職員の42%が身体的暴力や恐怖を感じる行為を経験。
セクハラ被害も37%に上った。
複数での訪問が有効とされ、兵庫県などでは同行職員の派遣費用を補助する制度を始めているが、介護分野の人手不足で同行する職員を確保できない事業者が多く、利用は進んでいない。
関西医科大の三木明子教授(精神保健看護学)は
「安心して働ける安全な環境づくりが大切。2人での訪問を原則とするべきで、国などが補助をより充実させることで、事業所が人材を確保できるようになる」
としている。
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事件の概要
①53歳男性は2019年1月、一人暮らししていた大阪市生野区の集合住宅の一室で、一人で訪れたヘルパーの女性(当時70歳)を殴ってわいせつ行為をした後、何度も踏みつけるなどして死亡させた。
②犯行時、統合失調症などの影響があったと主張したが、長瀬裁判長は、精神鑑定した医師の証言のほか、被害者の遺書を偽造するなどしていたことから「善悪を判断する能力はあった」と判断した。
③懲役8年の実刑判決となった。
70歳のヘルパーって…。
もういきなり本題からズレますが、コレが今の介護、特にヘルパーの現状ですね…。
ヘルパーの平均年齢が2019年の厚労省調べによると
訪問介護労働者(1,897 人)
内訳は、正規労働者が 20.4%、パート労働者が 22.1%、登録ヘルパーが 51.7%、その他5.8%で、登録ヘルパーが半数を超えています。
平均年齢は 55.5 歳で、50 歳以上が 73.0%と全体として平均年齢が極めて高いのが特徴です。
20 代は 1.0%しかいません。
また、前回 2012 年の調査と比べて登録ヘルパーの高齢化が急速に進んでいます。前回は平均 55.2歳で、今回 58.7 歳と平均 3.5 歳引き上がっています。60 歳以上の労働者が半数以上の 51.0%となっています。
分母が2000人を下回っており、サ高住の名前だけ訪問介護職員が入っているのか?
等も大きな所にはなってきます。
サ高住の名前だけ訪問介護職員は実質施設職員と同じ働き方をするので流石に60歳~上の年齢になってくると肉体的にきついので比較的若い人達で構成されます。
それを考えると、純粋な訪問介護事業所のみにアンケートを取ったとは思えませんので(そんな高度な選別をしたとは思えない)
実際の年齢は更に上がると思います。
流石に70歳のヘルパーがいるなんて…。
なんて世間一般の人は思うかもしれません…。
大きい事業所なら一人は居るかな?って感じです…。
だって冷静に考えてください?
平均年齢が58歳なんですよ?
平均に偏っていたら再来年くらいには事業所がほとんどなくなっちゃいます…。
40歳手前のヘルパーさんが一人いただけでも70歳のヘルパーさんがいないと平均値になりませんから…。
老々介護と揶揄されても仕方ないのが介護業界の現状です。
特にヘルパー事業所は利益を上げづらいので給料も比較的低い…。
1人で利用者さんのお宅に行きますから、利用者さんだけではなく、利用者さん家族からこういう悲惨な目に合うリスクを抱えた仕事です…。
若い人は本当にやりたがりません…。
後継者が育つ前に自分たちの年齢が限界を迎えそうな綱渡りの中事業を継続しているのがヘルパーさんです。
53歳の利用者さんて?
このブログを見てくださっている方はおそらく多くの方が医療、介護、障害分野の従事者でしょうから説明は不要かと思いますが一応…。
介護保険は原則65歳からの利用ですが、脳梗塞やがんの末期、一定の難病等があると45歳から申請が可能です。
きっとこの人も難病か脳梗塞等の疾病があったものと推測できます。
70歳と言えど、人を踏みつけて亡くならせてしまうくらいですので、ある程度の残存機能だったり、日内変動はあっても動く時間帯があるような方だったのでしょう…。
53歳くらいだと、生殖機能もまだまだご健在なんでしょうね…。
知らんけど…(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
難病だからとか、障害があるからとか、ましてやまだまだ若いからという理由なんかでは済まされない身勝手な事件でしたね…。
また、判決内容の概要を見ると
弁護側は犯行時、統合失調症などの影響があったと主張したが、長瀬裁判長は、精神鑑定した医師の証言のほか、被害者の遺書を偽造するなどしていたことから「善悪を判断する能力はあった」と判断した。
との事だったので、精神疾患の診断自体はついていたものと思われます。
遺書を偽造するとかしっかり隠ぺい工作できる程度の能力はありますがね…。
実刑判決で8年で、刑務所ではどう過ごすのだろう…。
刑務所の中ではだれが介護するんだろう?
まるで刑務所が老人ホームみたいだ…。
そんな記事をいくつか読みましたが、刑務官さんが介護を行うようですね。
また、高齢者や、病気が悪化している人たちは刑務作業も擁護向上という別の所で作業されるみたいです。
オムツも刑務所には常備されており、出所後も自分で脱ぎ気が出来るようにテープタイプではなくリハビリパンツタイプを使う等ルール的なものがあるようでした…。
正直なところ、53歳で脳梗塞だった場合は8年間の服役生活中に複数回再発してもおかしくないでしょう。
入院中も刑期は短くなるのでしょうか?
ならないのであれば一生塀の中の可能性も十分にありますね…。
また、今回の53歳が難病だった場合も、病状が進行して二度と娑婆には出られないでしょう…。
娑婆に出られないのであれば、刑務所でも専用病院でも変わらない生活が待っているような気がします…。
結局服役中の刑務作業も違う事をやるのであればおそらく収入も違うでしょうから…。
この件をケアマネ介護福祉士はどう思う?
日本の高齢化問題、刑務所での介護問題を一気に考えさせられる問題ですね…。
70歳のヘルパーさんが結構な人数居て支えられているギリギリの訪問介護事業…。
1人で利用者さんの支援に行く危険さ…。
刑務所での高齢者、難病患者の受け入れ問題…。
刑務官は介護も病気も素人…。
刑務所にもケアマネと外部ヘルパーや通所介護が必要になる時代はそう遠くないのかもしれません。
産業ケアマネ導入のさきがけは刑務所になるかもしれませんね…。
ケアマネ介護福祉士は喜んで専属マネジメント契約を結び、刑務所ケアマネとして働いても問題ありません事よ?
是非ともご用命いただければ幸いですわ。
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