特養の相談員は営業マン。どんな人が適任?採用されるポイントは?
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相談員になるには?どんな人が適任?
そもそも相談員とは?
ざっくり説明すると特別養護老人ホームにおける相談員とは、入居やその他社会福祉に関する相談を受ける人を指し、必ず施設に1人は居なければ運営してはいけない。
つまり必ず居る人になります。
介護現場で働いていると事務所にいるけどなんでいるのかわからない。
職場によっては介護主任みたいな感じで介護職員をマネジメントしている所も多いですね。
ではどんな人が相談員として働き、どんなことをしているのかを解説していきましょう。
主な仕事内容は?
施設によって特別養護老人ホームの相談員は様々な事をやっていますが、法令上やるべきことをざっくりまとめてみると
①入居申し込みの受付
②入居判定委員会の開催
③家族さんや利用者さんからの苦情相談受付
ここが最低限になります。
デイサービスやショートステイの生活相談員も基本的には利用者さんの利用受付、調整とやる事自体は変わりません。
施設によってはショートステイと特別養護老人ホーム入居の兼務だったり、介護職員統括の役職だったり、利用者さんの病院受診に関する送迎だったりと本業以外にやる事があるマルチプレイヤーになります。
資格が必要?どんな資格?
地方自治体に確認
ケアマネ介護福祉士もビックリなんですが、自治体によって求められる資格は違います。
ケアマネ介護福祉士の生まれ故郷は社会福祉士が無いとできませんでした。
縁のない職業だなと思っていたケアマネ介護福祉士…。
違う自治体で働き始めたらなんとそこは三福祉士(介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士)のいずれかでOKとの事…。
そんなバカなと思いますが働く場所によって欲しい資格が違いますので就職の時には求人票に記載してある資格要件を確認しましょう。
どんな人が適任?
相談員は施設の顔。顔面採用もあり。デキるッぽい人がやるべき?優しいだけじゃ務まらない?
特別養護老人ホームへくるお客さんは、特別養護老人ホームに入りたい本人や、その多くは家族さん。
ウインドウショッピングのようにたまたま目に入ったからなんていう人は絶対に居ません。
もちろん自動車販売やスーパーのようにチラシが入ってとか、入場特典のアメニティ目当てとかもないです。
純粋にお客さん。
昨今は特別養護老人ホームの入居要件や有料老人ホームの乱立によりお客さんが少なくなっています。
少しでも不信感を与えれば違う所にお客さんを持っていかれてしまいます。
そのお客さんの心を掴むためには清潔感があって誠実そうなそれでいて福祉職っぽい営業マン丸出しじゃない雰囲気の人を採用する所も正直あるのかもしれません。
他の項目で説明はしますが、施設内を回すにあたって、優しいだけでは務まらないのが相談員なので、割とはっきりとモノが言えるけれどキツ過ぎないはつらつ系統の人か、誰とも喧嘩せずに論理的な会話で物事を解決していくパターンの2つに絞られます。
物腰柔らかいだけの相談員さんは後々家族さんからのクレーム等が処理できずに施設全体の評判を落としてしまい、介護職員へ移動させられたりいつの間にか退職していたりするのが定番です。
数字を考えられる
これもかなり重要です。
特別養護老人ホームもショートステイもデイサービスも公益事業ではないので利用者さんが居なければ収益はありません。
職員のマンパワーや今現在の利用者さんにかかる介護力等は考慮しつつも最優先事項はどう稼働率(利用者さんの利用率)を100%に近づけるかです。
事業所によっては、利用者さんが亡くなったそばから次の入居待機者に連絡を入れ、次の日には入居していてもらわなければならない場合もあります。
相談員業務を行う上で、稼働率を考える瞬間だけは利用者さんを一人ではなく数字の1としてとらえられるくらいのメンタルが無いと入居管理はスムーズにいきません。
介護職員と喧嘩が出来る
特別養護老人ホームの入居基準上、介護に手間がかかる人や、家族の協力が得られ辛い人が優先的に入ります。
上記でも説明したように、急遽入居が決まりますが、入居が本決定するまでは通常個人情報の観点からあまり事前情報は現場に伝えません。
現場からすれば極一部の役職者だけが決めた入居判定委員会でいつの間にか決まっていたいわゆる介護困難な利用者さんを明日から受け入れろと言うのは不満が溜まって当然です。
時には相談員と介護職員という役割の違いから衝突することも避けられません。
もちろん衝突しない様に個人情報を伏せつつ事前に理解を得たりするのもテクニックですがそれで毎回理解が100%得られ、衝突しないという事は有り得ません。
介護職員からの圧力を気にして入居が遅れたりすれば稼働率は下がる一方…。
そうなれば今度は経営陣からの圧力が待っています。
さながら中間管理職のような役割ですが、相談員が必ずしも介護職員の上司とも限らないので辛い所です。
根回しが出来る
通常、入居判定委員会には多職種や第三者が入って入居の決定を行います。
基本的に現時点で予測される医療行為がある為ウチの事業所じゃ受け入れられません以外の理由で入居を断る事は不可能に近いです。
ですが、介護職員のマンパワーや施設の設備を考えれば断らなければいけない、出来ればご遠慮願いたい事案も多々あるでしょう。
例えば、小柄な高齢職員しかいないユニットへ体重100キロ越えの利用者さんを入居させなければならない。
部屋移動も難しい…。
若い経験値の低い女性職員が多いユニットへ色欲がレビー小体型認知症で身体機能は問題ないにもかかわらず行動抑制低下が出ている等…。
その施設が現状抱える状況には一切留意できない形になっています。
職員も利用者さんも守るためにもある程度入居までに状況整備のコントロールも必要。
そんな時には入居判定委員会前に出席する看護師さんへ不安と称して状況を話し、入居判定時に医療行為への懸念を話してもらったり…。
そんな小細工も時には必要になります。
もちろんその逆もあって、経管栄養やバルーン等は基本的に受け入れ可能ですが、あまりに医療行為が多い患者さんばかりだと看護師さんの不平や不満をためてしまいます。
その辺を会議前に伝え、謝罪するかしないかで看護師さんサイドの心象もだいぶ違います。
また、入居判定後も、ベットが空き次第
『明日から入居できますか?』と迫らなければなりませんので、順位は伏せつつ、入居判定委員会で決まった人達が迅速に入居できるよう担当居宅ケアマネさんや家族さんへその旨をそれとなく伝える等、随所随所で根回しが必要です。
いきなり『明日入居』と伝え、居宅ケアマネさんをイラっとさせては次の紹介がもらえなくなります。
『入居判定が終わり、順位が付きました。いつとは言えませんが、部屋が空き次第即入居をお願いします。お手数とご迷惑をおかけしますが、是非ご協力をお願いいたします。』と居宅ケアマネに伝えるだけで全然違いますのでその辺の配慮や根回しが出来ない人が相談員につくと徐々に入居の申し込みが減ります。
地域に出られるバイタリティ
社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームは、社会福祉法人の役割として地域との交流や参加をしなければなりません。
そんな時に表に出て動くのは大体相談員。
施設の中だけでなく地域にも好印象を与えられ、アクティブな印象を与えられるキャラクターでなければ評判は上がりません。
特に地域では優しいキャラではなく先頭に立って動き出すくらいの能力が必要になります。
普段施設ではやらないような肉体労働も次々請け負うくらいが理想的です。
ケアマネ介護福祉士的には全部そろってなくても大丈夫。
相談員とケアマネがワンセットで動けば大丈夫。必要なのは相性
基本的にケアマネや相談員はマルチに施設内外で動きます。
施設の基準上は、相談員1人、ケアマネが1人居ればいい。
やる事も別々に設定されていますが、ケアマネ介護福祉士がケアマネージャーや相談員をやっていたときはお互いの業務を補完しながら行う事が多かったです。
ケアマネ介護福祉士の事例だと、相談員業務では大事な地域への参加。
よくあるのは地域のお祭りに実行委員や役員として…。
私が役に立たなそうなものの参加なんかはケアマネさんにお願いしていました。
だってお祭りに使うパイプ椅子運びとかの重労働全然できないんですもの…。
代わりにケアマネさんが職員との連携に困っているときは調整したり…。
基本的にケアマネも相談員もマルチに活躍することが期待されているため、お互いが得意分野の仕事を助け合えば施設としてもいい流れが出来ます。
同僚の相談員、ケアマネの仕事は把握するべきだが、役割やキャラクターはまねしちゃダメ
相談員として就職した時は大規模法人で相談員が複数いる場合はその相談員さん、小さい所ならケアマネさんのキャラクターを見て、足りない部分を補う事により施設全体の効率化、最小化が図れるので就職、採用の際には相方となるケアマネさんか今配置されている相談員さんのキャラクターを知る事が必要です。
採用側も、ケアマネのキャラクターを見て相談員を決める、相談員のキャラを見てケアマネを決める方がいいかもしれませんね。
別キャラクターを配置することによってクレームが減る
ケアマネも相談員もちょっとした相談や苦情を受け付ける窓口になっています。
ケアマネと相談員のキャラクターが対極にあると苦情の相談も受け付けやすくなり、大きなトラブルになる前に処理することが出来ます。
両者が違うキャラクターだと利用者さん、家族さんもはっきりとしており、ケアマネにしか本音を言わない、相談員にしか本音を言わない人も一定数出ますが、不満をためにためて爆発させ大事になる事は少なくなります。
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