京都府南丹市の入院病床閉鎖に見る田舎の医師不足は手遅れ?
京都府南丹市にある「国保 南丹みやま診療所」。
町唯一の入院できる診療所だったのですが、市が突然入院病床の休止を発表し、これに住民らが反発しています。
京都府中部に位置する南丹市の美山町。
美しい緑の山々に囲まれ、かやぶき屋根の古民家が立ち並びます。
人口約3800人。65歳以上が占める割合は半数近くと高齢化が進んでいます。
この町が今、診療所をめぐる問題で揺れています。(美山の医療を守る会・下村眞さん)「こんなお知らせで説明会せえへんというのは、おかしいやろ」
9月22日、地元住民らに突然配られた一枚の"お知らせ”には「令和4年10月末をもって入院病床を休床とさせていただきます」と記されていました。寝耳に水の通知でした。
町で唯一、医師が常勤している南丹美山診療所について、南丹市が「入院病床を休止する」としたのです。ことの発端は9月8日。市議会での市長の発言でした。
(京都府南丹市・西村良平市長)「休床せざるを得ないという状況。(診療所の)3人のドクターの一致した見解として、やむを得ないということです」これまで診療所を支えてきた中村真人所長(68)の体調不良が続き、9月から勤務できない日が生じているというのです。
これに住民側は・・・
(美山の医療を守る会・下村眞さん)「中村先生の体調が悪いのは仕方ない。だからといってなぜ休床になるのか。入院を休止するにしても『どういう条件で元に戻るのか、復活することができるのか』という説明が何もない」
南丹市に対し不信感を募らせる理由は他にもあります。
診療所は去年から南丹市が運営していて、その際これまで行っていた自宅への無料送迎は減り、介護老人保健施設は廃止になっていました。(美山町に住む人)「南丹市経営になってからは、何もかも『切り捨てよう切り捨てよう』という形で来られてるんじゃないかと思う」
(Q.入院できる病床があるのは違う?)
「全然違う。やっぱり心強いですね」
一方、京都府には医師の地域の偏りを解消するための「医師確保計画」というものがあります。
そこには「中核的医療機関と連携し医療確保を図る必要がある」と記されています。
南丹エリアは人口10万人あたりの医師数が177人と、京都府全体の平均(314人)を大きく下回り、すでに危機的状況です。そうした観点から5日、住民らでつくる「美山の医療を守る会」は、診療所の医師を早急に確保するよう府に申し入れを行いました。
このまま「入院病床の休止」が現実となってしまうのか。
ABCテレビの取材に、南丹市の西村市長は、住民への説明は予定していないとしています。(引用ヤフーニュース)
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各地で問題になっている田舎の病院問題
田舎は入院できる病院が少ない
この問題は別に今回ヤフーニュースに上がっていた京都府南丹市だけではないですね。
日本における人口減少により、元々やや過疎化していた地域が更に過疎化した結果。
病院の採算が合わなくなってきたっていうだけの話で結構どこでも問題になっています。
正直なところ、都市部から医師を派遣してもらって何とか運営している公立病院は山のごとくありますし、かくゆう【公式】ケアマネ介護福祉士の住んでいる地域も口腔外科や分泌内科的なややマイナーな診療科はもちろんな事、メジャーな診療科の入院病床がないなんて事も耳にしたりはします。
明日は我が身の地域であり、決して他人事ではありません。
元々3人で入院病床もってたの?
まずもって驚きなのが、今回舞台になっている診療所に関しては医師が3人しかいない…。
それで入院病床があったって事自体かなり奇跡ですね…。
お医者さん頑張りすぎでしょ?
日中の診療に加えて、夜間の当番まで3人だけでやってたとか…。
介護業界で考えていただければわかりますが、9人の職員で3ユニット回すってイメージです。
しかもパートもなく、純粋に…。
かなりムリゲーですよね?
何回日当直すればいいのって感じです…。
休みなんてほぼなくずっと3人の先生が頑張っていた感じですよね。
しかも、診療所なので、内科だろうが外科だろうが何だろうが診察する…。
いやいや、施設職員が居宅の入浴支援に行くより難しい事してますよね?
むしろ今までどんな体制で病院を運営していたのかが気になるくらいの人員です…。
入院しても場合によっては不幸になりそうな医療体制…。
誰も得しないかもって思ってしまいますね…。
説明会開けっていうけど…
市に診療所の経営が移管してから付属の老健も廃止されたって事で、単純に財政的な問題が見え隠れしてますね。
若手のお医者さんは経験を積むことを一般的に優先させる…。
土台若手のお医者さんを連れてきても、教えてくれるベテランの先生がいないと結局意味がない…。
そうなったらやっぱりある程度ベテランの先生じゃないとダメ…。
じゃあベテランの先生を何人か連れてくるって時に何が必要になるか…。
答えはもちろん簡単です。
住民税鬼のように上がってもいいかの説明会って事ですか?
赤字経営になる事なんかわかりきっている。
だからこそ市が運営しているって事ですもんね…。
ベテランの先生を引っ張ってくるために必要なのは一つ。
もちろん高額過ぎるほどの報酬で釣るしかない…。
そのお金はどこから出るかって言えばもちろん税金…。
市の運営だったら住民税が鬼のように高くなる…。
それでもいいですか?
その説明会をしろって事ですかね?
赤字路線のバスや電車を残したり、誰が通るかもわからないような道路の補修をして…。
もちろん全部税金ですし、税金が投入されていないと全然運営できないのが田舎の宿命…。
無駄なものを削って…。
みたいなめんどくさい時間のかかる事をやってるくらいであれば、住民税あげて、先生を連れてくるのが急務…。
もう再度予算編成している時間もないので、来年の住民税バカ上がるけど大丈夫ですか?
そんな説明会を期待しているのでしょうか?
その説明会を聞いて、身軽な人は隣ぐらいの市に引っ越してもおかしくないかもしれませんよね…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはこれから全然増えてくるこの問題をどうするか…
全国各地で進む医師不足と過疎化
介護業界と一緒ですね。
全国各地で人材不足で困るところが次々出てきている…。
介護業界は処遇改善交付金でどうにか持ちこたえている…。
過疎地域の医師不足は地方の税金でどうにか持ちこたえている…。
結構前の夕張市破綻を10倍だか100倍にすると日本の借金と同じ金額になるみたいな話で盛り上がった時がありましたけど、介護業界と地方の医療業界も同じ感じなんですかね?
これから地方医療は高いお金を積んだもん勝ち的な争奪レースが始まりそうですね。
介護職員も、地域によっては一人当たり20万円~200万円ほどの助成金を積んで確保しようとしている地域もありますからね。
この調子でケアマネもガンガン市場価値が高まって給料上がってくれないかなあと思ってしまいます。
まあそうそうそんな事にはならず、AIにとってかわられそうでガクブルではありますけど…。
ケアマネにどんな未来が待っているかはかなり不安視する部分ではありますけど、介護支援専門員だけじゃなく出来る限り色んなことをして行かないと食べていけないかもなとドキドキする【公式】ケアマネ介護福祉士なのでした。
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