デイサービスに続きヘルパー事業所も約半数が赤字で在宅介護は真っ暗
昨年度の決算で、全体の40.1%の事業所が赤字だったと報告。
今年度の決算の見通しにも触れ、「昨今のガソリン価格の高止まりにより、経費率が上昇するなど経営を圧迫することが予想される」と警鐘を鳴らした。
この調査は、WAMが貸付先の訪問介護1846事業所の財務諸表などを分析してまとめたもの。
黒字の事業所と赤字の事業所を比べると、サービス活動収益におよそ2倍の違いがある。WAMは「事業規模の違いは歴然」と説明した。
黒字の事業所は「身体介護」の割合が高く、収入単価も相対的に高くなっていた。
このほか、営利法人の併設事業所をみると、ひと月あたりの提供回数が単独型の1.5倍になっており、赤字の事業所の割合(27.4%)は低くなっている。
また、WAMは訪問介護が受けたコロナ禍の影響について、「生活援助の需要が一時的に落ちたものの、入所系サービスや通所系サービスと比べるとあまり大きくなかった」との見方を示した。
(引用介護joint)
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ヘルパー事業所の半数が赤字?
ちょっと言いすぎだけど4割が赤字…
今の日本は施設サービスを減らして(その分民間のサ高住とかに頑張ってもらうようにするのかな?)在宅サービスに力を入れて介護費用の圧縮を狙っている日本の政治家さん達…。
この流れは地域包括ケアシステムが創設されてからずっと変わらない定期路線ではあります。
その中で、在宅サービスを支えるデイサービスとヘルパー事業所の多くが赤字という結果…。
その理由は一体何なんでしょうか…。
エビデンスはないですけど、渦中にいる【公式】ケアマネ介護福祉士が考察していきましょう。
衛生用品のランニングコストが激増した
まずはこれが一番でしょう。
新型コロナウイルス感染症によって補助金や現物支給があったものの、消毒をはじめとした感染予防にかかるコストはゼロになったわけではなくマストになりました。
でも、補助金は終わっている。
単純にコストが上がった感じですよね。
水道光熱費のランニングコストが上昇した
これは一般家庭でもそうなんですけど、いきなり値段上がりましたよね。
戦争のせいなのか日本の紙幣価値が下がっているからなのかは最早【公式】ケアマネ介
護福祉士にわかる話ではないですけど…。
一般家庭においてもこんなに上がったら生活できないよ?
みたいな金額になりつつあるのでとてもじゃないけどそのコストを吸収する企業努力ってどこにあるのよ?
他の業界はバンバン値段上げて対応しているんだよ?
田舎のヘルパーさんやデイサービスさんはめちゃめちゃガソリン代かかるだろうし…。
人件費も高騰した
新型コロナウイルス感染症が流行りだしてから、医療、介護業界は危険を冒してでも働かなくちゃいけないレッテルを貼られました。
ぶっちゃけみんなが知らないだけで、以前からそうだったので別に気にはならなかったですけどね。
世の中の物価が上がって、世の中の大企業はそれに合わせて今回の春闘でそれなりのベースアップをしたようです。
モノの値段が上がって、給料も上がる。
これが正しいインフレなんでしょうけど、介護保険は不況に強く、好景気に弱い…。
デフレの時は給料一杯もらった感じになって、インフレの時は少なく感じる…。
景気とは別の介護保険報酬という軸で動いているので仕方のない話ではありますが、おかげで他業種の給料が高いため職員が戻ってきません。
新型コロナウイルス感染症の恐怖により職員数が減ったのは間違いないでしょう…。
その中で新しい職員が来ないからとりあえず派遣会社の職員でお願いする。
来年も今いる職員にとどまってもらえるようにお給料を出す。
コロナ禍で頑張ってくれた人たちにボーナスを出す。
コロナで全然人が足りなかったのに、残業残業で働いてくれていた人に残業代を出す。
そんなこんなで人件費が増えた施設は多いでしょう。
収入は更に減った
デイサービスやホームヘルパーを使う人がガクッと減りましたね。
新型コロナウイルス感染症に感染するのを嫌がってデイサービスやヘルパーさんを断る
利用者さんがめちゃめちゃ増えました。
デイサービスやヘルパーさんの介入が無くても生活できるならいいですけど…。
その結果は最近現れており、休んだ人たちはデイサービスに行く能力を失ったり、ヘルパーが介入できないことによって食生活等々が乱れ、病気が悪化してなのか入院したり無くなっちゃったりする人が増えました。
もちろんコロナ禍と言えど、デイサービスに通う人は居ましたが、コロナ全盛期だと半分くらいがお休み…。
家族にコロナが出た、施設でコロナが出た、ヘルパーにコロナが出た…。
なんだかんだの理由で長期離脱する利用者さんやデイサービス、ヘルパー…。
事業所が長期離脱すると、再開まで待てずに他の事業所を使う人も多い…。
そうなると次のお客さんは出てこない…。
再開したにしても利用者さんは戻ってこないこともあるからイチから営業のし直し…。
もちろんそのころはちょっとコロナが出たってなっただけで閉鎖していたから同様の理由で別のデイを使っていた利用者さんが来たりはしましたし、ヘルパーさんなんか天手古舞なくらい利用者さんの対応と感染対策を行っていましたね。
一方で黒字のヘルパー事業所さんもある
併設事務所は黒字
この併設事業所っていうのの括りがはっきりしないので何とも言えませんが、記事の内容を見るとなんか当たり前の事なんだろうなと思ってしまいます。
まずは併設の一番大きな意味合い。
サ高住併設っていうのが入っているんでしょうね。
サ高住併設はそりゃあ黒字ですよ。
真っ黒じゃないとサ高住の運営ができませんから…。
介護保険満額取るためだけにサービス提供責任者や管理者が激しく月末電卓をたたいているのは周知の事実です。
もはやパチンコは換金していない。
パチンコ屋さんの景品であるゴールドの装飾した文鎮を買い取ってくれるおみせがたまたま近くにあるのと一緒。
たまたまサ高住にヘルパー事業所が併設、または近くにあって、毎日支援をしてくれているし、支援時間が終わってもなんでかそのマンションの共用部とかでくつろいでいるっていうだけ。
移動ゼロで支援を行っているのであり、大きな問題はないんですよね。
移動のコストとかゼロだし、そりゃあ黒字になりますよね。
仕事もバンバン入ってるんだもん…。
もう一つの併設はおそらく大規模な法人はプラスだよってところなんでしょう。
併設のケアマネがいて、サービスをあっせんする。
良くある話ですがやっぱり経営を安定させるためには最強の営業マンであるケアマネが必要なんでしょうね。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に在宅を回る小規模のヘルパー事業所さんがヤバい
確かに実感する小規模ヘルパー事業所の倒産
ホント働いていると実感するんですけど、小規模デイや小規模ヘルパー事業所さんてあっという間に潰れるイメージが大きいです。
ヘルパー事業所さんはデイサービスと違って大きく建物を建てるわけでもないので、結構簡単に作れて、結構簡単に潰れる…。
そんなイメージです。
在宅を支える二本柱なのに、ヘルパーさんの給料は介護業界の中でも低く、若い人があまり参入しないイメージ…。
施設と違って環境の整っていない在宅での介護業務は体への負担も大きくしんどいと思うんですけど、ヘルパーさんは割と高齢の方が多い…。
ホント何年かしたらあっという間に高齢の波に襲われて事業自体が成り立たないでしょっていう事業所さんも多い…。
この職員高齢化をどうにかしなくちゃいけないんだろうなと思う【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
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