デイでLIFE加算算定すると稼働率が上がるという厚労省のからくり
- デイでLIFE加算算定すると稼働率が上がるという厚労省のからくり
介護現場の「LIFE」の取り組み状況を探った調査の結果が、介護報酬を議論する社会保障審議会・介護給付費分科会の17日の会合で公表された。【Joint編集部】
LIFEに関連する加算を既に算定している事業所の割合は、サービス類型によって大きく異なると報告されている。
昨年9月のサービス提供分でみると、最も高いのは老健の63.7%。
次いで、特養が50.6%、地域密着型特養が49.7%、介護医療院が46.0%となっており、施設系が上位を占めていた。
一方、在宅系や居住系は相対的に割合が低い。通所介護が33.7%、小規模多機能が29.7%、グループホームが28.5%、特定施設が24.5%、地域密着型通所介護が22.3%。厚労省は「特に通所系サービスで、LIFE関連加算を算定している事業所の方が利用者数が多い傾向が確認された」と説明した。
「老健で非常に高い数字が出て一定程度満足しているが、より高めていかなければならない」
全国老人保健施設協会の東憲太郎会長は会合でそう述べた。また、日本介護福祉士会の及川ゆりこ会長は、「小規模な事業所でもLIFEを適切に活用できる体制を整備することが大きな課題」と指摘した。
調査結果ではこのほか、LIFEの対応に現場が要している時間についても報告されている。
月間の平均でアセスメントが14.6時間、データ入力が12.5時間。
やはり重い負担がかかっているのが実情だ。会合では委員から、「引き続き負担軽減の方策を検討していくべき」との声があがった。
この調査は、今年度の介護報酬改定の影響・効果を把握する目的で昨年10月から12月に実施されたもの。
厚労省は介護保険DBのレセプトデータを分析したほか、LIFEに登録した2170事業所などの回答を集約した。
(引用介護joint)
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デイでLIFE加算算定すると稼働率上がるって?
そもそもLIFE加算て?
流石にもうLIFE加算って何ですかっていう人は居ないと思うのですが、サラッと説明すると利用者さんのデータを厚生労働省に送るとお金がもらえるよ?
それをやらないと今までもらえてた加算のお金も上げないよ?
っていう加算になります。
詳しい記事はコチラ⇩⇩
費用が上がるのにLIFE加算を登録した方が利用者さん集まるの?
コレが厚労省の統計を見ると算定しているデイサービス等の事業所は稼働率が算定していない事業所に比べていいんですよ。
LIFE加算をとっていると事業所の利用料金が一回当たり5円程度、更に個別機能訓練加算等の加算も微妙に上がるので、一回当たり5円から10円程度利用料金が上がるんですよね…。
それでも稼働率が上がるっていうのはどうゆう事なの?って感じですけど統計上はそうなっていますね。
ただこれ…。
よくそんな風に打ち出せたなっていうくらいのすり替え議論でちょっと強引すぎるなと思ってしまいました。
LIFE加算をとれば利用者さんが集まるわけじゃないからくり…
LIFE加算はただの大前提…
LIFE加算の正式名称は科学的介護推進体制加算ですが、これを取得して様々な加算を算定するのが大前提になっているので、LIFEを算定したからどうなるっていうものではないんですよね?
じゃあなんでLIFE加算を取得している所は人気なのかを解説していきましょう。
LIFE加算の先にある様々な加算が取れているから人気説…
LIFE加算を取得したことで算定可能になる個別機能訓練や、入浴加算により、リハビリテーションを受けられたり、自宅でお風呂に入れるかを検討してもらえたりします。
また、栄養マネジメント加算等により食事の事に関して聞きやすくなったりもするのでLIFE加算をとったから人気なのではなく、LIFE加算を取って、その上で成り立つ加算をとれるようになっているからサービスが充実するっていう方が人気の理由になるのではないでしょうか?
LIFE加算を算定するくらいアクティブな会社だから人気説…
科学的介護推進体制加算(LIFE加算)に関しては、最近できた加算ですし今までにない利用者さんのデータを送るというめんどくさい作業が入っています。
介護業界はずっとITとは無縁でやってきた業種になりますので、いきなりパソコンを使ってデータを送る…。
ようやく記録をパソコンで打つのに慣れてきたところなのに?
とか、請求以外でパソコンなんか使わないよ!!
っていうちょっと波に遅れ気味な事業所さんではハードルがバカ高い感じにはなっています。
皆さんなんとなくおっかないし、もし不備があって算定出来なかったら返戻で超絶めんどくさいからちょっと周りの様子をうかがおう…。
みたいな事業所さんはなかなか手を出していないのが現状になりますね。
その辺を考えると、新しい事にすぐチャレンジできる企業さんというのは、もちろん普段の営業でもチャレンジ精神旺盛でいろんなことをやっているでしょうからもともと人気の事業所さんがLIFE加算を算定するって事なんだと思います。
そもそもLIFE加算を算定する余裕がある人員配置だから説…
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはこれが一番の有力説かなって思いますけど、そもそもLIFE加算は半年に一回の入力と送信ではあるものの、入所系と違って、デイサービスなんかは利用者さんの入れ替わりも激しいし、結構な数の個人情報を入力しなくちゃいけません。
しかも、ケアマネジャーしか知らないデータもいっぱい送らなくちゃいけないので、頭の固いケアマネや動きの遅いケアマネのご機嫌を取りつつデータをかき集めなければなりません。
その辺を考えると、その労力をこなすのは容易ではありません。
管理者が自分の営業成績を上げるためだけに1人で頑張ろうとしてもこの加算をとる為のデータ収集は日中じゃないとできない…。
1人でどうにかやってやろうっていうのが結構難しい加算になります。
また、普段から利用者さんや家族さんの状態を知っている現場スタッフや相談員を巻き込まないとなかなか出来るもんじゃない…。
それでも協力してくれるスタッフがいたりとか、もともと人員的にある程度余裕のある人員であればこの加算取得も可能でしょう。
もともとスタッフ不足でまともな営業が出来ていない所には大分困難な加算取得だという事ですね。
実際小規模のデイサービス等は殆どLIFE加算は取得していませんし、もともと定員いっぱいまで程遠い稼働のデイサービスも算定していません。
その辺がモロ数字に反映されているんだろうなっていう感じです。
【公式】ケアマネ介護福祉士的にはLIFE加算が更に強化されるしついていけない事業所はホントに潰れるかもしれないし新規立ち上げも辛くなってくる…
新規事業が立ち上げづらくなる理由は処遇改善加算も…
処遇改善加算の要件的に立ち上げてすぐは処遇改善加算を取れない仕組みになっているため職員の給料はどうやっても他の所に勝てないだろう仕組みになっています。
その中で新規オープンしても職員集めるのマジで大変だよなー。
ほんと仲間内とかであつまって営業スタートしないとホントに難しいだろうなと思ってしまいます。
次回介護保険予算案でLIFE加算の予算が大幅に増えた…
また、いま必死に厚労省が話し合っている次回介護保険の予算案ではこの間大枠が発表され、科学的介護に関する予算が馬鹿みたいに増やされていました。
ちょっと調べたけど予算についての具体的なデータがパッと見つからなかったのでこれに関してのエビデンスは【公式】ケアマネ介護福祉士の脳内のみにはなりますが…。
科学的介護関連の予算が増えたっていう事は科学的介護に関する加算も更に増えたり上乗せされることになるでしょう。
その中で今回の科学的介護推進体制加算という大前提である加算取得すらできていない事業所は今後さらに苦しい展開になるのが目に見えています。
また、障害分野や訪問看護にも次回の改正からは科学的介護に関する加算が創設されるのは既定路線…。
そうなれば高齢化が進む訪問介護事業所等々は新たにパソコンスキルを持つ若い事務職を雇い入れるとか、高齢の職員にパソコンスキルを習得させるか…。
この辺になってくると思います。
若い事務員に給与が出せるくらい報酬がモリモリならいいんですけど、その報酬が入るっていうのを読み取れる訪問介護事業所がどの程度あるか…。
高齢のヘルパーさんにどうやってパソコンスキルを身に着けさせるか…。
この辺が大きな問題になってくるのではないでしょうか…。
上手く高齢でも対応できるICT化に成功すれば万歳三唱でしょうが、おそらく独自でそれを行うのは不可能…。
良心的なITコンサルとか営業さんが手取り足取り格安で動いてくれた事業所さんがのこれるかなあ?
位の印象です。
この辺は次回の改正後、どんな変化があるのか楽しみですし、戦々恐々です。
一歩間違えば小さい事業所さんが次々撤退し、暗黒的な時代に突入するかもしれない改革…。
その辺を厚労省さんの絶妙なさじ加減で介護業界が盛り上がるように考えていただければ幸いです。
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