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両親を冷蔵庫に入れた犯人はスマホもネットもしらなかった8050問題

ネットを使ったことなかった引きこもり息子が両親を冷蔵庫に遺棄

 松本淳二被告は大学中退後、引きこもりがちな生活を30年以上続けていた。

生活費は両親が頼りで、高齢の親が中高年の引きこもりの子を養う「8050問題」の構図にも重なる。

専門家は「当事者は助けを求めないことが多いので、外部の支援へとつなげることが重要だ」と指摘する。

 8050問題は、高齢の親が仕事に就けないまま引きこもる中年の子を支え、社会から孤立するような状態を指し、「80代の親」と「50代の子」を象徴として表される。

内閣府が2019年3月に発表した推計によると、40~64歳の年代で引きこもり状態にある人は全国で61万3000人。中高年の引きこもりが社会的な問題になっている。

 判決などによると、松本被告は食事の準備や風呂掃除などはしていたが、両親の年金や貯金で生活。

かつては月3万円、事件当時は月1万円程度の小遣いをもらって趣味のDVDや漫画を購入し、鑑賞するのを楽しみとしていた。

パソコンや携帯電話は持っておらず、インターネットは使ったことがなかったという。

 8050問題に詳しい愛知教育大の川北稔准教授(社会学)によると、外聞を気にしたり緊急性を感じなかったりして、子や親たちが周囲に助けを求めないことが多いという。

公判で示された証拠などによると、被告方には福岡市の地域包括支援センターの担当者が両親の介護で定期的に訪れ、今後について話し合いなどもしていたが、松本被告は関心を示さず、両親もそれをとがめなかった。

 川北准教授は「今は元気だとしても、親がいつまでも子の面倒を見ることはできない。親の入院や認知症などで子に少しずつ認識を持ってもらい、外部の支援へとつなげるのが望ましく、包括支援センターの関わりなども重要だ」と指摘す。

(引用ヤフーニュース)

 

 

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■両親の遺体を冷蔵庫に遺棄

原因はアニメ観賞を邪魔されたから

短絡的犯行で上場の酌量の余地なしと判断された

事件は結構話題になっており、概要だけ説明すると、父親が認知症を発症していて、もともと介護が必要な状態だった。

母親は骨折していて介護ができる状態じゃなかった。

そんな中で、介護を急に担うことになった息子である今回の犯人。

父親のトイレ介助を頼まれ、カッとなって首を絞め殺害。

それを見ていた母親も殺害したという事件ですね。

長年の介護疲れではなく、介護にかかわって数か月で犯行に及び、理由もアニメDVD観賞の邪魔をされてトイレ誘導を頼まれたからと、とても短絡的で情状酌量の余地はない。

また、二人を自宅にあった冷蔵庫に入れて犯行を隠し、とても短絡的だったとのこと。

今回の情状酌量の余地はないという判決は致し方ないのかなと思ってしまいます。

30年に及ぶ引きこもり生活だった

今回の犯人である息子さんは30年にも及ぶ引きこもり生活でほとんど社会経験がなかった。

また、地域とのかかわりもなく友人らしい友人もいなかったいわゆる完全型の引きこもりだったようですね。

最近引きこもりにも2種類の定義があり、本当に自宅や部屋からほとんど出ないタイプの人と、趣味活動には積極的に出るんだけど仕事にはいかず家にいるタイプの人とで政府は区別をしているみたいです。

今回は社会経験がほとんどなくお小遣いを1~3万円もらって生活していた。

いわゆる典型的な8050問題の状態でしたね。

8050問題とは?

いわゆる80歳の両親が50歳の子供の生活を支えている状態を指します。

今回の事件では、犯人である息子さんは料理や家事は親に依存しなかった。

厳密にいえば両方が介護の必要な状態に近く、依存できなかった部分もあるのでしょう。

ただ、金銭的には完全に依存というか寄生している状態で、両親の年金からお小遣いをもらって生活していたという所ですね。

お小遣いも、夫婦そろって酒屋をやっていた都合もあっておそらく国民年金暮らしでしょう。

当然潤沢なお小遣いをわたせるような生活ではなかったんでしょうね。

月々1万円~3万円では趣味にお金を突っ込んで、知り合いのところへ遊びに行くってこともなかったのかもしれません。

そうなっていれば自分で働いて趣味にお金を投じるってこともできたのかもしれませんね。

ネットもスマホも未経験という世界が止まった生活

齢50歳代といえど、今時ネットもやったことがない。

スマホも持っていない…。

そんな生活ちょっと考えられないですね。

趣味に打ち込もうにも打ち込めない状況でしょう…。

アニメ観賞も、【公式】ケアマネ介護福祉士的に「いつでも見れるじゃん」って思ったんですけど、この人はリアルタイムの鑑賞か、DVDのみが選択肢…。

もしかしてDVDの操作もままならなかったのかなって思ってしまうくらいです。

そしたら一時停止もできないからイライラ度も増す…。

そんなことを思ってしまいました…。

正直なところ、もはやネットが使ったこともない。

スマホがないっていう世界線がもう想像つかないくらいです。

いずれこの生活は破綻していた

正直なところ、今回は犯人の短絡的犯行でこの生活は終了してしまいましたが、どう考えてもいずれこの生活は事件がなくとも終止符が打たれたことでしょう。

両親の年金があったからこそ、食事の心配もなく少ないながらもお小遣いで生活ができていました。

ただ、8050問題の本当にまずいところはこの生活が絶対にうまくいかないこと…。

だって、年金をもらっている両親が80歳で、順調にいけば絶対子供より先に亡くなるから…。

実際問題、二人の年金だったし、元酒屋で家もあった。

だからこの生活が何とか細々と生活できる水準だったといえるだけであり、両親のどちらかが亡くなってしまった時点でもう破綻しているでしょう。

国民年金の満額需給にしても一人頭7万円に満たない…。

そこから税金を払ってとなれば可処分所得は二人で10万円ちょっと…。

それで3人の生活を形成していく…。

持ち家で資産価値があると認められてしまえば生活保護の需給も途端に難しくなる…。

資産価値がゼロと認められても生活保護が受給できるかは全く別問題ではありますけど…。

持ち家をキープしつつ息子さんの老後までたくわえが必要となれば、自分たちの介護費用と合わせて一体いくらあっても足りない…。

そのくらいため込んでいけたとしても、今度は税金でがっぽり取られてしまう…。

本当のお金持ち以外はこの8050問題における金銭不安は解消することが難しいというのは日本に住んでいる限り付きまとう問題です。

生活保護を受けても受給できない引きこもり生活

たとえ家が賃貸だろうが引きこもりの人たちは生活保護を受給することが結構困難です。

特に8050問題となっているお子さんは難しいでしょうね。

生活保護を受けるために就労意欲を見せないといけません。

50歳であれば、就労意欲を見せるために受からない面接に出かけたり、使いもしないであろう資格を取りに行かされたりしますが、長年引きこもりをしていた方々が月数回といえど、ハローワークに行って仕事を見つけて応募する。

一次審査が通れば面接に行く…。

何度か面接に落とされれば次は職業訓練校的なところで学習し、資格を取って就労意欲をアピールしなければなりません。

長年社会から遠ざかっていた人が急にそんなことできますかね?

答えはもちろんノーです。

しかも今回のケースで言えば、ネットはおろか、スマホも使ったことがない50歳…。

本当に申し訳ないんですけど、下手な高齢者より仕事できないのが目に見えているので、企業が雇わないっていうのもわかります。

だって30年以上経歴が真っ白な50歳…。

高校生のアルバイトよりも働けなさそうですよね?

少なくとも弱音や不平不満は年齢を重ねた人のほうが出てきそうな感じ…。

そんな就職にかなり不利で、面接受けても心に傷を負うだけ…。

引きこもりを長年続けてきた人たちが定期的にハローワークに通うっていうことのハードルがどれだけ高いかを考えてみましょう?

通えたとしてもそうやって就職できずに余計傷を負う…。

いける能力があっても、行くの相当つらいと思いませんか?

満足に生活保護を受給できる人がどんどん少なくなっていく気がしますけど、皆様はどう思われますか?

【公式】ケアマネ介護福祉士的に残虐非道だけど、刑務所から出た後はさらに…

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浦島太郎を何度繰り返すのだろうか…

今時の3歳から5歳でもスマホで勝手にYouTube見る時代なんですけどね…。

いいのか悪いのかはさておいて、字も読めないのにYouTubeを見ることができる今時の子供…。

その辺を考えると刑期を終え出所してくることを考えると、この犯人は景気を無事早めに終われたとしても時代についてけないのは明白…。

時代に取り残された浦島太郎状態の中、残り少ない余生をさらに進んだ未来の世界へ急に投げ出される。

もちろん自業自得だとは思いますけど、結構しんどいだろうなと持ってしまう【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。

 

 

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