介護施設管理者が休憩室で利用者を個人的に介護して死体遺棄した理由
この事件は2021年6月、福島県郡山市のアパートの部屋で80代の女性の遺体が見つかったもので、介護施設の元管理者・石田兼也被告(39)が死体遺棄の罪で起訴されている。
9月3日の初公判で起訴内容を認めた石田被告。
検察側は冒頭陳述で、石田被告が施設ではなく休憩室として使っていたアパートの一室で介護を始めた経緯を明らかにした。
被害にあった女性が過去に新型コロナウイルスに感染していたことから、施設の職員は石田被告に対して、女性の受け入れを反対したという。2021年3月、すでに女性の家族と介護する契約を結んでいた石田被告は、契約を取り消せば施設の評判が落ちると考え、周囲に知らせず単独で介護を開始。
およそ1カ月後に女性は亡くなったが発覚を恐れ、遺体を布団の収納袋に入れて放置したという。
検察側は、今後石田被告の余罪について追起訴する方針。
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福島県の施設で休憩室に高齢者閉じ込め死体遺棄
福島県の福祉施設で起こった惨劇
お泊りデイの管理者が、利用者さんの介護を個人的に請け負い、職場の休憩室で2カ月間もの間遺体を放置した事件になりますね。
(詳しくはコチラ⇩⇩)
約3か月ほど前のニュースになりますが、ようやく全貌が見てきたようです。
全貌が見えた結果、少なくとも本当に単独かはまだ疑いの余地があるものの、施設ぐるみの不正はちょっと薄くなってきましたね。
ざっと概要を追ってみましょう。
元新型コロナウイルス感染症罹患者だった利用者さん
亡くなった80代女性は以前新型コロナウイルス感染症に罹患しており、事件のあったお泊りデイでも受け入れに対して職員からの反発があったという事ですね。
職員が反発する中契約…。
それでも経営を考えれば受け入れるのは仕方のない事…。
受け入れすれば1日1万円報酬増…。
管理者として受け入れたいのはとってもわかりますが、職員の反発がひどかったのでしょう…。
もちろん反発する職員さんの気持ちも【公式】ケアマネ介護福祉士もわかります。
そんな中、管理者さんは利用者さんとお泊りデイの利用契約を結んだのでしょう。
ココからは【公式】ケアマネ介護福祉士の想像内ですが
いざ、それを公表したら職員が多数
『受け入れるなら退職します』
みたいな人がわんさか出て来たのでしょうね…。
運営が出来なくなるくらい退職者が出ては元も子もない…。
でも利用者さんとは契約してしまった…。
そんな中で、
『内緒で個人的に介護すれば…』
というちょっとありえない発想に行きついたのでしょうか…。
もしくは当初は何人か協力者が出ると思ったのか…?
いずれにせよ、本気で個人的に介護を受け入れるのであれば管理者さんの自宅なりで介護する方が合理的な気はするのですがね…。
急に断れば評判が下がると考えたお泊りデイ管理者…
いやいや、お泊りデイ自体そんなに評判良くないよ?
なんかこの管理者さん既に勘違いしているのかな?って思っちゃいます。
あるいはただの言い訳にしか過ぎないんでしょうけれども…。
もちろんお泊りデイが悪だとかは一切思いません。
ただ、施設のハード的な環境や、職員体制が問題なければ、デイサービス+ショートステイというシステムで介護保険で利用できるようにするでしょう。
本当に信念と職員数がそろっているのであれば小規模多機能とかもアリにはなります。
その方が会社に入ってくる収益は上ですから…。
そんな中で保険外サービスでお泊り…。
もちろんショートステイと違って、急なお泊りのお願いでも対応してくれたり、医療的処置があってもやってくれたり…。
介護保険の枠に収まらないサービスを展開できるメリットはいっぱいあります。
それでも、お泊りデイを行っている所は大体の施設がハード面でショートステイ運営許可が下りない。
もしくは職員数が規定に足りない所が多いです。
基本的に【公式】ケアマネ介護福祉士のイメージでは住宅改修型(いわゆる一般の家)の施設が多く、車いすで移動できるスペースなんかほとんどないので、歩けなくても半分無理やりひきづって移動させたり…。
トイレやお風呂もほとんど一般の水回りと変わらない…。
結構無理やり介助する印象です。
もちろんそんな所だけじゃないんでしょうけれども…。
他にもお泊りデイでは虐待事案とかも最近報道されたばかりですしね…
(詳しくはコチラ⇩⇩)
結局評判も落として、加算もとれずに利用者さんも亡くなる
コロナ加算はもらえず…
コロナ罹患者を受け入れをすると一日1万円もらえたのに、もちろん個人的に受け入れて介護保険を使っていないのであれば加算も何ももらえませんね…。
評判は地に落ちた
評判もなんも何もないくらい地に落ちましたね。
利用者さんをご逝去させた挙句に2カ月間放置…。
しかも休憩室に…。
もう軟禁状態で虐待とかそんな次元の話ですらないくらいですからね…。
しかも管理者が…。
公にフランチャイズ名が出ていない事がまだ幸いかなと思うくらいで、もしかしたらフランチャイズ先から訴えられかねない事案だなと思う【公式】ケアマネ介護福祉士ですが、今後の捜査によって更なる事実の解明を期待したいところですね。
ケアマネ介護福祉士的にコロナの闇が深い
事件を起こした加害者の神経も疑うが、コロナ罹患者のサービス拒否は報道されないだけで事実
もうね…。
お泊りデイの危うさとか、管理者の資質とか…。
色々問題はあったと思う事件ですが、一番の問題はコロナウイルスにかかった人のサービス拒否問題。
コレは全国的にも見られているでしょう。
もうおおっぴらに拒否するわけじゃないし、ニュースにもならない。
でも紛れもない事実ですね…。
サービス拒否されないように受け入れた施設の職員一人一人に慰労金制度と同じ要領で一日8000円とか豪快に配らない限り拒否するのは目に見えていますね。
もちろん会社にも補助金や受け入れ助成金みたいなのを出さないとメリットは無いのでクラスターの危険を冒してまでも受け入れないのは間違いありません。
今回の事件は、コロナウイルス感染症で利用者が減ってしまって焦っている管理者…。
コロナウイルス感染症にかかった人を受け入れることに反発する職員。
どこも見てくれるところが無くて、事業所を精査できなかった家族。
色んなどうしようもない状況が複雑に絡んで起きた事件のように感じます。
いや、間違いなくこのお泊りデイの管理者が完全に悪いんだけど…。
【公式】ケアマネ介護福祉士が管理者だとして、こんな愚行に出るなんてありえないと思ってしまいますが、なんか時代や、世の中のせいに出来なくもない状況…。
ほんのちょっとだけ同情…できないけど…。
ほんのちょっとだけ理解…できないけど…。
全然何にも共感…できないんだけれども…。
なんか考えてしまう部分があるニュースではありました…。
管理者さんが職員の気持ちをしっかり読めている人であれば反発が出るのなんかわかっていて、初めから受け入れるなんて言わないだろうし…。
管理者さんが職員全員の方向性を常にいい意味で導いてくれる人であれば一致団結してケアに当たれたかもしれないわけで…。
自分が役職付きだったころを反省してしまうケアマネ介護福祉士なのでした…。
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