『何かおかしいと』感じたら報告しろってさ?全部おかしい介護業界…
新型コロナウイルスに感染して重症化する人をできるだけ減らそうと、よりリスクの高い高齢者が多く生活している介護施設の対策に力を入れている厚生労働省は、クラスターを早期に見つける取り組みに関する新たな通知を20日に発出した。
「普段とは何か違う状況に気付いた場合に報告を行うことが重要」と説明。
現場の関係者へ改めて周知して欲しいポイントとして、以下の3点を列挙している。
○ 管理者が中心となり、毎日の検温や食事の際の体調確認などを行うことにより、日頃から利用者の健康状態、変化の有無などに気を配ること
○ 管理者は、日頃から職員の健康管理に留意するとともに、職員が体調不良を申し出やすい職場の環境作りに努めること
○ 感染が疑われる人がいる場合、あるいは体調不良を訴える職員が増えたなど「何かおかしい」と感じた場合は、医療機関や受診・相談センター、保健所、指定権者などに速やかに報告すること
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何かおかしいと思ったら保健所に報告?そんなことしませんよ?
厚労省は注意喚起を促したことにより、
『自分たちの責務は行った。』
報告しない高齢者施設が悪いんだ。
という方向にでも持っていきたいのでしょうかね…。
しかもかなり抽象的に
『何かおかしいと思ったら…。』
って…。
なぜ報告を行わないのかその理由を解説していきましょう。
かかりつけ医が忖度して判断しないから…
特別養護老人ホームにはかかりつけ医がいて、老健には勤務している医師がいます。
その医師たちが、何らかの忖度をして明らかな異常があっても大事にしない事は介護あるあるです。
例えば、よくある事例…。
インフルエンザ流行時期に入居者している方々の発熱者がとんでもなく大量に出た…。
職員の何名かはインフルエンザで休んでいる…。
誰がどう考えても名状況ですが、
忖度してしまう医師だと…。
『インフルエンザテストは患者の負担にもなるし、費用も掛かるだろうから…。』
と検査はせず、
『流行時期だから予防のためにタミフル飲んでおいてもらおうか…。』
と、タミフルを処方…。
皆さんは信じられますか?
通常の考えであれば信じられないかもしれませんが、ある程度長く働いている介護職員はあるあるなのではないでしょうか?
そんな忖度が横行している介護業界で、イチイチ小さな異常を保健所に報告する施設は存在しません…。
本当に切羽詰まってどうしようもなかったり、内外から告発や噂話が立ってもう言い逃れできない状態になってからでないと相談にはいきませんよね…。
何かあったらってどんな線引きがあるんですか?
これも線引きがありませんよね…。
更に言えば、職員の感染が分かったら職員、利用者さん税員の検査を行うように厚労省は結構前から呼びかけています…。
(詳しい記事はコチラ⇓⇓)
つまり、職員が発熱して、病院へ駆け込む…。
陽性反応が出て、保健所が介入…。
この時点で厚労省の推定している
『何かあったら…』
はおそらくとっくに通り過ぎている事案でしょう…。
という事は、厚労相が推進しようとしているのはこれよりもっと前…。
その割に呼び掛けだけで、規定はない…。
では、管理者はどのくらいの事案で相談すればいいんでしょうか…。
初期段階で、『何か』が起こるとすれば、
『うちの職員の○○さんが、ちょっと咳き込んでいる。』
『うちの職員の○○さんが、鼻水すすりながら仕事をしている。』
こんなことを報告しろというのであればもちろん毎日報告するようですよね…。
超絶非効率な上に非現実的でしょう…。
じゃあもう一段階上げると
『うちの○○さんが今日体調不良で休みました。』
これも非現実的…。
『うちの去年通して1日も体調不良で休まなかった職員の○○さんが体調不良で休みました…。』
この辺でようやく現実的なラインになってきたかもしれませんが、大規模な法人さんになると、そんなことをイチイチ確認できないくらいの規模かも知れません…。
いくら連絡体制を構築していても、管理者まで上がってくるのは時間がかかるでしょう…。
その頃にはちょっとした惨事になっているかもしれません。
更に、『何かあったら』に該当していると私個人は思いますが、コレが保健所へ報告が必要なレベルかと問われれば、自分から保健所に連絡はしないですね…。
100%行わないです…。
ただこれも、2~3日様子を見れればいいのでしょうが、そうやって、
『ちょっと様子を見ようかな?』
なんてやってるとあっという間にクラスターだから
『何かあったら報告をしろ』
っていう事なのでしょう…。
結構難しい問題ですね…。
体調不良を言いやすい環境を作れだと?
厚労省の通達では
『管理者は、日頃から職員の健康管理に留意するとともに、職員が体調不良を申し出やすい職場の環境作りに努めること』
との事ですが、実際は難しいですよね…。
介護職員の人数は少ないんですよ?
ただでさえ、シフトが回らなくてん手古舞な状況のの中で、休みを言うのは結構しんどいですよね…。
まして、
『何かおかしい』
と感じた程度で休むのはおかしな話であって、
『ガンガンに熱があるので休みます』
じゃないと休めないのが現状です…。
倦怠感や不快感等の不定愁訴に近い
『なんとなく普段と違う』
程度では介護職員は休めません…。
感染者第一号=退職ですよ?
新型コロナウイルスを施設内に用いれてしまったなんて事が発覚したら、相当言われるでしょうね…
とてもその職場に復帰できないかもしれません…。
よほど厚顔無恥でない限り
『あなたが新型コロナウイルスを持ってきたおかげで私達は大変で仕方なかったの』
そんなオーラが他の職員からでちゃうでしょうね…。
インフルエンザや疥癬が流行する冬場によくみられる光景です。
その視線に耐え切れず、辞めていった職員は何人かどころではなく、結構な人数を私は見てきましたね…。
ケアマネ介護福祉士的『何かあったら』保健所等へ報告について
インフルエンザや疥癬程度の感染症ですらそんな感じですからこの確固たる治療方法がなく、メディアで毎日報道されている新型コロナウイルスを施設内に持ち込んだ疑惑をかけられたらもうその法人では働けないどころか、近隣施設もうわさが広まって、働けなくなるでしょう…。
この辺も介護業界の闇ですね…。
厚労省は無駄な呼びかけをするくらいであれば、一刻も早く報告義務のボーダーを選定するべきだと思うのですが…。
厚労省としても
『必死に呼びかけた』
という体裁を保ちつつクラスターの発生はなるべく避けたいから隠せるものなら隠したい…。
そんなムリゲーな思惑が見え隠れしている状況でしょうかね…。
重症化のリスクを抱える高齢者が多い福祉施設に早い所ワクチン接種を促すのが一番なのでしょうが、安全性を確保するのも難しい…。
そんな状況の中で、GoToキャンペーンや、来るべきオリンピック…。
大変でしょうがこの国難を乗り切る試案を是非巡らせてほしい所です…。
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