「転倒や誤嚥は事故なのか?」 介護施設の団体が問題を提起
昨今、転倒による事故640万円の賠償金が発生したり、看護師個人が訴えられたりの介護業界。裁判沙汰になり、職員の危機感を募らせていることに対して、介護施設団体が発言したことに対する記事になります。
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「転倒や誤嚥は事故なのか?」 介護施設の団体が問題を提起 | articles | 介護のニュースサイトJoint
記事内容を要約
①社会保障審議会、介護保険分科会において、経営者で構成される団体から提言
②「転倒や転落、誤嚥を事故と認定することについて少し意見を言いたい。例えば、認知症で危険の意識がなく歩行能力も衰えている方などが転倒されるということは、もう事故ではなく老年症候群の1つの症状ではないかと思う」
と老健協会会長が苦言を呈した。
③つい最近起きたドーナツ事件
詳しくはコチラ⇓⇓
この事件を例に挙げて、画期的な判決だった。
と称賛を上げる一方で、施設側が敗訴している事例が多いことを上げている。
敗訴した事例としてはコチラ⇓⇓
ケアマネ介護福祉士的考察
転倒と誤嚥は事故なのか?根底を揺るがす経営陣のコメント
介護職員としてはビックリな発言ですよね?
上司から利用者さんが転倒したときはできるだけ詳しい状況や予防策を考えて事故報告書を作る。
どれだけの職員が事故報告書のためにサービス残業したことでしょう?
正直な話働いていたことのある職員さん結構身に覚えありませんか?
『勝手に歩いて、勝手に転んだのに対策も何も…。
『でも書かないと帰れませんよ?』
『対策を打ち出さないとこのユニット会議終わりません。』
結構あるあるじゃあないですか?
今回のコメントによって、こんな不毛な世の中が壊れてくれれば…。
更に言えば、訴訟が起き無くなれば介護も少し安心して仕事が行えるのではないでしょうか?
これからの介護が変わるかもしれない?
そんな世の中を期待しつつこの世の中の流れを追っていきたいと思います。
これから介護職に就く新人さんが安心して働けるように…。
事故がない介護は難しいにしても、
事故が起こりにくくなって、事故によって介護職員が苦しませられる世の中が無くなるよう、各協会の皆さんに動いていただければ幸いです。
大規模法人の施設側は保険で賄うにしても、個人で創設した法人さんや事業所さん…。
働いている一職員には、転倒や誤嚥のような一種の防ぎようのない事案を世間や行政、裁判官がどう扱うかによって、大きく未来が変わっていきます。
敗訴する法人が多い中、個人が訴えられて勝訴する事案も出てきたことは本当に追い風にはなっています。
ただ、裁判に出廷した個人の職員さんはものすごい苦労と今後も風評的な被害は続くと思います。
逆にお金貰いたいくらい精神的にも参っていると思います。
そんな中戦い抜いてくれたことは本当にうれしい限りですがもうこれ以上はやめてほしい。
個人を相手取った裁判が起きないことを願います。
弁護士さんもお仕事がなくて
『法人』『個人』
を相手取っての裁判を起こすことにより手数料を稼ぎたい気持ちもわかります。
現行だと勝訴の見込みもあるから裁判を起こすのでしょう?
大概敗訴で裁判を起こす価値が無いと世の中が認識してくれればいいのですが…。
多くの判例を作ってその世の中にするには数多くのスタッフを苦しめ、離職させる原因を作ってしまいます。
裁判をしなくても、
『故人は過失で亡くなった』
のではなく、
『天命だった』
と思えるくらいの介護業界ができるように願いつつ私も精いっぱい頑張ります。
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