ケアマネ介護福祉士のブログ

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介護離職は誰も得をしない。 その理由とは?①


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介護離職は誰も得をしない。その理由とは?

 

両親の介護の為に仕事を辞める。最近の国会でも社会的損失が大きいためなんとか食い止めようと国も政策を打ち出している最中ですね。私は長年この業界に勤めており、施設、在宅の酸いも甘いもある程度見てきました。
はっきりと申し上げます。すごく大事な話です。

介護するために仕事を辞めて、誰も得しません。急に仕事を辞めて介護をすると決断した方は100%失敗します。家族や親戚、全員でそういう日が来ると覚悟を持って仕事を辞めたわけではなく、誰も面倒を見る人が居ないから私が仕事を辞めて面倒見ます。なんて方は100%失敗します。事前の準備があってもまず不可能です。

親孝行が出来たとあなたが最後に喜ぶかもしれませんが、多くの場合ホッとしたほうが強いかもしれません。でも、これが今の現実です。


具体的に仕事を辞めてはいけない理由を説明していきましょう。

 

介護離職は誰も得をしない。その理由とは?

 

 

1 金銭面
当たり前ですが、仕事を辞めての介護はよほどのブラック企業に勤めていない限り収入があった方がいいです。上位所得者以外は基本90%介護保険で賄えるため、分かりやすいところで、看護師さんとヘルパーさん2人を家まで呼び寄せます。30キロ以上はあろう風呂桶をマンション(階段しかなくても頑張ります。)の部屋まで運び入れ、お湯が溜まるまでの間に対象者の体温、血圧を測り、服を脱がせ、体中の皮膚状態を観察し、全身洗って、乾かしてオムツを装着し、服も着せてくれてまたベッドに戻してを1時間付きっ切りで面倒見てくれて1300円ちょっとです。
デイサービスなんかは1日いっぱい送迎付きで食事代を考えなければ500円前後です。食事を食べても1200円前後でしょう。

つまりあなたの日給が最低賃金をはるかに下回る仕事でない限り、介護にお金がかかるからやめたほうがいい。は成立しません。
更に仕事を辞めると、あなたが介護される場面で、年金額が少なくて肝心のサービス費を負担させる事になりかねません。あなたの自己満足の為にあなたの世話をする人が金銭の負担を被る可能性があります。
移動時間を考えると1時間以上は対象者にかかっています。
1300円払っても看護師さんの時給すらまかなえません。
介護保険がどれだけ有能か(高い保険料を長年納めている事に対する費用対効果自体は疑問視せんのか?)分かると思います。

90%オフなんて現役労働者の医療保険(3割)よりも控除されています。半額ワゴンセールでいらないものを買ってしまうあるあるの方は90%オフですから使わないかもしれないけど安いから。あったら便利。と思って不用品を買った気になったら便利すぎて手放せなくなる事間違い無いです。

介護保険は限度額ぎりぎりまで使って仕事したほうが金銭的に絶対有利です。

 

介護離職は誰も得をしない。その理由とは?

 

2 精神面


介護離職した方は「仕事まで辞めたのだ。サービスに頼らず介護をしなければならない。」と皆さん思います。これこそが大きな間違いです。
例を挙げると「仕事を辞めたのだから、自給自足で、光熱費のみにしか現金は使わない。」と叫んでいるのと変わりません。
介護は農業と一緒で、やる気になれば(なんでもそうだろうに)自分で出来るでしょうが、簡単に成果は上がりません。家庭菜園ですら天候によっては上手く育たなかったり、気候によっては通年食べられなかったりします。
最近介護施設での事件がニュースに取り上げられますが、事件を起こした人たちでも数年から数十年の介護経験と、規定の賃金を頂いています。世間上プロの人たちですら苦難、苦悩する仕事を何の経験も無しで挑むのは無謀であり、その被験者にされるあなたにとって大切な人は本当に幸せになれますか?
更に大きいのは介護職員でも『基本8時間労働』です。それに対して介護離職してサービスを使わないと決めているあなたは『基本24時間365日勤務』の『体調不良等による欠勤は禁止』の、体調が悪くても船が沈まないように舵を切るオンボロ漁船の新米一人船長さんです。
プロですら8時間行って給料までもらっているのに、事件を起こしたり、体を壊したり、精神を病んだりする職業です。
大切な親族のためと思って介護を始めても、加齢や認知症、その他の病気により見た目は大切な親族なのに、中身は全く違う別人のようになってしまいます。

そんな中、すっかり変わってしまった大切な人かも疑いたくなる状況に陥ったとき、あなたは無償の愛を注げますか?

育児と介護は同じ様なものだからと考える方もいます。技術や基本的に行わなければいけない事は通じるものがありますが、精神面では全く違います。
子供は一般的にすくすく成長し、やがて手がかからなくなり、愛情を持って育てていく方が一般的です。
介護は一般的にガクガク衰退し、やがて手に負えなくなり、憎悪を抱いていく(ほんとうに一般的か?言い過ぎではないのか?)方が一般的です。
憎悪を抱くのは介護が上手く出来ない自分自身へ?話が理解できなくなった大切な人へ?助けてくれない周りへ?頑張っているあなた自身によって大きく変わりますが、決して良い感情ではありません。あなたの頑張りはあなたの大切な人へ無理をさせていませんか?
いざサービスを導入すると「ヘルパーさんとか息子がやると何ともないのに私がやると痛がったり嫌がったりするのよ。弱っても私に嫌がらせするのね。」
なんて言葉も聞きます。
これは嫌がらせではなく多くは事実です。娘や息子が献身的に介護をしていると本人にも気持ちが伝わり、痛いけど無理しているのです。言わないだけ。
文句を言いやすい立場の人だから文句を言ってしまうだけ。
なぜならスタッフは痛くないように長年の技術や勉強したボディメカニクスを使っているから。

勿論例外もあります。ガン末期や、余命幾許も無い時、家族が介護をやった。悔いなく見送る事ができた。そう思える事は残された家族にとってすごく大きいです。ですが、家族だけでの介護が長引くと、達成感より、介護が終わる安心感が強かったりします。それでは誰も幸せを感じないかもしれません。

介護サービスを導入するのは大切な人に幸福を授けるためです。あなたの負担が減ると大切な人の笑顔が増えます。あなたは体を張って介護を頑張るのではなく、側で寄り添う事です。
介護を苦痛に感じた時点で、サービス導入は必須です。あなた以上に大切な人は苦痛を感じているのです。
楽しく最期までやってのける人がいるのもまぎれも無い事実ですが、私を含め多くの方はそうでないと思います。
そうでなければ介護サービスは創設されなかったでしょうから。
寂しい現実はこの辺にして、介護サービスを使いながら、みんなで楽しく過ごしましょう。(誰が暗くしたのだろうな。責任を持ってそうならないための手段を伝えるべきなのがお前の業務だろう?)

長くなりますので続きは後編で。

 

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