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ヤングケアラーの対策支援公表。ケアラーの未来が明るくなる。

ヤングケアラーの対策支援公表。ケアラーの未来が明るくなる。

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家族の介護や世話を担う子ども「ヤングケアラー」の支援策を検討してきた厚生労働、文部科学両省の共同プロジェクトチーム(PT)がまとめた報告書の全容が判明した。

17日に公表する。

幼いきょうだいの見守りや家事に追われる子どもがいる家庭への家事支援サービスなどの新制度や、子どもが利用しやすいオンラインでの相談体制の整備などを盛り込んだ。

 

 国がヤングケアラーの支援策をまとめるのは初めて。両省は報告書に盛り込んだ施策を、政府が今夏にも示す経済財政運営の指針「骨太の方針」に反映させ、早期に実施したい考えだ。

 政府が4月に公表した中高生への実態調査では、世話をする対象の家族は「きょうだい」が最も多かった。

親に代わってきょうだいの世話や家事を担う子どもの負担が明らかになったものの、介護保険や障害福祉など既存の公的サービスだけでは負担軽減につながりにくいため、家庭の所得や環境を踏まえ、家事支援サービスを提供する制度の創設を検討する。

 実態調査やPTによる元ヤングケアラーへのヒアリングなどから、子ども自らがSOSを出す困難さも明らかになった。

子どもにとって、役所などの公的機関や専門家への相談は心理的ハードルが高い。このためSNS(ネット交流サービス)を利用した相談や、オンラインでの当事者の集いなどを推進する。

こうした活動を行う民間の支援団体と自治体の連携に補助金を出すことなどを想定しており、民間の力も活用して相談体制の充実を図る。

 

 「家族の世話は当然だ」と考え、負担の重さを自覚していない子どもも多い。

ヤングケアラーの早期発見に向け、ケアマネジャーや相談支援専門員、医療ソーシャルワーカー、スクールソーシャルワーカーといった各分野の専門職への研修など、人材養成の強化も施策の柱とした。

さらに介護、福祉、医療、教育など多機関の情報共有のノウハウを盛り込んだマニュアルを策定して連携を促進し、スムーズな支援につなげる。

 関係者によると、専門職の積極的な関わりを促すため、診療報酬改定も視野に入れる。

山本博司副厚労相は4月26日のPT会合で「報酬を適切に評価していくことが重要」と言及した。

 例えば精神疾患のある親が通う病院のソーシャルワーカーが、子どもがヤングケアラーである可能性があるとして家庭を相談窓口や福祉サービスにつないだ場合、診療報酬の対象とすることなどを想定。2022年度の診療報酬改定に向け、検討を進める。

 ◇PT報告書の主なポイント

・自治体による独自の実態調査を推進

・介護、福祉、医療、教育など各分野の専門職に研修を実施。多機関連携の支援マニュアルを策定

・SNSなどを活用した相談体制の整備

・幼いきょうだいのケアを担う子どもがいる家庭への家事支援サービスを検討

・2022~24年度をヤングケアラー認知度向上の集中取り組み期間とし、中高生の認知度5割を目指す

 

 

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福祉事務所へつなぐとソーシャルワーカーの加算になる。

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福祉事務所にヤングケアラーを繋ぐと病院に加算

この資料をケアマネ介護福祉士的に読み取って大きな所がこれですね。

ザックリ簡単に説明すると、病院でヤングケアラーが介護や看護を身体的、精神的に担っている事がヒアリング等で発覚した場合。

適切な福祉事務所へ連携することによって病院側へお金が入るという事ですね。

 

今までの現状、看護、介護する人がいれば相談対象にすらならない可能性もある

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医療ソーシャルワーカーも看護、介護する人がいれば介入しないのが今の現状

正直なところ、医療ソーシャルワーカー(病院に居る困りごとを相談して、必要な調整をしてくれる人)は介護、看護が出来る人がいれば問題ないと扱って入院した後に何の調整もなく退院させるのが現状です。

まあ家に誰かいて、面倒見てくれるならその人が学生で自身の生活を犠牲にしていても確かに関係ないと言えば関係ないですよね…。

あくまで入院している人の生活が成り立つかを医療ソーシャルワーカーは考えるのですから…。

ただ、これから加算が入るというのであれば話が変わります。

加算の金額にもよりますが病院を上げて加算取得に前向きな体制を取れるくらいの報酬なのであれば医師や看護師、ソーシャルワーカーのどこかでヤングケアラーが関わっていると判断。

または相談があったとなれば加算を取るべく調整が始められます。

 

今までだと、主治医に相談しても

『そうなんだ。大変だね。』

で終わってしまったところが、

『じゃあ医療相談室に言って相談してみましょう。私が話をしておきます。』

と変わります。

 

病院全体にこの法案、もらえる加算がしっかりと周知されていれば誰に相談しても適切なサービスを受けられる可能性や、もしかしたら自分から言わなくても現状把握や相談ごとの有無を病院の職員側から

『だいじょうぶ?』

と声をかけやすい状態になりますね。

すごく素敵な世の中になりそう…。

医療ソーシャルワーカーも学校に介入する時代突入。

ただ、MSW(医療ソーシャルワーカー)さんの業務や連携先が増えることになりますね。

学校にも最近スクールソーシャルワーカーの配置が必要になっているようですが、まだまだ整備されておらず、常勤で毎日いるわけではないようなので、実際は担任の先生とか、保健の先生とかが対応することになるのか?

と勝手に思っています。

大変だろうなあ先生…。

先生も今まで踏み入れてこなかった家庭の領域へおせっかいや熱血等ではなく職務として踏み込む可能性が出てきている以上、必要な知識は更に増えていきますよね…。

先生も勉強しないと…。

 

家事代行サービスが国の支援で受けられるのであれば部活や習い事に行けるようになる?

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家政婦なのか、ヘルパーなのか…。

国が費用を仮に全額出してくださるとして(出してあげてください)ヤングケアラーの場合、障害や病気を抱える家族の分しかやってはいけない現行介護保険のルールをそのまま適用すると、あまり役に立たないですよね…。

大体のヤングケアラーは兄弟や親を見ており、家事代行を受けたい人は家事を行ってくれる人がいないから家事を担っているわけで…。

家族分のもやってくれないとあまり現実問題として有効な手段にはならないでしょう…。

 その辺もまだ不透明な感じではあるものの、今後も国が制度を生きるものにして行ってほしいものです。

 

ケアマネ介護福祉士的にかなり明るい話。

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 今後のヤングケアラーに光が見えてきましたね…。

今までややわかってはいるもののブラックボックス化していたヤングケアラーの不遇…。

それを国がようやくと言えばようやくですが本気で改善する動きを見せましたね…。

しかもソーシャルワーカーに加算まで付けて…。

コレは結構業界的には大きな変化です。

凄くいい展開です。

こんな流れがケアマネ業界にも来てくれないかなあと思ってしまう心が狭いケアマネ介護福祉士なのでした…。

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