ケアマネがマイナンバーカード取得代行？代行手数料はかかる？
政府は6日、マイナンバーカードのより柔軟な申請・取得に関する検討を始めた。
健康保険証の廃止・一本化に向けた環境を整備する狙い。
カードの交付を受ける際に必要な本人確認の緩和を図る。自力での申請・取得が難しい高齢者や障害者などを対象として、代理人が必要な手続きを行えるようにできないか検討する。
共同通信や日本経済新聞などの報道によると、代理手続きの担い手として介護施設の施設長やケアマネジャーなどが候補にあがっている。
現行の健康保険証は2024年秋に廃止され、マイナンバーカードへ一本化されることが決まっている。
そのため約2年後には、多くの国民にとってマイナンバーカードの取得がほぼ必須となる。
カードの交付を受けるには、一部の例外を除いて自治体窓口で本人確認をすることが不可欠。不正取得を防ぐための措置だが、自宅で寝たきりの高齢者、認知症の人、介護施設の入所者などはこうした手続きが困難だ。
このため、制度を見直して代理手続きを認めるべきとの声があがっていた。
6日には、河野太郎デジタル相、松本剛明総務相、加藤勝信厚生労働相による閣僚検討会の初会合が開かれた。
河野デジタル相は、「高齢者や障害者などカードの取得が難しいと想定される方、あるいはその支援に携わってくださる方の意見を伺いながら、現場の実情に即した形で、どうしたら代理交付・申請補助がうまくできるのか、3省庁で連携して検討していきたい」と述べた。
(引用介護joint)
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高齢者のマイナンバーカード取得代行をケアマネがやれって？
行政はパンク寸前
いよいよ2022年も終わりが近づいて、そろそろ申請の駆け込みとなっているマイナンバーカード…。
マイナポイントがもらえるのは２０２３年２月まで…。
更に2024年には保険証がマイナンバーへの紐づけにより、今まで使っているものは使え無くなってしまいますね。
【公式】ケアマネ介護福祉士的には保険証関係が一枚にまとまるって言うのはすごくいいことだとは思うんですけど問題なのは申請制度…。
流石にちょっとないなと思いました…。
おかげで高齢者はどう考えても取り残されるのが確定しています。
行政機関によっては窓口を設置
国を挙げての大掛かりな政策なので、行政では特設窓口を設置してマイナンバーカードの取得を促しまくっています。
仕事上【公式】ケアマネ介護福祉士は様々な地域の役所窓口にいきますがどこの役所に行ってもマイナンバーの手続き窓口はまあまあ盛況中。
ちゃんと中まで入っている訳じゃないんですけど、きっと証明写真とかをとる機械とかもあるんでしょう。
スタッフも結構な数を用意していますね。
もちろんすべて税金で賄ってはいるんでしょう。
中には臨時職員を雇う自治体も…
おかげでマイナンバーカードの手続き代行や新型コロナウイルス感染症のワクチン接種券発行や、接種証明書の発行、地域によってはワクチン接種の予約管理まで…。
行政によってはもうパンク寸前。
むしろパンクしている所もあります。
よく市役所に出入りするケアマネにも「ワクチンｏｒマイナンバーの受付アルバイトしませんか？」と直接声をかけられることもあります。
もちろん副業禁止なのでやりたくてもやれないんですけど…。
時給も最低時給をそれなりに越えて、地域の賃金を考えるに割と悪くないアルバイトではあるんですけど…。
そんな中で、自分で手続きできない人はどうするか？
ここで大きな問題になっているのは今自分で役所に行って手続きができる人たちであふれかえっている。
マイナンバーカードはネットからも申し込めるし割と簡単なので若い人たちはネットで手続きしちゃいます。
ちょっとネットが難しいような妙齢の人達は役所へ行って手続きを手伝って貰える。
じゃあ、役所まで行くのも大変だし自宅で申し込みの手続きや写真を撮るのも結構しんどいよって言う人はどうするのか？
そんなの自己申請制にするって決めてからわかりきっていた事なんですけど…。
もちろんケアマネが代行します
何となく予想はしてましたし、既に正直な所手伝っているケアマネさんは一定数居ますよね。
ワクチン接種の時も正直な所代行していいのかどうかわからないけど、ネットでしかワクチン接種の予約が入らない(電話受付があっても全然つながらない)自治体もありました。
更にワクチンを打ってないならデイサービス来ないでくださいなんて事業所さんもありました。
これが２０２４年から保険証が廃止されれば病院に行けなくなる。
死活問題ですよね。
否が応でも代行するしかない…。
先手を打ってきた政府…
コロナワクチンの時も、明確に代行申請をしてもいいものかが通知されなかったため、口にはしなかったですけど、代行は結構やっていたと思います。
それがマイナンバーカードに関しては代行を先手打って代行する事にする…。
まあ判断としては悪くないですよね。
ところで利用者負担は？ケアマネに報酬は？
アルバイトを雇ってまで現在対応をしているんですから、もちろんケアマネにも代行手数料位払ってくれるんですよね？
利用者さんの自己負担は税金払ってるんだからそこは無いんでしょうよね？
その辺がどうなっているのか…。
断言しましょう。
もちろんケアマネのタダ働き…。
報酬なんか出す気ないでしょう。
またケアマネがいい感じにタダ働きさせられるだけ…。
100万歩譲って利用者さんの分はいいにしたとして、その家族分はどうする気なんでしょうか？
そっちは堂々と自費サービスとっていいのかしら？
その辺も指針を出してくれないとケアマネが嫌な思いするだけなのは見え見えなんですけどね…。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にそれでも保険証が無い人は出てくるだろうなあ…
セーフティネットの網から外れた人をどうするか…
いくらケアマネが高齢者の代行を手伝えるようになったとしてもその網をすり抜けちゃう人は絶対出てくると思います。
ケアマネが付いていない高齢者さん。
でも市役所に行く力が無い人。
年齢関係なく、元気で日常生活をこなしているけど、知的障害等を軽く患っている人、手続きに必要な書類を揃える能力に乏しい人…。
その辺を考えると、病院とかでもその場で申請代行を手伝ってくれる人とか用意しない限り結構大変だと思うんですよね。
仮にそんな事を病院に要求したとしたらメチャメチャ加算要件になると思うんですよね。
じゃあなんでケアマネは加算要件にならないのかって話なんですけど…。
申請代行加算５００単位くらい欲しいな…。
加算が付けばケアマネが担当している利用者さんはもれなくケアマネの手を借りることができるとは思いますけど、高齢者だけ…。
病院がやるって言うのが合理的。
むしろ申請制じゃなくて単純に国で一括管理すればいいのにとも思ってしまいますが、おそらく国で用意したらいかにずさんな管理体制だったかがばれてしまいますよね。
きっと、届いたら名前が違うとか持ってる手帳が違うとか色々出てくるはず…。
そういうのを避けるために申請制度なんだろうなあ…。
年金だってしっかり通知するようになって消えた年金問題とかが出てきたわけだし…。
その辺を考えると国の考えとしては申請制で突っ走る。
ケアマネを無償で働かせる。
利用者さんは安心して保険証が手に入る。
病院にやらせるとお金がかかるから批判が出る…。
ケアマネ以外はみんなウインウイン。
声を上げられない人たちは保険証がなくて四苦八苦…。
辛い未来だなあと思うけど、２０２４年という本当に目の前ですぐにでも始まってしまう話なんだよなあと【公式】ケアマネ介護福祉士的には思います。
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