処遇改善加算がなくなるってよ。どのくらいの介護職員が給料減るの?
介護職員の賃上げを図る処遇改善加算の下位区分の加算IV、加算Vについて、厚生労働省は26日の審議会で来年度以降の廃止を提案した。
1年間の経過期間を設け、2022年度から完全に廃止してはどうかという。新規の取得は来年度から認めない、との案も示した。
処遇改善加算の算定率は、今年6月時点の全5区分計で92.6%。このうち加算IVは0.2%、加算Vは0.3%と少ない。
厚労省は前回(2018年度)の介護報酬改定の際も、加算IV以下の廃止を提案。この時に方向性は固めていたが、一部の慎重論に配慮して時期を明示しないできた経緯がある。
どうもはてなブログ無料版初心者ケアマネ介護福祉士です。
毎日更新継続中で、介護に関するニュースを発信していきます。 毎日アナタのためになる知識を一日ひとつプレゼント!!
Twitter始めました。 こちらも最新の記事と私の呟きが見れますので登録お願いいたします。
【公式 】ケアマネ介護福祉士 (@BWm7LDaUhfW1TPC) | Twitter
私の過去記事はコチラ
そもそも処遇改善加算とはどんな仕組み?
ざっくり公式文書から抜き出すとこんな感じ。
キャリアパス要件
1. 役職・仕事内容に応じた賃金の見直し
・役職・仕事内容に応じて、賃金を設定するなどの対応がとられる
・具体的な指標ができることで目標ができる
2. 研修や資格取得の機会を設けるスキルアップ支援
・研修・資格取得に伴う費用を事業所が負担する
・業務に使える知識を学習できることで、自信になる
3. 経験・資格取得に応じた昇給制度
・勤続年数や取得資格などによる昇給を設ける
・スキルアップ・長期間勤務へのモチベーションが生まれる
職場環境等要件
賃金の見直し以外の職場環境整備
・ツールの導入・設備の整備を行う
・不便が解消し、働きやすい環境になる
介護職員処遇改善加算の5区分 |
|
加算Ⅰ |
介護職員ひとり当たり37,000円/月の加算を取得できる |
加算Ⅱ |
介護職員ひとり当たり27,000円/月の加算を取得できる |
加算Ⅲ |
介護職員ひとり当たり15,000円/月の加算を取得できる |
加算Ⅳ |
介護職員ひとり当たり13,500円/月の加算を取得できる |
加算Ⅴ |
介護職員ひとり当たり12,000円/月の加算を取得できる |
これじゃあわからないからケアマネ介護福祉士的に説明してよ?
キャリアパス要件
①夜勤やってるか、早番やってるか、お風呂介助やってるか等で給料に差が出るシステムを作れているか?
②何が変われば給料が変わるかわかりやすくしているか?
③介護福祉士や初任者研修等の資格をとる補助金を会社が負担する仕組みがあるか?
④勤続年数や資格によって給料が変わる仕組みになっているか?
職場環境等要件
①育児や介護をしながらでも働きやすい職場になっているか?
②機械化やマニュアル整備等で業務が効率化されているか?
③事故や感染症のマニュアル整備ができているか?
④新人職員を教える体制を作れているか?等々…
いろんな条件をクリアした数によって、
処遇改善加算のⅠ~Ⅴまでのいずれかをもらえるのが処遇改善加算
ここが重要ポイント処遇改善加算
この加算でもらったお金は必ず介護職員(ここ重要)だけに全額あげないといけない。
キャリアパス要件の①により、業務内容によって差をつけなければいけないことになっているので、施設ごとに基準があるので全国一律でもなければ職場の人達も一律ではない。
配るほうは一律のほうがよっぽど楽だけど、差をつけて配る、どんな差をつけているかを公表しなければならない。
というのが最も多くの会社がもらっている処遇改善加算Ⅰ~Ⅱの処遇改善加算…。
何にも満たしていない、または、ちょっとだけ要件をクリアしているから少しだけ加算あげるよ?
お小遣い程度だけどそれでも全額職員に配ってね?
というのが処遇改善加算Ⅲ~Ⅴ
(まあ処遇改善加算はお小遣いって金額でもないけど…。)
どんな人たちがもらえなくなるの?処遇改善加算。
今回廃止されるのは処遇改善加算ⅣとⅤ…。
ぶっちゃけ私は算定している事業者さん見たことないです…。
むしろ処遇改善加算はⅠ~Ⅲしかないものだと思っていました…。
その下ってあるんですね…。
しかもこの要件だったら無条件に一律給付できるから会社内での妬みひがみにはならないわね…。
絶対に格差を作らなきゃいけないもんだと思っていましたわ…。
勉強勉強…。
と思っていましたが、それがこれからはなくなるみたいです…。
自分の会社が処遇改善加算のⅠ~Ⅴのどれを算定しているかは特養とか有料老人ホームさんは自分の会社のホームページや介護情報をまとめたワムネット及び、県や市町村の書類を確認しましょう。
サービス提供票を見る機会がある人は処遇改善加算のⅠ~Ⅴのどれを自分の会社が取得しているかは一目瞭然です。
そしてⅣまたはⅤの方は悲報…。
2022年四月からは処遇改善が入りません…。
もともと国からの臨時ボーナスとして始まった
処遇改善交付金➡処遇改善加算
なので、いつ無くなってもおかしくない加算…。
ただ、もうここ10年くらい貰っているハズ
(私の記憶の中では…もっともらっている気もしなくもないけど…)
なのでもらえないことを想像すらしていなかったでしょう…。
12000円から13500円が毎月入っていたのが無くなる…。
もう一大事ですが…。
私の感覚は間違っていなかったようで、処遇改善加算を取得している事業所の0.5%しか対象にならないようです…。
処遇改善交付金がもらえなくなったらどうしたらいいの?
もうすっぱり転職しましょう…。
もう冗談抜きで…。
今のご時世に処遇改善加算の取得をしない企業や、キャリアパス制度を作れないレベルの会社に居てもお先真っ暗です。
複雑な介護の加算を理解できないのであれば、この先の荒波を潜り抜けることのできない泥舟企業…。
理解していても申請しない企業は職員なんか使い捨て以下の存在としか思っていないブラック企業…。
今現在処遇改善手当をもらっていない人
(全国探してもほとんどいないはずだけど…)
処遇改善加算が12000円から13500円の人はすぐに別事業所へ移りましょう…。
その会社はそんなに長く持ちません…。
あるいはあなたの体や心が持ちません…。
ちなみにそんなブラック企業や、零細企業を引き当てない様に転職エージェントを使うのをおススメします。
登録無料で、派遣とは違うので、正社員やフルタイム、パートで働きたい人はひとまず登録をして、良い求人を紹介してもらってみましょう。
私のおススメエージェントはコチラ⇓⇓
介護福祉の求人探すならカイゴジョブが便利!全国の介護・福祉のお仕事の中から、働きたい地域や職種で絞って検索!転職・就職に役立つ情報満載☆
ケアマネ介護福祉士はこのニュースについてどう思う?もしかして処遇改善加算はこのまま段階的になくなる?
処遇改善加算は無くなって、基本給に組み込まれるのが本当は理想ですね…。
同じ給料20万円でも、
10万円+処遇改善5万円+通勤費等
よりも
15万円+通勤費等
の方が、ケガや病気をした時に保証される傷病手当の金額が違いますし、会社がつぶれてしまった時、辞めて新たな職を探すまでの失業手当も大きな差が出てきます。
基本給によって算出されるため、同じ給料20万円でも大きな差になってきます…。
まあ多分処遇改善無くして、基本給上げろなんて言ってもその通りにならないのはわかりきっていますがね…。
あくまでもケアマネ介護福祉士個人的な理想の社会についてと言うただの戯言ですね…。
でもいつか、そんな社会になるよう、皆さん選挙は行きましょう…。
良いこと言ってる人に投票して、投票した人が言ったことをちゃんとやっているかを確認するのが一応国民の権利&義務ですから…。
このブログは医療福祉、障害分野に関わるニュースを毎日更新しています。時折政治的な事も言いますが、私は無派閥ですので反論異論や間違いの指摘を受けても勉強だと思って真摯に受け止めますので、ぜひはてなブックマークがてらコメントを残していってくだされば幸いです。
ココからはブログのお知らせ⇓⇓
私と直接お話したい、介護の相談、悩みを解決して欲しい。暇だから相手をして欲しいと言う変人さんはhttps://profile.coconala.com/users/1525418 【公式】ケアマネ介護福祉士さん(ケアマネ ソーシャルワーカー 介護福祉士)のプロフィール | ココナラにて三本木として受け付けていますので宜しければ覗いて見て下さい。
宜しければこちらもポチッとお願いします。
ちなみに私はここで転職したら120万年収アップしました。転職したくない職場にまだ巡り会っていない方、本気で転職考えている人は今すぐクリック ⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇
介護にも、育児にも、一人暮らしにも、ダブルケアにも最強の私が名前を付けてこよなく愛用するナンバーワン家電はコチラ
⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇
長年使い続ける愛用機種がパワーアップした私も持っていない超絶豪華版はこちらをクリック
⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇⬇