ゴミ屋敷=問題と思ってるのは当事者意識の欠落?問題解決には?
整理コーディネーターの石見良教さんは「一人暮らしの高齢者宅が大変なことになっている」と説明する。
「地域で独居高齢者が取り残されています。コロナ禍の自粛生活によって居住者の身体機能・認知機能が衰え、居室内のゴミ部屋化の傾向が顕著に見られます。
地域の包括支援センターの職員からも同様の指摘がされ、われわれにもそういった部屋の依頼が多く舞い込みます」
(中略)
「ゴミ屋敷という言葉自体に、本当は弊害があるんです。本人にとってはゴミではない。ゴミと言ってしまうことで、それは不要なもの、あなたは間違っていると、その人を否定することになる。それは支援ではありません。
もし第三者の手によっていったん部屋がきれいになり、その状態が維持されているのであれば、家族は『今日もきれいにしてくれてありがとう』という態度で日々接してほしい。
物が増えないことは当たり前だと思うかもしれませんが、その人なりにがんばっているんです。
家族以外の場合は、難しいとは思いますが、その人と顔を合わせるたびにせめて挨拶をしてあげてほしい」
(引用ヤフーニュース)
ゴミ屋敷だと思っている時点で決めつけと否定するな
本人にとってゴミではない
いや、言いたい事は分かるんですけど…。
もし貸家やアパートだっよってなったら大家さんや管理会社にとっては問題…。
近隣の人達は放火だったり臭いや害虫が湧く問題…。
家族にとっても、家主が亡き後は片付け、あるいはこうやって引用記事のように業者さんを雇うのか…。
どちらにしろ体力や費用がかかる事…。
持家だとしても大なり小なり固定費や管理の手間はかかる…。
でもそれって周りの話でしょ?
本人困ってないよね?
認知症高齢者のケアプラン事例ですか?
一時期流行ったケアマネジメントにおける考え方でも主流になった時期があったんですよね。
『その問題って誰にとっての問題ですよね?』
『ショートステイ、デイサービスに行って欲しいのは家族であって本人ではないですよね?』
みたいな風潮があったんですよね。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはじゃあ家族が休む暇なくて倒れたり病んだりしたら本人の生活は一変するよね?
働きに出れなかったらその時点でもしかしたら家計終了だよね?
介護に追い詰められて虐待に繋がったら本人の問題だよね?
って当時から思っていたのでおかしすぎるだろと思っていましたが、ケアマネジャーという職業ができてまだ20年ちょっと…。
そんな時代があったという懐かしい思い出です。
(サービスが使えなかったというわけではなく大っぴらに家族を休ませるため的なプランの位置づけが出来なかったので嘘っぱち並べて利用をしていたという時代があったって話です)
ぶっちゃけた話、デイサービスはともかく、ショートステイはそんなこと言ったら一人暮らしの人以外使いたいと思わないだろうし、一人暮らしですら進んで使いたいって人はそんなにいない…。
本人は問題にしていないから問題ではない…じゃない…
ゴミ問題と定義するから問題なんだ…。
ココだけ切り取ると何言ってるんだとなります。
大事な部分として、人からゴミに見えるものでも本人にとっては大切な宝物であるという認識でこの問題をとらえないと解決しないって事ですね。
ゴミの定義は本当に人それぞれ、食べ物一つとっても賞味期限が切れれば即ゴミ認定する人…。
賞味期限きれても全然いける人…。
野菜はさらに微妙で傷んだ部分は捨てるけど他の部分は食べる。
傷んだ部分が出たら食べない。
傷んでいても加熱すればオッケー。
人によってラインは違います。
多くの人にゴミに見えても本人にとっては宝物という気持ちだけは忘れないようにしましょう。
本人の気持ちを汲んで…どう危険を取り除くか…
引用ニュースのようにいざ片付けることが決まって業者さんが介入するってなればゴミに見えるものも、本人にとって宝物なんだからそういう想いで片付けようって言うのは分かるんですけど、そこに至るまでが紆余曲折あるんですよね…。
大家からのアプローチは?
賃貸であれば大家さんからこのままなら出てってよ?
他の店子から苦情来てるんだから!!
とかが一番強い気がしますね…。
ある程度関係が築けているのであればお片付け隊的な業者さんを紹介するって言うのも手にはなります。
隣近所は口を出すべきじゃない
昔っから交流のある田舎での話じゃない限り隣近所の人は本人に苦情を申し入れるべきじゃないですね。
どれだけ老婆心でとか、心配して…ってなっても本人には文句や苦情にしか聞こえません。
おそらくどこかで自分の宝物は多くの人にとってゴミって言う認識があるのでしょう。
めちゃめちゃ怒るだけで関係は悪化します。
基本的に近所へ迷惑をかけてるレベルまで来ていると本人が一人でなんとかできるレベルを超えています。
最早自分でもどうしていいかわからない状態なので近所の人に言われても逆上するだけです。
近所の人に何か言われたらどうしよう…的な考えが巡る時点で苦情を言えるくらい外や見えるところ、異臭を放つような状態に荷物が積み重なる事は少ないです。
家主の居ぬ間にやれるのは家族だけ…
本人が入院や外出中にサクッとできるのは家族だけです。
大家がやろうとしても裁判を起こさないといけないし、苦情がバンバン出ていても市町村はなかなか動けない…。
家族が業者さんを呼んでって言うのが一番ですが、今時はそんなご家族すらいない高齢化社会となりつつありますからね…
高齢者の最初に訪れる難関もゴミ問題
全国一律の話
ゴミ屋敷ではなくその手前であるゴミ問題ですがいろんな高齢者支援をしている団体に聞いてもこれは全国共通でしたね。
高齢になって、日常生活で苦しくなる事…。
ゴミ出しです。
要介護になる前から普通に高齢になってくると辛い日常生活のルーティンになるんですよね。
元気な一人暮らしの方でもぎっくり腰とか、骨折しなかったけど転んで足が痛いとかっていう一時的に行けなくなったり、介護保険を申請しても認定が降りるかわからない…。
認定調査が来る頃には元気になってるかもしれない…。
そんな一月あるかないかの期間でゴミ袋いくつ出るだろう…。
ご飯は家にあるものをやりくり…。
出来ないならデリバリー…。
むしろ元気な時よりゴミが増えたりするんですよね。
出来合いのものとか冷凍のものを多用するだけでめちゃめちゃゴミが増えるんですよね。
そんで、その重たくなったゴミ袋を持てなくなってゴミ捨てが出来なくなる。
結果、ため込んじゃう…。
いつもの日常で一番初めにゆがむのはゴミ出しって事なんでしょう。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にゴミ出しサービスが有償ボランティアなりなんなりで拡充しているだけで高齢者の生活が安心できる
学生ボランティアとかで賄っている地域は強い
ゴミ出しサービスって結構値段設定が難しい…。
ヘルパーさんにゴミ出しだけお願いするのはちょっと…。
でも、毎回っていうのは近所の人や民生員さんに頼むのも難しい…。
行政サービスがない地域も多い(むしろゴミ捨てサービスを支援してくれる地域は神)
そんな中で上手く行ってるのは有償ボランティア…。
無償のボランティアだとやっぱり続かない…。
高齢者の方も頼みづらいって部分もあるし、ボランティアさんの善意だけで長く続けることは難しいみたいで、発足しても継続したお手伝いが出来ずに無くなってしまう…。
有償ボランティアで格安だったり割安な料金を設定する所は長く続いている印象です。
中でも、学生有償ボランティア団体さんとかが動いてくれるところは結構いい感じに地域が回っている感じですね。
利用者さんも学生さんが来ると大喜びする。
また頼みたくなる。
学生さんもお小遣いを稼げる…。
けっこうウインウインの関係が成立したりしますね。
そんな地域を作り上げる一端を担うのは今この記事を見ているアナタなのかもしれませんよ?
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