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居宅療養管理指導、ケアマネとの情報連携を強化 社会的処方推進

ケアマネはこれで医療連携も円滑に?居宅療養管理指導も改定へ。

通院が困難な在宅利用者の所へ医療の専門家が来て健康管理に関する指導を行ってくれるサービス。ケアマネへの情報提供回数も上限があるものの、加算要件となっているため一応報告は来ます。これからは報告内容も充実化し、医療と介護の連携を深めていこうという動き。

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居宅管理療養指導ってそもそも何?居宅完了用指導とは?往診や訪問看護とどう違うの?

 

居宅管理療養指導とは?

ざっくり説明すると、歯科医師を含めた医師や、管理栄養士、薬剤師、歯科衛生士がご自宅で生活する利用者さんの健康管理や療養に関する相談、指導を受けられるサービスになります。

 

他のサービスとどう違うの?

往診や、訪問看護ステーションは自宅に来て、医療サービスを提供しますが、居宅管理療養指導は基本的に医療的サービスは受けません。

もちろん明らかな異常や、早急に必要な際には医療行為を行いますが、その時は居宅管理療養指導ではなく、

『往診』

もしくは看護師さんから医療を提供する

『訪問看護』

等のサービスに切り替わりますね。

 

医療行為はしないけれど、どんな食事を食べているか?

どんな工夫をすればもっと健康状態を保全できるか?

『入れ歯が合わないのかなんなのかわからないんだけどご飯食べてくれないんだよ。歯科衛生士さんやどうしたらいいんだい?』

『今どんなの食べさせているの?もっと柔らかくて少し温めたヤツの方がいいと思うよ?入れ歯も今度調整した方がいいかも?もしかしたらうまく合わないから痛いのかもしれないし…。』

だったり

『うちの旦那さんお薬を飲んでくれないんだ。薬剤師さんどうしたらいいだろう?』

『子供用のゼリーに包んで飲ませる市販品とかは効果的ですよ?試してみたら?あれ?お薬の数があってないかもしれないね…。今度からは孫ちゃんにお薬の管理を頼んでみようか?』

みたいなアドバイスを頂けたりするサービスです。

決して治療は行えないものの、費用も呼ぶ人種によって違うものの、それほど高価なサービスではなく費用もこんな感じです。

一割負担の場合はコチラ⇓⇓

指導する職種 自己負担額
医師・歯科医師 単一建物居住者が1人 509円
単一建物居住者が2人~9人 485円
単一建物居住者が10人以上 444円
薬剤師 医療機関所属 単一建物居住者が1人 560円
単一建物居住者が2人~9人 415円
単一建物居住者が10人以上 379円
薬局所属 単一建物居住者が1人 509円
単一建物居住者が2人~9人 377円
単一建物居住者が10人以上 345円
管理栄養士 単一建物居住者が1人 539円
単一建物居住者が2人~9人 485円
単一建物居住者が10人以上 444円
歯科衛生士 単一建物居住者が1人 356円
単一建物居住者が2人~9人 324円
単一建物居住者が10人以上 296円

 

 

歯科衛生士さんなんかは自宅に呼んでも一回356円…。

人一人を動かす金額としては破格の安さ…。

流石介護保険です…。

 

特に家族が高齢で、介護に自信が無かったり、お一人暮らしで心配な家族さんにはうってつけのサービスですね…。

 

正直なところ医師や看護師は訪問サービスがあるので、居宅療養管理指導にはあまり食い込んできません…。

歯科医師さんも、往診するところはあっても居宅管理療養指導を行うところは少なめです…。

一番多いのは薬剤師さんのイメージですかね?

特にイメージ例で上げたとおり、お薬の定期的な管理は家族がいないご高齢の利用者さんにはすごく助かるサービスです…。

月に一回から二回ほど自宅まで来て、残薬の確認や、飲めていない様だったら家族へのアドバイス…。

ケアマネへの報告が入りますので、皆さんが安心できるサービスになっているのではないでしょうか?

 

これからはどうなる居宅療養管理指導の行方 ケアマネ介護福祉士的見解は?

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今回の報酬改定のテーマは

『介護職員の人材確保』と『医療連携』

今までの居宅療養管理指導に関しては、自宅に行った日にちと

『変わりなく過ごされているようです。来月は○○日受診予定。』

みたいな報告書の事業所が多く、とても連携しているとは思えないような報告書の嵐でした…。

これからは報告するべき項目を自由項目ではなく、国が定めるようです…。

これでケアマネに医療的情報が入ってくるのではないでしょうか?

というのが国の目論見ですね…。

まあ今よりは入ってくるかもしれませんが…。

あまり期待はしていません…。

また、居宅療養管理指導に対しての加算報酬増額が検討されているようですが

『介護職員の人材確保』

にはほぼ影響はなく、限りある予算をそちらに回すのはどうなのか?

という不満も出てきそうですね…。

ケアマネ介護福祉士的には薬剤師さんや管理栄養士さんが居宅を訪問し、問題点を薬剤師や管理栄養士の視点から提起してくれることは大きなプラスになってくれると思いますので是非連携しやすい形をとってほしいとは思いますが、限りある介護給付費は介護職員とケアマネに振り分けてほしいのが本音です…。

 

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