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小規模多機能のメリット消滅。緊急ショートステイを受けれなくなる?

小規模多機能メリット消滅。緊急ショートが使えなくなる。

緊急でショートステイやデイサービスを受けられるのが魅力の小規模多機能施設。その魅力が今回の基準緩和で吹き飛びます。もはや小規模多機能施設を使う魅力は同じスタッフが来るというだけになってしまった事に関するニュース記事になります。

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そもそも小規模多機能施設とは?

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簡単に説明すると小規模多機能施設とは、デイサービスとホームヘルプサービスとショートステイ、(場所によっては訪問看護)を同一の事業所から受けることができる介護サービスになります。

小規模多機能のメリットとは?

小規模多機能施設においてのメリットは大きく2つ

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①デイサービスやホームヘルプ、その日予定にないショートステイなんかを使いやすい。

小規模多機能施設は最大定員が29名で、施設によりますが9名までお泊りが可能。

介護者の急な用事などにも部屋が空いている限り電話一本でショートステイが可能。

また、デイサービスも通常のデイサービスでは不可能な早朝から預け、夜遅くに迎えに行く。

場合によっては施設側で送迎も可能だったりするという柔軟かつ、お仕事をされている方にやさしい施設になります。

 

②デイ、ショートステイ、ホームヘルパーのスタッフが同一

通常はデイサービス、ショートステイ、ホームヘルパーを使う場合はそれぞれの事業所と契約します。

もちろんそれぞれの事業所から派遣されるスタッフです。

小規模多機能施設は一つの施設でデイ、ショートステイ、ホームヘルパーを行います。

故に常に利用者さんの状態を日ごろから見ているスタッフさんがケアに入ります。

より細やかな体調変化を気付いてくれたり、認知症を患っている利用者さんの場合は常に見たことあるような気がするスタッフが介入するため、介護に対する拒否が少なく済んだり、介護拒否に対応するスタッフ自体もその対抗策を持ちやすくなります。

環境の変化に弱い認知症を患っている人には、良くわかっているスタッフさんがケアに当たることがとても重要です。

色々な事業所で、いろいろな人と関わるのはストレスですから…。

小規模多機能のデメリットは?

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そんないいところだらけに見える小規模多機能施設にももちろんデメリットはあります。

どんなサービスにもそうですが、しっかりとメリット、デメリットを把握してサービスを知った上で利用を考えていきましょう。

もちろん働いている人もケアマネに限らずそのくらいの知識は持っていても損はありません。

 

①費用が高くなりがち

小規模多機能施設は包括的にサービスを提供し、必要で使っても使わなくてもサービス料金は限度額いっぱいになりがちなサービス形態の業種です。

デイやショートを使えばお部屋代やお食事代もかかりますから当然といえば当然ですが…。

 

通常の在宅生活よりも全然料金は高くつくと思ってください。

 

②小規模多機能施設からのサービス以外は受けられない事が多い。

代表的なのは通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションの類ですね。

基本的に小規模多機能施設のデイ、ショートステイ、ホームヘルパー以外は使えません。

リハビリを受けたい方は医療保険での介入(病院でのリハビリ)じゃないと難しくなります。

③事業所によってはデイもショートステイも使えない地獄。

変に繁盛している小規模多機能はデイサービスもショートステイも定員いっぱいまで埋まっており、急な対応に答えられなかったり…。

でも小規模多機能以外の施設を使えないので地獄状態なんて事があります…。

小規模多機能施設を選ぶ際には現在のデイサービス、ショートステイにある程度の空きがあるかを確認してから申し込みましょう。

 

どんな風に変わるの?小規模多機能のデイサービス、ショートステイ枠が解放されると?

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今までは小規模多機能施設と契約している人しか使えなかったのが、一般の人たちが使えるとなれば、経営を良くしようと、意図的に枠をあけて他の利用客を取り込もうとする事業所も出てくるでしょう…。

結果、今までデイやショートを使えていた小規模多機能利用者が使えなくなる可能性があります。

これでは小規模多機能施設の魅力と、そもそものメリットが失われてしまいます。

何のための小規模多機能施設なのかが問われています。

ただ、その一方で、小規模多機能施設は赤字になりやすく、閉鎖してしまう場所も多いので経営的には助かる法律なのかもしれません…。

今後、どのくらい経営を最優先させる事業所が出てくるのかによっては今後の介護業界に大きな影響を与えかねない法改正となっております。

 

ケアマネ介護福祉士的今後の小規模多機能事業所

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事業所定員が29人までと決まっているので、定員に全く足りていない赤字事業所や、ギリギリの事業所はショートステイやデイサービスを一般開放することにより経営が安定するでしょうからありがたい法改正になるでしょう。

利用者さんは知らない利用者さんが急に来て落ち着かなくなる可能性ぐらいで大きな不利益は被らないでしょう。

問題は定員いっぱいまで利用者さんを抱えながらもさらに利益を追求しようとした場合は無理にショートステイ、デイサービスの定員を開けようとするため現在利用している方々に大きな負担がかかってくる可能性が高いです。

そんな事業所さんがなければいいですが、少しでも売り上げを上げておかないと今回のコロナウイルス騒動のような事が再び起凝った時のことを考えるとお金はあったに越したことはないですからね…。

もともと介護業界は何かに守られているわけではなく

『経営』

していかなければならず、倒産している事業所も多くなってきていますから…。

 

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