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介護は地域独自のサービスで乗り切るのが節約のコツ

介護費用は地域独自のサービスで節約。市役所、社協へ行くべき。

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私の過去記事はコチラ 

 

ヤフーニュースに地域の独自サービスを使えって記事が載っていました。

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流石ヤフーニュースさんで、内容は家政婦サービスや自費ベットを使いなさいって記事ではありましたが、記事のタイトルは相変わらず釣り具合が上手かったので、ケアマネ介護福祉士が釣り記事のタイトル通り、地域独自のサービスを交えながらヤフーニュース掲載記事もざっくりと説明していきましょう。

介護が必要になったら介護サービスを使おうとしますよね?

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加齢や疾病に伴い日常生活に支援が必要となった場合には、家族で介護を担う方もいますがさまざまな事情からまずは介護保険サービスを利用したいと考えます。

 

しかし要介護度や家庭環境等により、同じサービスでも保険が適用されない場合もある事があります。

 

今回は介護保険が適用されない「自費サービス」の種類や保険適用の条件についてご紹介します。

 

介護ベッドレンタル(特殊寝台貸与)

加齢や疾病によりベッドや布団から寝起きをする事が難しくなった方で、まず考えるのは介護用ベッドの導入です。

介護用ベッドは頭や足の部分の角度を変えたり、ベッドの高さを変える事ができるため、身体機能が落ちた方には非常に便利な品物となっています。

 

介護ベッドは機能にもよりますが、価格は数万円から数十万円と高価な物のため購入するのは経済的に負担が大きいものです。

 

そのため、介護ベッドは介護保険サービスの「福祉用具貸与」の品目として設定されており、月額数千円程度でレンタルする事が可能となっています。

 

しかし、福祉用具貸与サービスで介護ベッドをレンタルできるのは、原則要介護2から要介護5の方に限定され、それより軽い介護度の方は介護保険を適用してのレンタルはできません。

でも安心してください。

そこで利用したいのが、自費でのレンタルです。

 ベッドを買う人はほとんどいない。

確かにベットを買う人はあまり居ないですね。

記事では数万円とありますが、数万円のベッドは中古のベッドになりますし、電動のベッドが中古でサポートなしのものを買うっていうのはあまりお勧めしませんね…。

かといって、一般的な介護用ベッドは30万円クラス…。

とてもじゃないですがポンと買う値段ではないような気がしますね…。

 

軽度者の例外給付っていうものがあるんですよ?

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要介護1,2はベッドを借りれない?それは間違い。

この記事では軽度者に対する例外給付には触れられていませんね?

要介護度1,2の人は絶対介護保険を使ってベッドを借りられないみたいな書き方ですが、そんなことはありません。

大原則として介護保険でベッドを借りられない人は動ける人です。

それなりにいるのですが、寝返りや起き上がりが出来ないと認定された要介護度1、2の方は問題なくベッドが借りられます。

寝返りや起き上がりが自分で出来ないから介護者が支援するためにベッドが必要という事で介護保険で借りれます。

コレがまず大原則。

要介護1、2の人が借りれないはNGな覚え方ですし、よくお勉強していないタイプのケアマネさんは勘違いしやすいので気をつけましょう。

例外給付って何?

要介護度1,2の方でも、ケアマネージャーが開くサービス担当者会議においてみんなで『介護保険を使ってベッドが必要だね』っていう結論に至り、なおかつ主治医の意見書においてそれが認められれば介護保険でベッドや車いす等の介護〇以上じゃないと借りれませんよ。

という福祉用具も介護保険を使って借りれます。

むしろ自費ベッドを使う人よりもこの制度を使ってベッドを借りる人の方がケアマネ介護福祉士的にはポピュラーです。

 

ケアマネージャーが結構な労力を割くので、もしかしたらあまり動きたくないケアマネさんは安易に自費ベッドを勧めるかもしれませんがね…。

 

ですので基本的に自費ベッドを利用する人は

『電動介護用ベッドが必要なんです。』

という人よりも

『あったら便利だなあ』

位にしか感じない人の制度になります。

 

軽度の介護度の方に対して自費でのレンタル

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福祉用具事業者によっては、要介護2より軽度の介護度の方に対して自費でのレンタルを行っている会社もあるのです。

ただし、軽度者向けの介護ベッドは高さを変える機能がついていなかったり、ベッドのサイドレールとして借りられる種類が少ないなど、介護保険を適用させたベッドよりも制約が多くなります。

介護保険を適用せず自費でベッドを借りる際の条件として「要介護認定を申請している事」などを設定している事業所もあります。

また、自費でベッドを借りる場合、値段は福祉用具事業者ごとに異なり、月額数千円~1万円程と幅広く設定されているため事前に確認する事が大切です。

担当のケアマネージャーがいる場合は、相談をしてから借りると良いでしょう。

 お試し期間的な意味合いの自費ベッド

自費ベッドは業者によって違いますが、確かに格安で借りれます。

理由としては

『介護保険でベッド借りれるようになったらうちの業者でベッド借りてね?』

という意味合いが強く、先にお客さんを確保しておくために格安で貸している業者さんがほとんどです。

自費ベッドを借りる=そのまま福祉用具はその業者にお願いする。

コレがマスト…。

ケアマネとしても暗黙の了解になる部分ですので新人ケアマネージャーさんは要チェックですよ?

 

自宅内の清掃(訪問介護)

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高齢になってくると、身体状況によっては自宅内の清掃が自分で行う事ができなくなる方は少なくありません。

その際にご本人以外にそれを担える方がいない場合は、介護保険サービスの訪問介護による清掃の支援を受ける事が可能です。

料金は20分から45分は1回およそ190円、45分以上は1回およそ230円程度です。

介護保険が適用できればさほど大きな金額とはならず、自宅で生活する人の強い味方と言えます。

しかし、訪問介護サービスで行う事ができる自宅内の清掃は、介護を必要としている方が生活している範囲に限定されているため注意が必要です。

介護が必要な方が使用するトイレや自室などは清掃が可能ですが、普段調理をする事がなく、家族のみしか使用しない台所などの清掃は介護保険を適用して行う事はできません。

また、健康状態に問題なく清掃を担える家族の方がいる場合にも同様に、介護保険を適用した訪問介護サービスを受ける事はできません。

清掃を担える方がいても清掃の支援を行ってもらいたいと希望する場合には、訪問介護サービスによる清掃を依頼するのではなく、自費サービスを利用する事となります。

訪問介護事業所に自費で依頼をする場合には、先に述べた金額のおよそ10倍の値段を設定している事業所が多いですが、再度その事業所に確認すると良いでしょう。

 ヘルパーは家政婦サービスとは違う

これもよく勘違いされる部分ではありますが、ホームヘルパーさんはあくまでも利用者さんの事しかしません。

食事を作るのにも、洗濯をするのにも利用者さんの分だけです。

1人分作るのも家族分作るのもそんなに変わらんだろ?

と思いますが、保険制度がそれを許しません。

ケアマネ介護福祉士的には一人分作るのと家族分作るのは大違いだし、洗濯なんか更にそうですけどね…。

 

ちなみに大掃除や庭の草むしり等、本人の同線上に関わらない場所や、一般的な日常行うとみなされていない場所の掃除は行えません。

色々頼みたい人は家政婦サービスを使うか、介護保険を使わない自費ヘルパーさんを使うのが一番ですね。

 

「シルバー人材センター」の利用も視野に

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それよりも安い金額で清掃等を担ってくれる可能性があるサービスとしては「シルバー人材センター」などが挙げられます。

シルバー人材センターでは、仕事をリタイヤした高齢者の方がそれぞれの特技を生かして仕事を請け負っています。

1時間当たり1000円程度で自宅内の清掃も請け負っている事が多いため、訪問介護事業所に自費でサービスを依頼するよりも料金の節約になります。

自宅内の清掃でお困りの方は、利用を検討してみると良いでしょう。

地域が行っているサービスにも目を向けよう
介護保険制度は万能ではなく、介護を必要としている人のニーズすべてに応えられるものではありません。

しかし、介護保険外の自費サービスを利用する事でそのニーズを充足できる場合もあります。

介護保険サービスと自費サービスを上手に組み合わせ、活用していく事で生活を豊かにする事が可能です。

介護=介護保険という考えを少し崩して、地域が行っている小さなサービスにも目を向けてみましょう。

 地域によってはシルバーさんも高額…。

地域によってはシルバーさんも高額です。

私の地域はシルバーさんは県内の最低時給よりもはるかに高い時給で働きますので、とんでもない激安家政婦さんの方が安かったりもします。

ボランティアさんが充実している地域は、無償ボランティアさんや有償ボランティアさんにお願いするのもいいでしょう。

 

ボランティアは社会福祉協議会、通称社協に頼れ!

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 ここからはケアマネ介護福祉士の実体験をもとに、地域のサービスを使っていく方法をお伝えしましょう。

社会福祉協議会とは?

超ザックリ説明してしまうと、地域の困りごとやお金や物を貸してくれたり、ボランティアしたい人を集めたりするところです。

 

家の片づけや庭の手入れ等、家政婦さんがどうにかできる範疇を超えているとボランティアさんが数人がかりで手を貸してくれたりします。

無償ボランティアさんや、有償ボランティアさんの違いはありますが、ケガした時の保険は社協さんがかけてくれているので、その人たちのやる気次第では庭木の伐採や家の中の大掃除。高所での作業を行ってくれるところもあります。

一度そうだんにいってみるのも悪くないんじゃあないですかね?

 

福祉車両や車いすも社協や市役所にかけこめ!

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市町村によっては金銭補助や古い車椅子を用意してくれる

これが大きなポイントですね。

社協さんや市役所さんは地域ごとに取り組みが千差万別。

申請が必要だけれど、車いすを無償で貸してくれたり、とんでもない地域だと、車いすを詰め込める福祉車両を一定期間貸してくれる地域もあります。

 

社協さんでは古くなった車いすやベッドを引き取り、無償で提供している所もありますね。

こんな地域で福祉用具貸与業者はやってらんないと思いますが…。

利用者さんにとっては非常にありがたい話でしょう。

 

ともかくお金がなくて困ったり、介護によって出費がかさみそうな事柄に関しては市役所や、社協さんに一回確認してみましょう。

ケアマネージャーは介護保険を使うプロですが、介護保険以外の事はそのケアマネさんの能力次第な部分がありますので無駄でもいいから連絡をしてみましょう。

 

オムツを貰える地域も…。

これも割とメジャーな市町村の制度で、やっていない地域の方が少ないんじゃないかと思うくらいですが、地域によって支給要件は違い、自己申告で

『オムツくださーい』

の一声でもらえる地域と

『要介護5の人だけにしかあげません』

とか、

『自分で買ってきてね?』

『現物給付。コレを持って帰って』

とか地域によってさまざまなのでその辺も確認しましょう。

 

お金も貸してくれるの?

新型コロナウイルスでお金がない!!!

国の審査を待っていられない。

そんな人は社協がお金を素早く貸してくれます。

もちろん社協さんもボランティアだったり、前澤さんみたいなお金配りの気持ちでやっているわけではないので審査はありますが、額は低いものの、国の貸付制度なんかより全然早いです。

 

介護だけじゃなく学費も貸してくれるの?

これも地域によって大きく違いますが、お金のない家庭のために学費を貸してくれたり、地元に就職するのを条件で学費を出してくれる地域もあります。

是非、財政的に難しい。介護が忙しくて進学は出来そうにない…。

そんな人にもお金を貸してくれるのが日本の市役所や社協の素晴らしいところ。

学生の皆さんにも広く門が開けていますので、ぜひ活用しましょう。

 

起業資金もお任せ

 介護をしながらや障害を抱えていると一般就労が難しかったりして、自分で会社を開く人もいますね。

でもお金がない…。

特に今は世の中の状況が悪いので起業資金を銀行が貸してくれない事も考えられます。

特に会社を起業するだけなら今は資本金ゼロ円でも開業できるだけに資金はなかなか貸してくれないですね。

そんな中、市役所や社協。商工会議所では企業の相談や貸し付けを行っています。

雇ってくれないなら会社を作って自分で稼げばいい。そんな人にぴったりの起業や、プロセスを一緒に考えてくれます。

かなり親身に相談を受けてくれますので一度は行ってみましょう。

 

ケアマネ介護福祉士的にはインフォーマルサービスってやつが大事なんですな?

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市役所や介護保険のような公的なサービスを介護業界ではフォーマルサービス。

地域ごとだったり、公的ではないサービス…。

たとえば

NPO法人の取り組みやボランティアさんが行っている取り組みを知っているか、全く知らないかではケアマネージャーとして雲泥の差です。

勉強しまくった新人ケアマネと長いことやっているだけが魅力のベテランケアマネの方が上回っているであろうポイントです。

地域のボランティアやNPO法人はネットでサクッと活動を見つけることは難しく、長年福祉業界に身を置いていろいろな所に顔を出していないとわからないですからね…。

 

まあそれ以上に活動を可視化できる制度や手助けがあればさらにいいのにと思ってしまいますがね…。

 

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