福祉用具レンタルは販売と選択制で医師の指示が欲しくなる?
厚生労働省は30日、介護保険の福祉用具の一部を貸与で使うか、または販売で使うかを利用者が自ら選べる「選択制」を新たに導入する方針を固めた。【Joint編集部】
この日の有識者会議に、選択制の導入を盛り込んだ取りまとめ案を提示。委員から大筋で了承を得た。
今後、来年度の介護報酬改定に向けた協議を進めている審議会(社会保障審議会・介護給付費分科会)で取り上げる。具体的なルールを詰めていく計画だ。今回の取りまとめ案には、現場の関係者の意見を十分に反映して詳細な制度設計を進めるとともに、その分かりやすい周知に努めると記した。
対象となる福祉用具は、固定用スロープ、歩行器、単点杖、多点杖の4つ。これらは一般的に廉価で、例えば貸与が長期間に及んでいくケースなどでは、販売の方が利用者の自己負担が軽く済むケースもある。厚労省はこうしたメリットに加え、膨らみ続ける給付費の一定の抑制につなげる効果も見込んでいる。
◆ ケアマネが医師らに照会
厚労省は取りまとめ案に、利用者が貸与か販売かを選択するプロセスについても書き込んだ。
ケアマネジャーや福祉用具専門相談員が提案することとし、その際に医師やリハビリテーション専門職を含めた他職種の見解を反映させるべきと指摘。サービス担当者会議や退院時カンファレンスを活用したり、ケアマネが医師らに照会して意見を聞いたりする構想を描いた。
利用者が貸与を選んだ場合、福祉用具専門相談員が利用開始から少なくとも6ヵ月以内にモニタリングを行い、貸与継続の是非を検討するルールを設ける。利用者が販売を選んだ場合も、その後の一定の取り組みを事業者に促していく考えだ。利用者からの求めに応じて使用状況を確認し、必要があれば使用方法の指導やメンテナンスなどを行うよう努めてもらう意向を示した。(引用介護joint)
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福祉用具レンタルのみのケアプランは悪
福祉用具のみのケアプランは結構いる
ぶっちゃけた話、福祉用具だけのプランの人ってケアマネジメントしているとそういう人が居るのは事実です。
世の中の評価としては福祉用具を借りているだけで、生活が送れているんだからケアマネの費用と福祉用具レンタルの費用9割は税金…。
税金の無駄遣いだから福祉用具を買って生活しろっていう流れですね。
分からなくもないなって感じです。
福祉用具のみのプランは本当に悪なのか?
ここからは【公式】ケアマネ介護福祉士の独断と偏見ですのであしからず…。
ぶっちゃけた話、本当に悪なのかどうかは微妙ですが、確かにグレーな部分もあるなっていうのが率直な感想です。
福祉用具だけのプランになるのは大きく分けて3つの理由があります。
①ケアマネが報酬をもらいたいから購入ではなくレンタルをめちゃめちゃ推し進める場合。
②絶対にほかのサービスも必要だけど、本人や家族が今はとりあえず頑張れているからって確信しているから福祉用具のため。
③何かあった時のためにすぐ相談に乗れるよう、相談できるよう、家族や本人、またはケアマネが介護保険利用を継続させるように利用するため。
大きく分けて大体この理由になりますね。
①に関しては確かに悪なのかもしれません。
ただ、ケアマネに関しては介護保険の利用が継続的にないとお金になりません。
正直なところ、福祉用具の購入や住宅改修の理由書を書くだけであれば一円にもなりません。
【公式】ケアマネ介護福祉士にも住宅改修の依頼が工務店経由で来たりしますけど、
「住宅改修に必要な理由書を書くだけだったら1円にもなりません。工務店さん側で福祉住環境コーディネーター2級をお持ちでないのであればどこか大きい工務店さんに引き受けてもらって下請けとして仕事をしたらどうですか?理由書をかける業者さんを紹介しましょうか?」
って答えることも多いです。
正直なところ、工務店さんがケアマネに理由書を書いてもらう場合って自分所に福祉住環境コーディネーターの資格を持った人が居ない。
つまり、補助金をもらっての住宅改修経験が少ない時です。
そうなると補助金申請をミスってもらえないってこともあるのでケアマネ自体も余り関わり合いたくありません。
ミスった補助金分を補填しろみたいな話になりますからね…。
揉めることが多いのでできるだけ信頼のおける工務店さんにやってほしいのが本音です。
②に関しては、ケアマネジメントの途中経過で発生したりすることもあります。
家族が疲弊しきっているけど本人が介護保険のサービスや、外へ出るサービスを使いたがらない…。
そんな時はとりあえず福祉用具レンタルから導入して、ケアマネが定期的に訪問するので外に出たくない理由をアセスメント。
時間をかけて、信頼関係を構築していく中で外部サービス利用にこぎつけようってパターンですね。
あるあるなのが、家族は限界だけど本人がデイサービス等に行きたがらないからもう介護の限界を迎えそう…。
そんな時に福祉用具を借りて、利用していく中でケアマネが信頼関係を構築してデイサービス等の利用を進めて家族の休息期間を作る。
もちろんうまくいかず、長期間福祉用具のみって感じになったりすることもよくある話でしたね。
③に関してもグレーといえばグレーですが【公式】ケアマネ介護福祉士的には必要悪なのかなって思います。
何もサービスを使わないとケアマネは担当として付けない…。
訪問する必要もなければ義務もない。
むしろ普通に担当していないお宅にお邪魔したり電話かけたりしてたらやっぱりそれもおかしい話になります。
とはいえ、ケアマネ的に
「継続的にかかわってないととんでもないことになる。でも、住宅改修や福祉用具購入だけで担当はつけない。でも、何か大ごとになればすでにかかわった自分に声がかかる。バタバタするくらいならこのまま継続的に担当していったほうがいい。」
と考えることも多いです。
また、利用者さんとしても
「せっかく介護のことを相談できる人ができたのにもう来てくれない。何かあっても助けてくれないのは不安。」
そんな感じで何かあった時のためにすぐ動けるよう、福祉用具を購入ではなくレンタル出みたいな話になったりはしています。
福祉用具を買うにしても借りるにしても医師の指示暑が必要?
圧し掛かる手間と金…
福祉用具レンタルは悪だから歩行器とか杖とかスロープは基本的に購入で、レンタルするなっていう国の言い分は若干わからなくもないです。
ただ、状態が大きく変わる高齢者にとって、全部を買うっていうのは大きな金銭的負担ですし、せっかく買ったんだからと言って、全然状態に合わないものを無理して使い続ける人を幾度となくみているので基本的に【公式】ケアマネ介護福祉士的には福祉用具の購入っていうのはあまり勧めません。
まあ介護保険料の無駄遣いだというなら仕方ないかなとは思いますけど…。
ただ、それと同時に福祉用具レンタルに対して、医師の意見を聞けっていう文言が入ってきていますね。
もしも軽度者と同じように申請するのであれば【公式】ケアマネ介護福祉士が働いている地区に関しては指示書料金かかるんですよね…。
そのお値段は病院によって違うんですけど、300円~5000円…。
もはやレンタルも購入も指示書が必要ってなれば買わないし借りないかもしれない…。
福祉用具レンタルが指示書のいらない自費サービスを始めるだけでしょうね。
国的にはこれでいいのかなって思うんですけど、利用者側にしてみればただの負担になるだけですよね…。
ちなみにケアマネ側としても正直な話大きな手間がかかるだけで、メリットは何にもない…。
福祉用具購入にも指示書的なものが必要だっていうんであれば間違いなく手伝いません。
どうぞ福祉用具販売業者さんがやってくださいって感じです。
それで申請が通るか通らないかは知りませんけど…。
そうなれば介護保険は終わりかなって感じです。
アフターフォローは誰がするの?
杖とか歩行器って保安部品的に消耗しますよね。
杖先のゴムが減る。
歩行器の車輪がダメになる…。
正直な話、高齢者は消耗部分を買い替えようって思わないと思います。
結果、使って不具合が起きたり大きなけがに繋がる。
あるいは福祉用具がメンテナンスに来て、消耗品を売りつける形になるのか?
売る方も買う方も結構嫌な思いになる気がするのは【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
しかも福祉用具側だって、300円くらいの杖先についてるゴムのために自宅訪問して定期的に確認とかしないでしょ?
そんな暇あったら新規取って来いって話だし…。
介護保険を使わないっていうのはそういうことなわけだから…。
じゃあケアマネがいちいち確認して販売元に連絡するのかって話ですけど、それも絶対しませんよね?
じゃあ誰が安全を確保するのかなって感じ。
しかも、歩行器を買って、歩けなくなった人が車いすをレンタルするのかって話ですよね?
絶対無理して歩行器使って転倒するのは見えています。
軽度者の申請が必要とか、事前に勢いでちょっと高い車いすかったご家族とかのあるあるなんですけど、絶対体に合わなくても意地になって使います。
正直誰も特しない…。
そうならないようにケアマネがレンタルを推し進めるんですけどね…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはさすがに法案通らないでしょ?
これやったら福祉用具貸与事業所さんは淘汰される
ぶっちゃけた話、これが成立したら福祉用具さんはかなりの数淘汰されそう…。
歩行器もスロープも杖もすべて自費サービスで展開…。
価格をいくらまで下げられるか勝負が早々に起きる…。
そうなれば間違いなく体力のある会社が勝つでしょう…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的に言えば、福祉用具さんって顔面偏差値とケアマネがどう言おうがしっかりと自分の福祉用具専門相談員としてのコメントを口に出せる提案力がすごく大事だと思っています。
でも、歩行器や杖が破格の値段で自費サービス利用できる。
そうなればいざ介護になった時もその事業所さんから借りる感じになるでしょう。
数年先まで見据えられる大きな福祉用具さん以外は次々潰れちゃいますね。
それが日本の目指す国の施策だというなら受け入れるしかないのかもしれませんけど、こんなのやってらんないなって思います。
ケアマネが一円にもならない指示書の取り寄せや申請書類を作るのもお門違いだし、自費サービスが鬼安いからって言って、そこを取りあえず使うっていう形で営業する福祉用具貸与事業所も本来の形とは違う感じ…。
さらに言えば歩行器に関しては買うって結構高いよね?
国が想像しているのは老人車みたいな歩行器だけを想像しているのかもしれませんけど、車いすから杖に持ち帰るまでの経過で使う歩行器とか想像していないんですかね?
あの辺が買わなくちゃいけないとか自費サービスじゃないとってなると気軽に試せなくなりますよね…。
自立支援の妨げになるのは間違いない…。
介護度の改善を歌っている中で、この政策が本当に正しいのかはすごく疑問ですが、議論に上がってくる理由もわからなくもないので複雑な心境の【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
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