リハ職の訪問看護、基本報酬引き下げで訪問リハは消滅する?
18日、今年4月の改定で新たに適用される各サービスの介護報酬の単位数が公表された。厚生労働省は事前に固めていた方針通り、リハビリテーション専門職による訪問看護の適正化策を打ち出した。
併せて、基本報酬の算定要件を以下の2点で見直す意向も明らかにした。
○ リハ職による訪問看護については、実施した内容を訪問看護報告書に添付する
○ リハ職による訪問看護の対象者の範囲について、訪問リハと同様に、「通所リハのみでは家屋内におけるADLの自立が困難である場合」を追加する
厚労省はこのほか、サービスの利用開始から12ヵ月超が経った要支援の利用者をリハ職が訪問する場合の基本報酬を、1回につき5単位減算する(新設減算)ことも公表した。
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法改正でどうなる2021年4月~訪問看護ステーションからのリハビリ
まず基本単価の引き下げに入りましたね…。
予想の範疇ではありますが、「意外に少ない?」と思ってしまいます。
リハビリを2単位(40分)行って、80円の収入減…。
13か月目からは更に100円の収入源…。
一日40分を超えるリハビリは収入半額減少…。
収入減少によって訪問看護ステーションからのリハビリは受けられなくなるほどの収益減かといわれればどうなのでしょう…。
思ったよりも影響は少ないかな?
という印象ですね…。
他のサービスも結構削られるのがわかる中で意外にそんなもんで済んだんだねえー。
という印象です。
介護保険の訪問介護基本報酬
サービスの利用開始から12ヵ月超が経った要支援の利用者をリハ職が訪問する場合の基本報酬を、1回につき5単位減算する(新設減算)
訪問リハビリにどんな影響がある?
リハビリは一年で終わりと強制終了させられる?
急性期リハビリの効果が上がる目安が、3か月、6か月、一年あたりなのを考えると、12か月を超えるリハビリは必要性が乏しくなるためこの減算はまあ仕方ないのかな?
と思ってしまいます。
難病等で、刻一刻と身体状況が変わる場合を除いて、大きな成果を上げられずに惰性でリハビリを行うのは介護給付費の無駄遣いといわれても仕方のない部分ですから…。
今後の訪問リハビリに関しては、利用者さんが定期的に来る人気の訪問看護ステーションはより急性期を重視され、一定期間でリハビリを終了する割合が増えるかな?
程度で、大きな変化はないでしょう。
ものすごい減算額であれば12か月でリハビリは終了。
と多くの事業所が動き出すでしょうがこのくらいの減算幅であれば、新規の相談が少ない事業所さんは12か月でリハビリ介入をやめたところで新規が来る保証がなければわざわざ収入が途絶えるような方向には動かないでしょうから…。
訪問リハビリの頻回訪問は絶対に許さない。
あまり一日数回に渡ってリハビリを介入する機会はないと思いますが…。
(経験した中でも時間がなくて食事の評価をしたいためSTさんが一日に二回、昼食とおやつに介入くらい)
同日に2回入った場合は報酬が半額ですね…。
私が知らないだけで、こういうケースは結構あるよという方は青いボタンのはてなブックマークがてら、コメントを残していっていただけると幸いです。
じゃあ今回の改正で訪問看護ステーションからの訪問リハビリは大きく変わらない?
リハビリ2単位(40分)で週3回まで、しかも同日算定は報酬半分。
なおかつ基本単位数が減っている…。
13か月目からはやや減算…。
今まではのんびり回れたかもしれない訪問リハビリスタッフでも、同じ収入を出すのに必然的に多くの利用者さんを抱える必要が出てきますね。
流行っている訪問看護ステーションなら12か月でリハビリは強制終了で新しい利用者さんを獲得する…。
今まで以上に分単位で移動を繰り返し、一日5~6件の介入を行う事になります。
過疎地域では移動距離や時間もかかるので更に大変なことにはなりそうですね。
ステーションの看護職員比率は?
一時期話題に持ち上がった『訪問看護師5割居ないとステーション閉鎖』の案は今回の介護保険改正には間に合わなかったのか、反対意見が強すぎて断念したのか…。
特に今回の法改正ではおとがめなしのようです…。
もしかしたら看護師の割合が少なすぎる訪問看護ステーションはつぶれない範囲で減算か、守らないとほぼ赤字になる減算とかになるのかな?
と思っていたのですが、一切のおとがめなしは正直びっくりしました…。
私としてはみなし期間を5~10年ほど置きながら『ケアマネ事業所の主任ケアマネいないと運営しちゃいけないよルール』みたいに『訪問看護ステーションは看護師が一定割合居ないと運営しちゃいけないよルール』にするのかと思っていました…。
今回それがなく、これだけの減算幅で済んだのは署名活動が効果を表したのかもしれませんね…。
長期的にリハビリを受けたい人はどうすればいいの?
病院リハビリを使う?
病院の外来リハビリであれば医療保険なので主治医や病院によっては長い期間のリハビリをしてくれるかもしれません。
ただ、入院後とかでない限り実際に家の状況を見に行って判定したりとかはしてくれなかったりだとか、バカ高い交通費等を取るところもあるみたいです。
あくまで、『病院でのリハビリ』であることを念頭において、自分で課題や目標を設定し、リハビリスタッフと実現してくことが出来る人向けでしょう。
通所リハビリを使う
いわゆる『デイケア』というやつですね。
通所リハビリテーションはデイサービスに専門の療法士が一定数配置され、リハビリを行うために通うデイサービスみたいなところと考えてもらえればいいかと思います。
普通のデイサービスだと、数人で嚥下体操やラジオ体操なんかをやっただけで介護保険上『訓練』とみなされます。
ラジオ体操をみんなでやっただけで訓練とは何事だ!
と思う方は『通所リハビリテーション』
いわゆるデイケアを利用しましょう。
デイケアでは一対一で療法士さんがついてリハビリを行ってくれます。
デイケアも基本的には施設に言ってのトレーニングにはなりますが、必要であれば自宅の環境を確認したり、住宅環境に応じたリハビリを行ってくださいます。
自費での訪問リハビリテーションを使えば問題はない
コレはお金さえあれば一番手っ取り早いかもしれません…。
介護保険や医療保険を使おうとするのでいろいろな制約が出てきます。
最近都会の方では全額保険外サービスのリハビリテーションも増えてきているようですね…。
費用は結構高いみたいですが、短期的に使ったり、急性期のリハビリ期間に使ったりする方が多いみたいです。
リハビリは早い方が成果が上がりやすいのは間違いないですが、介護保険の性質上すぐには入れませんし、医師の指示書がなければ医療保険、介護保険両方とも介入は不可能…。
大きい病院だと訪問看護指示書が届くまでに1っカ月以上を要するところもあります。
費用さえ許せば自費サービスが一番なのは間違いないでしょう…。
そんな富裕層が日本にいっぱいいるとは考えたくないですが…。
ケアマネ介護福祉士的に今回の訪問看護ステーションによる訪問リハビリテーションの大幅減収入をどうとらえる?
ケアマネ介護福祉士的にはまあ看護職員5割以上とかの時限措置が付かなかっただけでも『看護協会』頑張ったんだなあ…。
というのが率直な感想ですね…。
確かに減収入や長期的にリハビリ入った場合の減算は大きいとは思いますが、難病でもない限り長期的にリハビリテーションを行って生家が出るのか?
だったり、『週一回の40分リハビリ』で成果が上がるのか?
という所はすごく疑問に思っていた所です。
実際併設されている病院リハビリや訪問看護ステーションのリハビリスタッフたちは若い職員や臨床を稼ぎたい人達が多いので、長期的なリハビリに懐疑的な意見を耳にすることが多いです。
利益目的以外に長期間リハビリテーションを行うメリットを実際に介入している療法士が疑問に思うくらいですからこの減算は妥当と思いますね。
実際私達ケアマネも『リハビリでの向上を期待できない』とわかってはいるものの、『家族や本人に切り出すタイミングが無くなっている』という状況は見られますからね…。
減算のタイミングで中止、もしくは一年間の時限付きでリハビリと決めてプランを作れるのは大きいような気がします。
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