死後全額贈与の契約無効 身元保証の愛知のNPO敗訴
身寄りのない高齢者の身元保証を請け負う愛知県安城市のNPO法人「えんご会」が、死亡した高齢者との贈与契約に基づき、預金全額の支払いを金融機関に求めた訴訟の判決で、名古屋地裁岡崎支部は29日までに「契約は公序良俗に反し無効」として請求を棄却した。
判決は28日。
判決によると、同会は2017年1月、安城市社会福祉協議会が運営していた養護老人ホームに入所中の80代女性と身元保証契約を締結。翌月には、死亡後に不動産を除く全財産を贈与するとの契約も結んだ。
女性は18年7月に死亡し、会が同市の碧海信用金庫に預金約620万円の支払いを求めていた。
近田正晴裁判官は判決理由で
「契約は不必要で内容も不明確。死後事務処理の費用は50万円ほどなのに、預金全額を受け取るというのは対価性を欠き、暴利と言わざるを得ない」
と指摘した。
さらに、ホームの入所者の半数以上が同会と身元保証契約を結んでいることや、同会代表者の夫が、市社協を指導する立場の安城市職員だったことから
「契約の背景には市や社協、会との間の癒着構造が認められる」
とも批判した。
えんご会の神谷邦子代表は
「多くの人を支援してきたのに、癒着は事実無根で、名誉を傷つけられた」
とし、控訴する方針。安城市高齢福祉課の担当者は
「癒着はなく、裁判所の判断に戸惑っている」
と話した。
※引用ヤフーニュース
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NPO法人が敗訴どんな事件?簡単にまとめる
大分闇が詰まりまくっている記事ですね。
裁判で決着がついたのは今回が初めてでしょうが、全国どこででもいたって普通に行われている事だとケアマネ介護福祉士的には考えてしまう時間です。
①NPO法人が死後の財産譲渡契約を無効と裁判を起こされる。
身寄りのない高齢者の身元保証を請け負う愛知県安城市のNPO法人「えんご会」が、死亡した高齢者との贈与契約に基づき、預金全額の支払いを金融機関に求めた訴訟の判決で、名古屋地裁岡崎支部は29日までに「契約は公序良俗に反し無効」として請求を棄却した。
福祉業界ではよくある話
よく、一人暮らしの人が特別養護老人ホームに入居される際。
問題になるのが金銭管理…。
基本的に特別養護老人ホームは金銭管理を行ってはいけないことになっています。
そういう時にどうするのか?
それは簡単。
社会福祉協議会経由で各地にあるNPO法人に金銭管理をお願いしますね。
今回も全国各地にある金銭管理の方法をとっているんですね。
確かに葬儀費用やらなんやらがある為、死後も金銭管理が必要なため、最後の最後までNPO法人さんが金銭管理を行います。
私が特別養護老人ホームの相談員をやっていたときも何度かお世話になりました。
地元がバレるといけないので名前は伏せますが、どの地域にもこういったところはありますね。
特別養護老人ホームは亡くなってからの事は一切ノータッチなため、余った財産はどうするのだろうと日ごろから疑問はありましたが、勝手に市町村へ寄付だったり、遠縁の人へ財産分与をNPO法人が面倒を見ているものだと思っていました。
②620万円のNPO法人へ全額寄付は暴利だと訴えられる。
女性は18年7月に死亡し、会が同市の碧海信用金庫に預金約620万円の支払いを求めていた。
近田正晴裁判官は判決理由で
「契約は不必要で内容も不明確。死後事務処理の費用は50万円ほどなのに、預金全額を受け取るというのは対価性を欠き、暴利と言わざるを得ない」
と指摘した。
事後の葬式代等が50万円と決まっていた中で、全額NPO法人へ寄付することは違法と言わざる負えないと裁判所が認定…。
まあわからなくもないですが、生前に寄付の契約を結んでいたんだから有効だろうとNPO法人の言い分…。
③やっぱり社協が絡んでいた同族経営
市町村や社協が癒着していた?
さらに、ホームの入所者の半数以上が同会と身元保証契約を結んでいることや、同会代表者の夫が、市社協を指導する立場の安城市職員だったことから
「契約の背景には市や社協、会との間の癒着構造が認められる」
あー。
つまり、特養なんかに身寄りのないお金持ちを無理やりねじ込んだり、相談を受けるのが安城市職員…。
その職員が紹介するのが社協…。
その社協が死後財産をブッコ抜く。
完璧なシステムが出来上がっていますね…。
市職員がどの程度の権力が発揮できるポジションなのかにもよりますが、他の職員にもこのシステムをなんとなく押し付けられるような良い所のポジションだった場合、本当に安城市全体がべったりだった可能性がありますね。
私の感覚だと、金銭管理を行ってくれるNPO法人は本当にほぼボランティアみたいな金額で金銭管理をしていて、逆にどうやって職員の生活を守っているのか?
そっちの方が気になってしまうくらいなんですがね…。
皆さんの地区にも必ず一つはあると思われますので、ご自身の市町村にある団体はどんなことをしているか?
いつお世話になるかわからない世の中ですからちょっと知っておくことも無駄にはならないかもしれません…。
ケアマネ介護福祉士的にこのニュースをどう思う?
どこにでも大なり小なりある便宜
残念な話ですがある程度は仕方のない事なのかなと思ってしまいます。
市役所やケアマネは公平中立を保たなければならないため特定の事業所を便宜してはいけない事にはなっています。
かといって、市町村にあるサービス一覧を渡して、
「この事業所の中から選んでください。必要なら自分で訪ねてください」
なんて言ったらめっちゃめちゃトラブルになるでしょう…。
市役所さんなんかは
「この税金泥棒が!!」
とかののしられるのでしょう。
クレーマー気味に突っ込んでくる市民さんに関してはそっとここがいいと思います見たいなことを言いますよね?
社協さんなんかは更にその動きが強い印象です…。
むしろ積極的にそういった機関を紹介していくでしょう…。
社協職員が斡旋した所なら皆さんも安心して使っちゃうでしょうからね…。
ただ、死後の財産を浄土する契約を結んでいる云々を抜きにするとどこの地区でもこういった斡旋はどこにでもあるでしょう…。
それを今更どうこうしようっていうのは難しいでしょうし、こんなNPO法人ばかりではないのでやりすぎな法人さんにクギを指しながら「地域包括ケアシステム」
の完成を目指していくほかないのでしょうかね…。
まあ土台NPO法人はボランティア集団に多少のお小遣いがもらえる程度しか給料が発生しない事が条件と言えば条件の法人なので、譲渡したお金の流れがどうなっているかの方がよほど気になりますがね…。
儲けてはいけないNPO法人が大金を頂いてそのあとどうしているのか?
よっぽどケアマネ介護福祉士的には究明してほしいのでした…。
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