認定調査に3か月越えの熊本市に苦情殺到
「熊本市南区に住む母親（90代）の介護保険サービスを南区に申請したが、認定まで3カ月かかると言われた。できるだけ早く必要なのに困っている。
他の区も同じ状況なのか」という切実な声が、同市中央区の60代主婦から「SNSこちら編集局」（S編）に寄せられた。どのような状況なのか調べてみた。
介護保険サービスを利用するには、支援がどの程度必要か調べる「要介護認定」を受ける必要がある。
要介護度は軽い方から要支援1、2、要介護1～5の7区分あり、区分によって利用できるサービスの種類や月の限度額が決まっている。
熊本市の場合、各区役所や総合出張所窓口に申請。
市職員や民間委託の認定調査員が訪問し、心身の状態を本人や家族から聞き取り、主治医の意見書などを基に要介護度を認定する。
申請者は判定を受け、ケアプラン（介護計画）を作成し、介護事業者と契約して利用を開始する。
これまで市は認定結果を40日前後で通知していた。
しかし、現在、熊本市南区では新規・更新の認定に2カ月半ほど、他の四つの区でも2カ月ほどかかっているという。
市介護保険課はその要因として、新型コロナウイルスの第7波が収束しつつあった昨年9月ごろから、これまで新型コロナウイルス禍で対面調査を敬遠していた申請者の急増を挙げる。
さらに、南区では12人いた調査員が同時期に個人的な事情で3人辞め、9人に減ったことが響き、他の区より遅れているという。
認定結果が出る前に介護保険サービスが必要な場合は、認定結果を見込んだ上で暫定ケアプランを作成し、介護保険サービスを利用することができる。
認定結果が想定より低い場合は、超過分の自己負担が必要になる可能性もある。
南区の調査員は現在、通常の12人体制に戻ったが、さらに2人を募集し、認定作業の短縮を目指している。
同課は「特殊な事情が重なり、申請者に迷惑をかけている。1日でも早く解消したい。何か困り事があったら、近くの区役所や高齢者支援センター『ささえりあ』に相談してほしい」としている。
(引用ヤフーニュース)
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熊本市に苦情殺到？
認定調査に3か月かかります。
認定調査に三か月で苦情殺到している熊本市ってことですが、ちょっとかわいそうですね。
実際問題ですが、こういった自治体はそんなに少なくもないと思うんですよね。
今回の原因は新型コロナウイルス感染症もちょっとした理由になるんでしょう…。
ただ、【公式】ケアマネ介護福祉士が知っている限り、そういう自治体がチラホラ聞きます。
実際に、【公式】ケアマネ介護福祉士が施設で働いていた時に認定調査が一切来なくて3か月更新の認定待ちになり、利用者さんの1割強が保留…。
下手な施設なら潰れるだろうなっていうていう事態になりました。
地域中の施設が同様の状況で市役所に苦情を言いに行ったのは覚えています。
また、新型コロナウイルス感染症によって、各地に認定調査が全然進まない自治体はあるでしょうね。
実際に【公式】ケアマネ介護福祉士の住んでいる自治体も軽く遅れていますからね。
どこの自治体でもあるあるでしょう。
認定調査が遅れると介護サービスが怖くて使えない
どこの自治体でもまあまああるあるな話ではありますけど、それによって大きな問題が生じます。
介護保険の認定がわからないと、怖くてサービスが使いづらいです。
実際に絶賛新型コロナウイルス感染症で介護保険認定が遅れているため、調査が来ないけど、めちゃめちゃ困っている利用者さん宅でサービスを使い始めて、なるべく早く調査に来てくださいってお願いしていたのに一か月先だといわれ、その間に亡くなってしまって全額介護保険が使えなくて全額自己負担…。
一か月の料金が5万円以上かかってしまったこともあります。
また、要支援なのか要介護になるのかの瀬戸際だと大胆にサービスは使えません。
福祉用具も借りにくい…
つい最近あった事例ではありますが、市役所さんが全然認定少佐に来てくれなくて、サービスを使い始め、ベッドとかを借りたらまさかの要介護度１…。
すでに自費対応ではないベッドを使っているので区分変更＋軽度者の申請を行いました。
福祉用具ですら怖くて借りれ無いのが認定調査が来ないという現実です。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に問題はあるけど、よくある話といえばよくある話…
ネットニュースになった熊本市に同情…
ネットニュースに拾われたのがかわいそうなくらいどこのところでも多いと思いますけど、それをネットニュースにあげられてたたかれるのはめっちゃかわいそうだなと思ってしまいます。
恵まれているところで働いていれば気付かないだろうけど結構人員を絞っている自治体はあるあるですけどね…。
公務員を減らせっていうのが裏目に出ただけだと思うんですよね。
認定調査に関しては半日の講習を受けないといけないので、すぐに人員を増やすことも難しい…。
利用者さんの状況に合わない認定が出たらそれはそれで苦情の嵐…。
そっちの方が問題になったりする…。
少数精鋭がいいのか、有象無象でもいっぱい人がいた方がいいのか…。
人口がどんどん減っていく日本において、人員を増やすっていうのは難しい。
ゆえに今回の新型コロナウイルス感染症で、認定調査を基本的に更新の人は調査を行わないで一年延長という手段をとった…。
賢い選択だなとは思います。
その辺を考えると今後も新規認定、区分変更申請は調査して、更新申請は原則書類のみでいいと思ってしまいますが、国の方針を見るにそんな世の中にはならないだろうなと思った【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
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